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完全子会社になり親子関係となるベスト電器とヤマダ電機。就職するならどちらがお得?(2018年入社版)

株式会社ベスト電器(以下ベスト)と株式会社電機(以下ヤマダ)、は共に日本家電販売チェーンです。2017年4月12日にヤマダ電機は株式交換によりベスト電器を完全子会社化すると発表しています。

ベスト とヤマダの給与比較をするうえで以下のポイントに絞って行いたいと思います。

ポイントは4つ

  1. 初任給
  2. 年齢ごとの給与水準
  3. 生涯給与
  4. 役員報酬

サラリーマンとして一生をこの会社で過ごし、役員までに到達した場合の報酬の差を見て家電販売業界の人生の損得勘定を見ていきたいと思います。

 

 

それぞれの特徴


【株式会社ベスト電器】
株式会社ベスト電器は福岡市博多区に本拠を置く、1953年設立の日本の家電量販店です。
1970年からチェーン店展開を開始し、1980年から1996年まで家電量販店業界売上高1位をキープしていました。
2000年台に入ってからは経営破綻した第一家電のFC店舗を業務移管したり、さくらやを子会社化したりもしています。さくらやは後に清算しています。
2007年にはビックカメラと資本・業務提携するも、2012年にビックカメラがコジマを買収したこともあり2013年に提携解消しています。
2012年にヤマダ電機の子会社となり、九州と山口県以外のベスト電器の多くの店舗はヤマダ電機のブランド店舗に変わっています。
2017年4月12日にヤマダ電機はベスト電器を完全子会社化すると発表しています。
現在ベスト電器は国内144店舗、海外16店舗、合計160店舗あります。

 

 

【株式会社ヤマダ電機】
株式会社ヤマダ電機は1973年創業、1978年設立、群馬県高崎に本拠を置く日本の大手家電量販店です。
郊外型家電量販チェーンとして展開して、2002年コジマを抜いて家電量販店売上高1位となりました。2005年には売上高1兆円を達成しています。
また全国展開を進めていて2005年に家電量販店として初めて全都道府県での進出を果たしました。
それまで店舗が増えることが目立っていましたが、2015年には構造改革として同時期に40店舗ほど閉店しています。
店舗形態は大きく分けて2つあり、郊外型のテックランドと都市型のLABIがあります。
最近では主力の新品商品の販売だけではなく、リユース品の販売やリフォームやスマートハウス、暮らしのサポートなどの事業展開も行っています。
現在国内の直営店928店舗、海外直営店が19店舗あります。

業績は?


業績も比べておきましょう。

【連結決算:平成28年3月の業績】 (単位円)

ベスト
会社
ヤマダ
1,705億
売上高
1兆6,127億
1,751億
前年
1兆6,643億
-2.6%
対前年度比
-3.1%
26億
経常利益
627億
17億
当期純利益
304億
-0.02億
包括利益
325億
43.7%
自己資本比率
46.6%

売上高はヤマダがベストを大きく上回り、その差は1兆4,400億円を超えます。
経常利益でもヤマダがベストを上回り、その差は600億円ほどです。
成長率はベストがマイナス2.6%のに対しヤマダはマイナス3.1%とベストが上回ります。

売上、利益ではヤマダ、成長率ではベストという結果になりました。

初任給


これからの就職する方のために初任給制度を掲載しておきます。 それぞれのグループ内の銀行の初任給を比較します。

【両社ともに2018年度の募集要項から 初任給(単位:円)】

ベスト
学歴
ヤマダ
200,000
大学院卒
215,000
190,000
大学卒
215,000
166,000
短大・専門卒
掲載情報なし

比較が出来る大学院卒と大学卒ともにヤマダが上回っています。
大学院卒で15,000円、大学卒で25,000円の差があります。

 

年齢ごとの給与


有価証券報告書の情報から取得できる情報は以下のようになっています。

【平成28年3月決算の比較】

従業員数(単体) 従業員数(連結) 平均年齢 平均勤続年数 平均年間給与(千円)
ベスト 2,503 3,226 44.1 17.4 4,476
ヤマダ 10,725 19,183 35.4 10 4,012

