最新

共に大手製薬会社のエーザイとタケダ。就職するならどちらがお得?(2018年入社版)

エーザイ株式会社(以下エーザイ)と武田薬品工業株式会社(以下タケダ)、は共に製薬会社です。

エーザイ とタケダの給与比較をするうえで以下のポイントに絞って行いたいと思います。

ポイントは4つ

  1. 初任給
  2. 年齢ごとの給与水準
  3. 生涯給与
  4. 役員報酬

サラリーマンとして一生をこの会社で過ごし、役員までに到達した場合の報酬の差を見て製薬業界の人生の損得勘定を見ていきたいと思います。

 

 

それぞれの特徴


【エーザイ株式会社】
エーザイ株式会社は東京都文京区小石川に本拠を置く、1941年設立の日本の製薬会社です。
国内の製薬会社売上高第5位です。
一般用医薬品でも名が知られていますが全体の売上に占める割合は数%と少なく、メインは医療用医薬品です。
世界展開もしていて、アルツハイマー型認知症治療薬「アリセプト」は70カ国以上、新規抗がん剤「ハラヴェン」は60カ国以上で販売されています。
一般用医薬品ではチョコラBBやサクロンで有名です。

 

【武田薬品工業株式会社】
武田薬品工業株式会社は1781年創業、1925年設立、大阪府大阪市に本拠を置く日本の製薬会社です。
国内の製薬会社売上高第1位で世界70カ国以上に進出しています。
一般用医薬品でも名が知られていますが全体の売上に占める割合は数%と少なく、メインは医療用医薬品です。
がん、消化器系、中枢神経系にフォーカスした研究開発をしています。
コンシューマーヘルスケア事業としては以下のブランドが有名です。

  • アリナミン
  • ベンザブロック
  • ビオフェルミン
  • ボラギノール

2017年6月末に会長である長谷川閑史が退任することを発表しています。


業績は?


業績も比べておきましょう。

【連結決算:平成28年3月の業績】 (単位円)

エーザイ
会社
タケダ
5,479億
売上高
1兆8,074億
5,485億
前年
1兆7,778億
0.1%
対前年度比
1.7%
519億
経常利益
1,205億
550億
当期純利益
801億
165億
包括利益
-396億
58.9%
自己資本比率
51%

売上高はタケダがエーザイを大きく上回り、その差は1兆2,500億円を超えます。
経常利益でもタケダがエーザイを上回り、その差は700億円ほどです。
成長率もエーザイが0.1%のに対しタケダは1.7%とタケダが上回ります。

売上、利益、成長率でタケダという結果になりました。

初任給


これからの就職する方のために初任給制度を掲載しておきます。 それぞれのグループ内の銀行の初任給を比較します。

【両社ともに2018年度の募集要項から 初任給(単位:円)】

エーザイ
学歴
タケダ
280,000
博士卒
298,000
250,000
修士卒
264,000
募集なし
学部卒
240,000

エーザイは創薬研究職の場合です。
募集対象が修士課程以上ですので学部卒のデータはありません。
比較が出来る博士卒、修士卒ともにタケダが上回っています。
博士卒で18,000円、修士卒で14,000円の差があります。

 

年齢ごとの給与


有価証券報告書の情報から取得できる情報は以下のようになっています。

【平成28年3月決算の比較】

従業員数(単体) 従業員数(連結) 平均年齢 平均勤続年数 平均年間給与(千円)
エーザイ 3,504 9,877 43.8 19.6 10,940
タケダ 6,780 31,168 40 14.5 9,596

 

従業員数は単体でも連結でもタケダが上回ります。その差は単体で3,200人ほど、連結で21,000人ほどです。
平均年齢はエーザイが3.8歳高く、勤続年数でもエーザイが5.1年長いです。
平均年間給与はエーザイが134.4万円多いです。

 

