化粧品業界1位と4位の、資生堂とポーラオルビス。人生計画にどれだけ違いがある?初任給から老後資産まで(2018年版)

株式会社ポーラ・オルビスホールディングス(以下ポーラ)と株式会社資生堂(以下資生堂)、は共に化粧品で有名です。
またCSR企業総覧による女性管理職が多い50社ランキングに両社が入っています。

ポーラと資生堂の給与比較をするうえで以下のポイントに絞って行いたいと思います。

ポイントは4つ

  1. 初任給
  2. 年齢ごとの給与水準
  3. 生涯給与
  4. 役員報酬

サラリーマンとして一生をこの会社で過ごし、役員までに到達した場合の報酬の差を見て化粧品業界の人生の損得勘定を見ていきたいと思います。

 

 

それぞれの特徴


【株式会社ポーラ・オルビスホールディングス】
株式会社ポーラ・オルビスホールディングスは1929年創業、2006年設立、東京の西五反田に本拠を置くの日本の化粧品メーカーです。

化粧品業界売上高第4位です。
高級品のポーラと通信販売、店舗販売のオルビスの2つのブランドを中心に主にビューティケア事業を展開しています。
以下のセグメントとブランドがあります。

基幹ブランド

  • POLA
  • ORBIS

海外ブランド

  • Julique
  • H2O PLUS

育成ブランド

  • THREE
  • DECENCIA
  • ORLANE

 

【株式会社資生堂】
株式会社資生堂は1872年創業、1927設立の東京の銀座に本拠を置く日本の化粧品メーカーです。
グループ会社数85社あり、約120の国と地域に展開しています。海外展開に積極的で、研究開発拠点8ヶ所、生産拠点11ヶ所あり、グループ全体の売上に占める日本での売上は42.9%と半分以下です。
その日本での化粧品業界での売上高は1位です。
主なブランドとして以下のものがあります。

  • SHISEIDO
  • クレ・ド・ポーボーテ
  • ベアミネラル
  • NARS
  • TSUBAKI
  • エリクシール
  • マキアージュ
  • ベネフィーク
  • オプレ
  • Dolce&Gabbana

 




業績は?


業績も比べておきましょう。

【連結決算:平成29年3月の業績】 (単位円)

ポーラ
会社
資生堂
2,185億
売上高
8,503億
2,148億
前年
7,631億
1.7%
対前年度比
5.5%
271億
経常利益
368億
174億
当期純利益
321億
146億
包括利益
90億
81.0%
自己資本比率
78.9%

売上高は資生堂がポーラを上回り、その差は6,318億円です
経常利益でも資生堂がポーラを上回り、その差は97億円です。
成長率はポーラの1.7%のに対し資生堂は5.5%とこちらも資生堂が上回ります。

売上、利益、成長率で資生堂という結果になりました。

 

初任給


これからの就職する方のために初任給制度を掲載しておきます。 それぞれのグループ内の銀行の初任給を比較します。

【共に2016年実績から、 初任給(単位:円)】

ポーラ
学歴
資生堂
記載なし
博士了
265,000
記載なし
修士了
235,000
247,000
大学卒
215,000
記載なし
短大・専門・高専卒
195,000

共に総合職の場合です。ポーラは大学卒のみ記載があります。

比較が出来る大学卒ではポーラが32,000円上回ります。

 

年齢ごとの給与


有価証券報告書の情報から取得できる情報は以下のようになっています。

【平成29年3月決算の比較】

従業員数(単体) 従業員数(連結) 平均年齢 平均勤続年数 平均年間給与(千円)
ポーラ 115 3,847 41.4 4.0 8,059
資生堂 2,811 36,549 41.4 17.3 7,177

 

従業員数は単体でも連結でも資生堂がポーラが上回ります。その差は単体で2,696人、連結で32,702人です。
平均年齢は同じで、勤続年数は資生堂が13.3歳高いです。
平均年間給与はポーラが88.2万円多いです。

 

