グループ企業で、それぞれマヨネーズとジャムで有名なキユーピーとアヲハタ。人生計画にどれだけ違いがある?初任給から老後資産まで(2017年版)

キユーピー株式会社(以下キユーピー)とアヲハタ株式会社(以下アヲハタ)、は共に食品メーカーとして有名で、歴史的に兄弟的な関係で、今はキユーピーがアヲハタの親会社です。

キユーピーとアヲハタの給与比較をするうえで以下のポイントに絞って行いたいと思います。

ポイントは4つ

  1. 初任給
  2. 年齢ごとの給与水準
  3. 生涯給与
  4. 役員報酬

サラリーマンとして一生をこの会社で過ごし、役員までに到達した場合の報酬の差を見て食品業界の人生の損得勘定を見ていきたいと思います。

 

 

それぞれの特徴


【キユーピー株式会社】
キユーピー株式会社は東京の渋谷に本拠を構える、1919年設立の食品メーカーです。
マヨネーズで有名ですが、タマゴ事業、サラダ・惣菜事業、ファインケミカル事業、物流システム事業なども行っています。
調味料事業が売上に占める割合は26%です。
マヨネーズは発売から90年経っていますが、その間24回値下げをし、13回値上げをしています。
現在9カ国で事業を展開しています。

【アヲハタ株式会社】
アヲハタ株式会社は広島県竹原市に本拠を置く、1932年創業、1948年設立の食品メーカーです。
缶詰・ジャムで有名です。
家庭用瓶詰めジャム市場で約50%のシェアを持っていて、低糖度ジャムでは70%のシェアを持っています。
2014年12月にキユーピーの連結子会社になっています。



業績は?


業績も比べておきましょう。

【単体決算:平成28年11月の業績】 (単位円)

キユーピー
会社
アヲハタ
5,532億
売上高
244億 (225億)
5,498億
前年
226億
0.6%
対前年度比
7.9% (-0.3%)
314億
経常利益
7.5億
171億
当期純利益
4.7億
55.1%
自己資本比率
65.5%

アヲハタは決算期が28年は10月から11月に変わったため13ヶ月分の数字になっています。
売上高と前年比にはカッコ内に12/13した数値を入れてあります。
売上高はキユーピーがアヲハタの20倍以上あり、その差は5,300億円ほどです。
経常利益でもキユーピーがアヲハタを大きく上回り、その差は300億円を超えます。
成長率はキユーピーが0.6%のに対しアヲハタは7.9%ですが、アヲハタは12ヶ月換算にするとマイナス0.3%です。

売上、利益、成長率でキユーピーという結果になりました。

初任給


これからの就職する方のために初任給制度を掲載しておきます。 それぞれのグループ内の銀行の初任給を比較します。

【共に2018年募集要項より 初任給(単位:円)】

キユーピー
学歴
アヲハタ
222,300
大学院了
213,000
207,500
大学卒
205,800
179,400
高専卒
募集なし

アヲハタは高専卒の募集はありません。
またジェネラル系の初任給です。
比較が出来る大学卒ではキユーピーが1,700円上回ります。
大学院卒ではキユーピーが9,300円上回ります。

年齢ごとの給与


有価証券報告書の情報から取得できる情報は以下のようになっています。

【平成28年11月決算の比較】

従業員数(単体) 従業員数(連結) 平均年齢 平均勤続年数 平均年間給与(千円)
キユーピー 2,510 14,095 38.7 13.7 6,027
アヲハタ 340 520 38.6 14.9 5,035

 

従業員数はアヲハタが上回ります。その差は単体で2,170人、連結で13,575人です。
平均年齢はほぼ同じでキユーピーが0.1歳高く、勤続年数ではアヲハタが1.2年長いです。
平均年間給与はキユーピーが99.2万円多いです。

 

