女性管理職が多い化粧品メーカー2社、ファンケルとシーボン。人生計画にどれだけ違いがある?初任給から老後資産まで(2018年版)

株式会社ファンケル(以下ファンケル)と株式会社シーボン(以下シーボン)、は共に化粧品で有名です。
またCSR企業総覧による女性管理職が多い50社ランキングに両社が入っています。

ファンケルとシーボンの給与比較をするうえで以下のポイントに絞って行いたいと思います。

ポイントは4つ

  1. 初任給
  2. 年齢ごとの給与水準
  3. 生涯給与
  4. 役員報酬

サラリーマンとして一生をこの会社で過ごし、役員までに到達した場合の報酬の差を見て化粧品業界の人生の損得勘定を見ていきたいと思います。

 

 

それぞれの特徴


【株式会社ファンケル】
株式会社ファンケルは1981年設立、横浜に本拠を置くの日本の化粧品メーカーです。

化粧品、健康食品の研究開発、製造だけではなく販売まで一貫して行っています。
以下の事業をファンケルのブランドで行っています。

  • 化粧品事業
  • サプリメント事業
  • 発芽米事業
  • 青汁事業
  • 肌着事業

ファンケル以外にアテニア、ボウシャのブランドもあります。

 

【株式会社シーボン】
株式会社シーボンは1996年設立、川崎市宮前区に本拠を置く日本の化粧品メーカーです。
スキンケア商品を中心とした化粧品の製造及び研究開発と直営の専門店で販売しています。
会員制度を導入していて、化粧品を販売するだけではなく、化粧品の購入金額に応じ、東洋式美顔マッサージなどのアフターサービスを提供する独自のビューティシステムを採用しています。
CSR企業総覧による女性管理職が多い50社ランキングで2年連続で1位になっています。




業績は?


業績も比べておきましょう。

【連結決算:平成29年3月の業績】 (単位円)

ファンケル
会社
シーボン
963億
売上高
125億
909億
前年
128億
5.9%
対前年度比
-2.3%
23.8億
経常利益
3.7億
51.5億
当期純利益
1.7億
83.6%
自己資本比率
78.9%

売上高はファンケルがシーボンを上回り、その差は838億円を超えます
経常利益でファンケルがシーボンを上回り、その差は20.1億円です。
成長率はファンケルが5.9%のに対しシーボンはマイナス2.3%とこちらもファンケルが上回ります。

売上、利益、成長率でファンケルという結果になりました。

初任給


これからの就職する方のために初任給制度を掲載しておきます。 それぞれのグループ内の銀行の初任給を比較します。

【ファンケルは募集要項から、 初任給(単位:円)】

ファンケル
学歴
シーボン
217,000
大学院了
205,000
206,000
大学卒
205,000
183,000
短大・専門・高専卒
205,000

シーボンは学歴に関係なく初任給は一律です。

大学院了、大学卒ではファンケルが上回りますが、短大・専門・高専卒ではシーボンが上回ります。
差額は大学院では12,000円、大学卒では1,000円、短大・専門・高専卒では22,000円です。

 

年齢ごとの給与


有価証券報告書の情報から取得できる情報は以下のようになっています。

【平成29年3月決算の比較】

従業員数(単体) 従業員数(連結) 平均年齢 平均勤続年数 平均年間給与(千円)
ファンケル 743 1,278 39.3 12.1 5,461
シーボン 1,096 1,096 35.2 8.6 4,079

 

従業員数は単体ではシーボンが連結ではファンケルが上回ります。その差は単体で353人、連結で182人です。
平均年齢はファンケルが4.1歳高く、勤続年数はファンケルが3.5歳高いです。
平均年間給与はファンケルが138.2万円多いです。

 

【年代別推定年収:単位千円】

年齢 ファンケル シーボン 差額(ファンケルベース)
25 3,905 3,113 792
30 4,632 3,693 939
35 5,102 4,068 1,034
40 5,528 4,407 1,121
45 5,967 4,757 1,210
50 6,361 5,072 1,290