【年代別推定年収:単位千円】

年齢 ポーラ 資生堂 差額(ポーラベース)
25 5,383 4,948 435
30 6,300 5,869 431
35 7,057 6,464 593
40 7,825 7,004 821
45 8,529 7,560 968
50 8,831 8,060 771

(両者とも平均年間給与は、賞与及び超過勤務手当を含みます。)
こちらからほかの企業も検索⇒企業シムラ―検索

 

全ての年齢層でポーラが資生堂を上回ります。
30歳時が一番差が小さく43.1万円、45歳時が一番差が大きく96.8万円の差があります。

これらの数値は有価証券報告書から平均年齢、平均年収等を取得し計算をしております。
給与カーブの形状等は統計局の産業別のカーブ構造を反映させております。
2社で同じ業種のため上昇率は同じ数字を使っています。

生涯給与


この年収で生涯もらえる給与を計算します。
生涯給与といってサラリーマンとしての収入の総額です。
副業等一切なくこの会社からのみの収入です。

 

会社名 生涯給与
ポーラ 2億8,596万円
資生堂 2億6,100万円

企業シムラ―検索

 

ポーラが資生堂を2,496万円上回っています。

 

 

 

役員報酬


取締役の報酬を見て、社内で成功して偉くなった場合にどれだけの報酬がもらえるのかをイメージしてください。

会社名 役員数 役員報酬
(百万円)
役員賞与
(百万円)
オプション
(百万円)
退職金

(百万円)

1人あたり総報酬
(百万円)
ポーラ
7 219 38 32 0 41.3
資生堂
3 224 120 50 0 131.3

資生堂がポーラよりも1人当たりの報酬額(年額)では9,000万円多いです。

 

生涯で形成する資産


生涯で形成される資産はいくらになっているかを計算してみました。
両者とも平均的な支出を一生続けたとしてどれくらいの資産が65歳、85歳のときに残っているかを推計します。

両社共に31歳の方を例に計算を行います。

結果はミライズ(人生計画システム)で計算すると以下のようになりました。

 

ポーラ 資生堂 差額(ポーラベース)
65歳 4,205万円 3,839万円 366万円
85歳 2,970万円 2,988万円 -18万円

65歳時ポーラが366万円(貯蓄可能額が)上回ります85歳時には逆転して資生堂が18万円上回ります。
これはポーラの支出が資生堂を上回る、つまりよりよい生活を送っているためです。

しかし両者とも安定的な老後が約束されているようです。
(当システムでは85歳でプラスになっていることを一つの目標にしています。)

 

ポーラ五郎(32歳)

資生堂 五郎(32歳)

ポーラVS資生堂

 

しかし使いすぎや、病気、運用の失敗(シミュレーションでは預金しかつかっていません。)で大きく異なることになります。

左がポーラの方、右が資生堂の方です。32歳には五郎と名前がついています。(全企業共通ルール)

システムへ移動してほかの企業も見てみる。⇒ 企業シムラ―検索




結論


纏めると以下のような結果です

  • 初任給は比較が出来る大学卒ではポーラが上回ります。
    差額は32,000円です。
  • 平均年間給与はポーラが88.2万円多いです。
  • 年齢層別給与では全ての年齢層でポーラが資生堂を上回ります。
    30歳時が一番差が小さく43.1万円、45歳時が一番差が大きく96.8万円の差があります。
  • 生涯年収(従業員として)はポーラが2,496万円多いです。
  • 役員報酬は資生堂が1人当たりの報酬額(年額)で9,000万円多いです。 
  • 老後の資産額では85歳時に資生堂が18万円多いです。

初任給、平均年間給与、年齢層別給与、生涯年収、でポーラが上回り、老後の資産は65歳時はポーラが上回っていましたが、役員報酬、85歳時の資産では資生堂が逆転して上回りました。
老後の資産が65歳から85歳で逆転していますが、これはポーラの支出が資生堂を上回る、つまりよりよい生活を送っているためです。
そのため今回ポーラの勝ちとします。

ミライズでは今後も様々な企業の人生比較を行っていきます。

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