【年代別推定年収:単位千円】

年齢 エーザイ タケダ 差額(エーザイベース)
25 7,027 6,601 426
30 8,225 7,726 499
35 9,213 8,654 559
40 10,216 9,596 620
45 11,134 10,459 675
50 11,529 10,830 699

(両者とも平均年間給与は、賞与及び超過勤務手当を含みます。)
こちらからほかの企業も検索⇒企業シムラ―検索

 

全ての年齢層でエーザイがタケダを上回ります。

25歳時が一番差が小さく42.6万円、50歳時が一番差が大きく69.9万円の差があります。

これらの数値は有価証券報告書から平均年齢、平均年収等を取得し計算をしております。
給与カーブの形状等は統計局の産業別のカーブ構造を反映させております。
2社で同じ業種のためカーブの上昇率は同じ数字を使っています。

生涯給与


この年収で生涯もらえる給与を計算します。
生涯給与といってサラリーマンとしての収入の総額です。
副業等一切なくこの会社からのみの収入です。

 

会社名 生涯給与
エーザイ 3億7,331万円
タケダ 3億5,068万円

企業シムラ―検索

 

エーザイがタケダを2,263万円ほど上回っています。

 

 

役員報酬


取締役の報酬を見て、社内で成功して偉くなった場合にどれだけの報酬がもらえるのかをイメージしてください。

会社名 役員数 役員報酬
(百万円)
役員賞与
(百万円)
オプション
(百万円)
退職金

(百万円)

1人あたり総報酬
(百万円)
エーザイ
3 113 0 0 0 37.7
タケダ
8 501 550 627 0 209.8

タケダがエーザイよりも1人当たりの報酬額(年額)では1億7,210万円多いです。

 

生涯で形成する資産


生涯で形成される資産はいくらになっているかを計算してみました。
両者とも平均的な支出を一生続けたとしてどれくらいの資産が65歳、85歳のときに残っているかを推計します。

エーザイ、タケダの現在31歳の方を例に計算を行います。

結果はシミュライザー(人生計画システム)で計算すると以下のようになりました。

 

エーザイ タケダ 差額(エーザイベース)
65歳 7,539万円 7,101万円 438万円
85歳 4,499万円 4,486万円 13万円

65歳時エーザイ438万円(貯蓄可能額が)上回ります。

これが85歳時13万円に縮まります。

しかし両者とも安定的な老後が約束されているようです。

(当システムでは85歳でプラスになっていることを一つの目標にしています。)

 

エーザイ 五郎(31歳)

武田薬品工業 五郎(31歳)

エーザイVS武田

 

しかし使いすぎや、病気、運用の失敗(シミュレーションでは預金しかつかっていません。)で大きく異なることになります。

左がエーザイの方、右がタケダの方です。31歳には五郎と名前がついています。(全企業共通ルール)

システムへ移動してほかの企業も見てみる。⇒ 企業シムラ―検索

 

エーザイの給与カーブはこちらから
タケダの給与カーブはこちらから


結論


初任給はタケダが博士卒で18,000円、修士卒で14,000円上回ります。

平均年間給与はエーザイが134.4万円多いです。
全ての年齢層でエーザイがタケダを上回ります。
25歳時が一番差が小さく42.6万円、50歳時が一番差が大きく69.9万円の差があります。

エーザイの生涯年収(従業員として)はタケダのそれに比べ2,263万円多くなっています。
役員報酬ではタケダがエーザイよりも1人当たりの報酬額(年額)では1億7,210万円多いです。
最後に65歳以降の資産額で比較すると、85歳時にエーザイがタケダを13万円上回りました。

初任給,役員報酬ではタケダが上回りますが、平均年間給与、各年齢層別給与、生涯年収、ではエーザイが上回ります。

そのため今回はエーザイの勝ちとします。

シミュライズでは今後も様々な企業に務める人の人生比較を行っていきます。

最新オリジナルニュースやジャンル別の記事については、ホームどうぞ。

 

▲TOPに戻る