 

従業員数は単体でも連結でもヤマダが上回ります。その差は単体で8,000人ほど、連結で16,000人ほどです。
平均年齢はベストが8.7歳高く、勤続年数でもベストが7.4年長いです。
平均年間給与はベストが46.4万円多いです。

 

【年代別推定年収:単位千円】

年齢 ベスト ヤマダ 差額(ベストベース)
25 2,796 2,705 91
30 3,630 3,512 119
35 4,110 3,976 134
40 4,381 4,238 143
45 4,493 4,346 147
50 4,587 4,437 150

(両者とも平均年間給与は、賞与及び超過勤務手当を含みます。)
こちらからほかの企業も検索⇒企業シムラ―検索

 

全ての年齢層でベストがヤマダを上回ります。

25歳時が一番差が小さく9.1万円、50歳時が一番差が大きく15万円の差があります。

これらの数値は有価証券報告書から平均年齢、平均年収等を取得し計算をしております。
給与カーブの形状等は統計局の産業別のカーブ構造を反映させております。
2社で同じ業種のためカーブの上昇率は同じ数字を使っています。

生涯給与


この年収で生涯もらえる給与を計算します。
生涯給与といってサラリーマンとしての収入の総額です。
副業等一切なくこの会社からのみの収入です。

 

会社名 生涯給与
ベスト 1億5,501万円
ヤマダ 1億5,003万円

企業シムラ―検索

 

ベストがヤマダを500万円ほど上回っています。

 

 

役員報酬


取締役の報酬を見て、社内で成功して偉くなった場合にどれだけの報酬がもらえるのかをイメージしてください。

会社名 役員数 役員報酬
(百万円)
役員賞与
(百万円)
オプション
(百万円)
退職金

(百万円)

1人あたり総報酬
(百万円)
ベスト
3 36 1 0 0 12.3
ヤマダ
15 446 112 224 0 52.1

ヤマダがベストよりも1人当たりの報酬額(年額)では3,980万円多いです。

 

生涯で形成する資産


生涯で形成される資産はいくらになっているかを計算してみました。
両者とも平均的な支出を一生続けたとしてどれくらいの資産が65歳、85歳のときに残っているかを推計します。

ベスト、ヤマダの現在31歳の方を例に計算を行います。

結果はシミュライザー(人生計画システム)で計算すると以下のようになりました。

 

ベスト ヤマダ 差額(ベストベース)
65歳 2,036万円 1,954万円 82万円
85歳 2,565万円 2,535万円 30万円

65歳時ベスト82万円(貯蓄可能額が)上回ります。

これが85歳時30万円に縮まります。

しかし両者とも安定的な老後が約束されているようです。

(当システムでは85歳でプラスになっていることを一つの目標にしています。)

 

ベスト 五郎(31歳)

ヤマダ 五郎(31歳)

ベスト電器VSヤマダ電機

 

しかし使いすぎや、病気、運用の失敗(シミュレーションでは預金しかつかっていません。)で大きく異なることになります。

左がベストの方、右がヤマダの方です。31歳には五郎と名前がついています。(全企業共通ルール)

システムへ移動してほかの企業も見てみる。⇒ 企業シムラ―検索

 

ベストの給与カーブはこちらから
ヤマダの給与カーブはこちらから

結論


初任給はヤマダが大学院卒で15,000円、大学卒で25,000円上回ります。

平均年間給与はベストが46.4万円多いです。
全ての年齢層でベストがヤマダを上回ります。
25歳時が一番差が小さく9.1万円、50歳時が一番差が大きく15万円の差があります。

ベストの生涯年収(従業員として)はヤマダのそれに比べ500万円多くなっています。
役員報酬ではヤマダがベストよりも1人当たりの報酬額(年額)では3,980万円多いです。
最後に65歳以降の資産額で比較すると、85歳時にベストがヤマダを30万円上回りました。

初任給,役員報酬ではヤマダが上回りますが、平均年間給与、各年齢層別給与、生涯年収、ではベストが上回ります。

そのため今回はベストの勝ちとしますが差は大きくありません。

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