【年代別推定年収:単位千円】

年齢 キユーピー アヲハタ 差額(キユーピーベース)
25 4,261 3,568 692
30 4,987 4,176 811
35 5,586 4,678 908
40 6,194 5,187 1,007
45 6,751 5,654 1,097
50 6,990 5,854 1,136

(両者とも平均年間給与は、賞与及び超過勤務手当を含みます。)
こちらからほかの企業も検索⇒企業シムラ―検索

 

全ての年齢層でキユーピーがアヲハタを上回ります。
25歳時が一番差が小さく69.2万円、50歳時が一番差が大きく113.6万円の差があります。

これらの数値は有価証券報告書から平均年齢、平均年収等を取得し計算をしております。
給与カーブの形状等は統計局の産業別のカーブ構造を反映させております。
2社で同じ業種のためカーブの上昇率は同じ数字を使っています。

生涯給与


この年収で生涯もらえる給与を計算します。
生涯給与といってサラリーマンとしての収入の総額です。
副業等一切なくこの会社からのみの収入です。

 

会社名 生涯給与
キユーピー 2億2,635万円
アヲハタ 1億8,956万円

企業シムラ―検索

 

キユーピーがアヲハタを3,679万円上回っています。

 

 

役員報酬


取締役の報酬を見て、社内で成功して偉くなった場合にどれだけの報酬がもらえるのかをイメージしてください。

会社名 役員数 役員報酬
(百万円)
役員賞与
(百万円)
オプション
(百万円)
退職金

(百万円)

1人あたり総報酬
(百万円)
キユーピー
12 363 83 0 0 37.2
アヲハタ
7 87 11 0 0 14.0

キユーピーがアヲハタよりも1人当たりの報酬額(年額)では2,320万円多いです。

 

生涯で形成する資産


生涯で形成される資産はいくらになっているかを計算してみました。
両者とも平均的な支出を一生続けたとしてどれくらいの資産が65歳、85歳のときに残っているかを推計します。

キユーピー、アヲハタの現在31歳の方を例に計算を行います。

結果はシミュライザー(人生計画システム)で計算すると以下のようになりました。

 

キユーピー アヲハタ 差額(キユーピーベース)
65歳 3,394万円 2,834万円 560万円
85歳 3,092万円 2,940万円 152万円

65歳時キユーピー560万円(貯蓄可能額が)上回ります。

これが85歳時152万円に縮まります。

しかし両者とも安定的な老後が約束されているようです。
(当システムでは85歳でプラスになっていることを一つの目標にしています。)

 

キユーピー五郎(32歳)

アヲハタ 五郎(32歳)

キューピーVSアヲハタ 2018-04-09 13.08.27

 

しかし使いすぎや、病気、運用の失敗(シミュレーションでは預金しかつかっていません。)で大きく異なることになります。

左がキユーピーの方、右がアヲハタの方です。32歳には五郎と名前がついています。(全企業共通ルール)

システムへ移動してほかの企業も見てみる。⇒ 企業シムラ―検索



結論


纏めると以下のような結果です

  • 初任給は大学卒、大学院卒共にキユーピーが上回ります。差額は大学卒で1,700円、大学院卒で9,300円です。
  • 平均年間給与はキユーピーが99.2万円多いです。
  • 年齢層別給与では全ての年齢層でキユーピーがアヲハタを上回ります。
    25歳時が一番差が小さく69.2万円、50歳時が一番差が大きく113.6万円の差があります。
  • 生涯年収(従業員として)はキユーピーが3,679万円多いです。
  • 役員報酬はキユーピーが1人当たりの報酬額(年額)で2,320万多いです。 
  • 老後の資産額では85歳時にキユーピーが152万円多いです。

平均年間給与、年齢層別給与、生涯年収、役員報酬、老後の資産全てでキユーピーがアヲハタを上回りました。

そのため今回はキユーピーの勝ちとします。

シミュライズでは今後も様々な企業の人生比較を行っていきます。

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