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タミフルを持つ中外製薬とバファリンを持つライオン。就職するならどちらがお得?(2018年入社版)

中外製薬株式会社(以下中外製薬)とライオン株式会社(以下ライオン)、は共に製薬会社です。

中外製薬 とライオンの給与比較をするうえで以下のポイントに絞って行いたいと思います。

ポイントは4つ

  1. 初任給
  2. 年齢ごとの給与水準
  3. 生涯給与
  4. 役員報酬

サラリーマンとして一生をこの会社で過ごし、役員までに到達した場合の報酬の差を見て製薬業界の人生の損得勘定を見ていきたいと思います。

 

 

それぞれの特徴


【中外製薬株式会社】
中外製薬株式会社は東京の日本橋、室町に本拠を置く、1925年創業、1943年設立の日本の製薬会社です。
国内の製薬会社売上高第6位です。
2001年12月にスイスのロシュ社と戦略的アライアンスを締結し、ロシュグループに入っています。
「がん」「骨・関節」「腎」等の分野を戦略的領域と位置づけています。
2004年12月に一般用医薬品事業をライオンに譲渡しています。
インフルエンザ治療薬として有名なタミフルを販売しています。

 

【ライオン株式会社】
ライオン株式会社は東京都墨田区に本拠を置く、1891年創業、1918年設立の日本の、医薬品、トイレタリー用品、化学品を取り扱う企業です。
扱っている事業は

  • オーラルケア分野
  • ビューティーケア分野
  • ファブリックケア分野
  • リビングケア分野
  • 薬品分野
  • その他の分野

があります。
歯ブラシで国内首位の売上があり、有名です。
また風邪薬のバファリンや殺虫剤のバルサンでも知られています。





業績は?


業績も比べておきましょう。

【連結決算:平成28年12月の業績】 (単位円)

中外製薬
会社
ライオン
4,917億
売上高
3,956億
4,988億
前年
3,787億
−1.4%
対前年度比
4.5%
744億
経常利益
263億
536億
当期純利益
160億
510億
包括利益
163億
80.1%
自己資本比率
50.0%

売上高は中外製薬がライオンを上回り、その差は961億円です。
経常利益でも中外製薬がライオンを上回り、その差は481億円ほどです。
成長率は中外製薬がマイナス1.4%のに対しライオンは4.5%とライオンが上回ります。

売上、利益、では中外製薬、成長率ではライオンという結果になりました。

初任給


これからの就職する方のために初任給制度を掲載しておきます。 それぞれのグループ内の銀行の初任給を比較します。

【両社ともに2018年度の募集要項から 初任給(単位:円)】

中外製薬
学歴
ライオン
291,600
博士卒
247,050
257,600
修士卒
233,990
230,000
学部卒
215,080

全ての学歴で中外製薬がライオンを上回っています。
博士卒で44,550円、修士卒で23,610円、学部卒で14,920円の差があります。

 

年齢ごとの給与


有価証券報告書の情報から取得できる情報は以下のようになっています。

【平成28年12月決算の比較】

従業員数(単体) 従業員数(連結) 平均年齢 平均勤続年数 平均年間給与(千円)
中外製薬 4,950 7,245 42.3 16.5 9,545
ライオン 2,510 6,895 43.0 19.8 7,184

 

従業員数は単体でも連結でも中外製薬が上回ります。その差は単体で2,440人、連結で350人です。
平均年齢はライオンが0.7歳高く、勤続年数でもライオンが3.3年長いです。
平均年間給与は中外製薬が236.1万円多いです。

 

【年代別推定年収:単位千円】

年齢 中外製薬 ライオン 差額(中外製薬ベース)
25 6,267 4,669 1,598
30 7,335 5,465 1,871
35 8,217 6,121 2,095
40 9,111 6,787 2,323
45 9,930 7,398 2,532
50 10,282 7,660 2,622

(両者とも平均年間給与は、賞与及び超過勤務手当を含みます。)
こちらからほかの企業も検索⇒企業シムラ―検索

 

全ての年齢層で中外製薬がライオンを上回ります。

25歳時が一番差が小さく159.8万円、50歳時が一番差が大きく262.2万円の差があります。

これらの数値は有価証券報告書から平均年齢、平均年収等を取得し計算をしております。
給与カーブの形状等は統計局の産業別のカーブ構造を反映させております。
2社で違う業種のためカーブの上昇率は違う数字を使っています。

生涯給与


この年収で生涯もらえる給与を計算します。
生涯給与といってサラリーマンとしての収入の総額です。
副業等一切なくこの会社からのみの収入です。

 

会社名 生涯給与
中外製薬 3億3,294万円
ライオン 2億4,803万円

企業シムラ―検索

 

中外製薬がライオンを8,491万円上回っています。

 

 

役員報酬


取締役の報酬を見て、社内で成功して偉くなった場合にどれだけの報酬がもらえるのかをイメージしてください。

会社名 役員数 役員報酬
(百万円)
役員賞与
(百万円)
オプション
(百万円)
退職金

(百万円)

1人あたり総報酬
(百万円)
中外製薬
5 313 191 245 0 149.8
ライオン
9 194 199 43 110 60.7

中外製薬がライオンよりも1人当たりの報酬額(年額)では8,910万円多いです。

 

生涯で形成する資産


生涯で形成される資産はいくらになっているかを計算してみました。
両者とも平均的な支出を一生続けたとしてどれくらいの資産が65歳、85歳のときに残っているかを推計します。

中外製薬、ライオンの現在31歳の方を例に計算を行います。

結果はシミュライザー(人生計画システム)で計算すると以下のようになりました。

 

中外製薬 ライオン 差額(中外製薬ベース)
65歳 6,885万円 4,336万円 2,549万円
85歳 4,508万円 3,026万円 1,482万円

65歳時中外製薬2,549万円(貯蓄可能額が)上回ります。

これが85歳時1,482万円に縮まります。

しかし両者とも安定的な老後が約束されているようです。

(当システムでは85歳でプラスになっていることを一つの目標にしています。)

 

中外製薬 五郎(31歳)

ライオン 五郎(31歳)

中外製薬VSライオンr2

 

しかし使いすぎや、病気、運用の失敗(シミュレーションでは預金しかつかっていません。)で大きく異なることになります。

左が中外製薬の方、右がライオンの方です。31歳には五郎と名前がついています。(全企業共通ルール)

システムへ移動してほかの企業も見てみる。⇒ 企業シムラ―検索

 

中外製薬の給与カーブはこちらから
ライオンの給与カーブはこちらから




結論


纏めると以下のような結果です

初任給は中外製薬が博士卒で44,500円、修士卒で23,610円、学部卒で14,920円上回ります。

平均年間給与は中外製薬が236.1万円多いです。
全ての年齢層で中外製薬がライオンを上回ります。
25歳時が一番差が小さく159.8万円、50歳時が一番差が大きく262.2万円の差があります。

中外製薬の生涯年収(従業員として)はライオンのそれに比べ8,491万円多くなっています。
役員報酬は中外製薬がライオンよりも1人当たりの報酬額(年額)では8,910万円多いです。
最後に65歳以降の資産額で比較すると、85歳時に中外製薬がライオンを1,482万円上回りました。

初任給、平均年間給与、年齢層別給与、生涯年収、役員報酬、老後の資産全てで中外製薬がライオンを上回りました。

そのため今回は中外製薬の勝ちとします。

 

シミュライズでは今後も様々な企業の人生比較を行っていきます。

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