(両者とも平均年間給与は、賞与及び超過勤務手当を含みます。)
こちらからほかの企業も検索⇒企業シムラ―検索

 

全ての年齢層でファンケルがシーボンを上回ります。
25歳時が一番差が小さく79.2万円、50歳時が一番差が大きく129万円の差があります。

これらの数値は有価証券報告書から平均年齢、平均年収等を取得し計算をしております。
給与カーブの形状等は統計局の産業別のカーブ構造を反映させております。
2社で同じ業種のため上昇率は同じ数字を使っています。

生涯給与


この年収で生涯もらえる給与を計算します。
生涯給与といってサラリーマンとしての収入の総額です。
副業等一切なくこの会社からのみの収入です。

 

会社名 生涯給与
ファンケル 2億600万円
シーボン 1億6423万円

企業シムラ―検索

 

ファンケルがシーボンを4,176万円上回っています。

 

 

 

役員報酬


取締役の報酬を見て、社内で成功して偉くなった場合にどれだけの報酬がもらえるのかをイメージしてください。

会社名 役員数 役員報酬
(百万円)
役員賞与
(百万円)
オプション
(百万円)
退職金

(百万円)

1人あたり総報酬
(百万円)
ファンケル
10 275 0 79 0 35.4
シーボン
5 138 1 0 0 27.8

ファンケルがシーボンよりも1人当たりの報酬額(年額)では760万円多いです。

 

生涯で形成する資産


生涯で形成される資産はいくらになっているかを計算してみました。
両者とも平均的な支出を一生続けたとしてどれくらいの資産が65歳、85歳のときに残っているかを推計します。

両社共に31歳の方を例に計算を行います。

結果はミライズ(人生計画システム)で計算すると以下のようになりました。

 

ファンケル シーボン 差額(ファンケルベース)
65歳 3,120万円 2,599万円 521万円
85歳 2,765万円 2,795万円 -30万円

65歳時ファンケルが521万円(貯蓄可能額が)上回ります85歳時には逆転してシーボンが30万円上回ります。
これはファンケルの支出がシーボンを上回る、つまりよりよい生活を送っているためです。

しかし両者とも安定的な老後が約束されているようです。
(当システムでは85歳でプラスになっていることを一つの目標にしています。)

 

ファンケル五郎(31歳)

シーボン 五郎(31歳)

ファンケルVSシーボン

 

しかし使いすぎや、病気、運用の失敗(シミュレーションでは預金しかつかっていません。)で大きく異なることになります。

左がファンケルの方、右がシーボンの方です。31歳には五郎と名前がついています。(全企業共通ルール)

システムへ移動してほかの企業も見てみる。⇒ 企業シムラ―検索



結論


纏めると以下のような結果です

  • 初任給は大学院了、大学卒ではファンケルが上回りますが、短大・専門・高専卒ではシーボンが上回ります。
    差額は大学院では12,000円、大学卒では1,000円、短大・専門・高専卒では22,000円です。
  • 平均年間給与はファンケルが138.2万円多いです。
  • 年齢層別給与では全ての年齢層でファンケルがシーボンを上回ります。
    25歳時が一番差が小さく79.2万円、50歳時が一番差が大きく129万円の差があります。
  • 生涯年収(従業員として)はファンケルが4,176万円多いです。
  • 役員報酬はファンケルが1人当たりの報酬額(年額)で760万円多いです。 
  • 老後の資産額では85歳時にシーボンが30万円多いです。

短大・専門・高専卒以外の初任給、平均年間給与、年齢層別給与、生涯年収、役員報酬、でファンケルが上回り、老後の資産は65歳時はファンケルが上回っていましたが、85歳時ではシーボンが逆転して上回りました。
老後の資産が65歳から85歳で逆転していますが、これはファンケルの支出がシーボンを上回る、つまりよりよい生活を送っているためです。
そのため今回ファンケルの勝ちとします。

ミライズでは今後も様々な企業の人生比較を行っていきます。

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