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日立グループの中核の日立製作所と日立グループから独立する日立マクセル。就職するならどちらがお得?(2018年入社版)

株式会社日立製作所(以下日立)と日立マクセル株式会社(以下マクセル)、は同じグループ会社でしたが2017年3月22日に日立が保有するマクセルの株式の一部を譲渡することによりマクセルが独立しました。マクセルは10月1日付けで商号を「マクセルホールディングス株式会社(仮称)」に変更する予定です。

日立とマクセルの給与比較をするうえで以下のポイントに絞って行いたいと思います。

ポイントは4つ

  1. 初任給
  2. 年齢ごとの給与水準
  3. 生涯給与
  4. 役員報酬

サラリーマンとして一生をこの会社で過ごし、役員までに到達した場合の報酬の差を見てグループ企業の中核とそのグループ企業から独立する企業の人生の損得勘定を見ていきたいと思います。

 

 

それぞれの特徴


【株式会社日立製作所】
株式会社日立製作所は日本最大の総合電機メーカーです。
また大手電機8社、重電8社、大手重電3社のの一角です。
事業範囲は広範囲ですが総合路線を見直しインフラ系重視の戦略に切り替えています。
そのため一般家庭では見かける機会が減ってきています。
また海外事業を拡大しています。
電機メーカーとして以外ですと「世界ふしぎ発見!」のスポンサーとしても有名です。
鉄道のシステムや車両、建設機械、発電所なども取り扱っています。
原子力事業では2007年には米国のゼネラル・エレクトリック社と経営資源を融合し、日立GEニュークリア・エナジー株式会社を設立してます。

【日立マクセル株式会社】
日立マクセル株式会社は1961年創業、品川と京都の本拠を置く日本の電気機器メーカーです。
記録メディアや電池の製造販売がメインです。
「マクセル」の社名は乾電池のブランドの「MAXELL」に由来します。
アルカリ電池、カセットテープ、フロッピーディスク(8インチ)など国内初の商品がいくつもあります。
現在でもカセットテープをラインナップとして保持している他、乾電池やボタン電池の他各種充電池などの電池類、光ディスクなどの録画用、データ用メディア、ヘッドホンなども取り扱っています。

業績は?


業績も比べておきましょう。

【連結決算:平成28年3月の業績】 (単位円)

日立
会社
マクセル
10兆343億
売上高
1,562億
9兆7,749億
前年
1,560億
2.7%
対前年度比
0.1%
5,170億
経常利益
67億
1,721億
当期純利益
39億
-1,276億
包括利益
-22億
21.8%
自己資本比率
72.6%

売上高は日立がマクセルを大きく上回り、その差は9兆8,800億円ほどです
経常利益でも日立がマクセルを上回り、その差は5,100億円ほどです。
成長率は日立の2.7%に対し、マクセルは0.1%とこちらも日立が上回っています。

売上、利益、成長率全てで日立がマクセルを上回りました。

初任給


これからの就職する方のために初任給制度を掲載しておきます。 それぞれのグループ内の銀行の初任給を比較します。

【2016年4月実績 初任給(単位:円)】

日立
学歴
マクセル
234,000
修士了
234,000
210,000
学部卒
210,000
185,000
高専卒
募集なし

マクセルは高専卒の募集はありません。
比較が出来る修士了、学部卒ですと同額です。

 

年齢ごとの給与


有価証券報告書の情報から取得できる情報は以下のようになっています。

【平成28年3月決算の比較】

従業員数(単体) 従業員数(連結) 平均年齢 平均勤続年数 平均年間給与(千円)
日立 37,353 335,244 41.2 18.4 8,686
マクセル 1,837 4,040 43.8 17.9 6,683

 

従業員数は単体でも連結でも日立が上回ります。連結だと日立はマクセルの80倍以上の人数がいます。
平均年齢は大きな差がなくマクセルが2.6歳高く、勤続年数では日立が0.5年長いです。
平均年間給与は日立が200.3万円多いです。

 

【年代別推定年収:単位千円】

年齢 日立
マクセル 差額(日立
ベース)
25 5,826 4,293 1,533
30 6,819 5,024 1,794
35 7,638 5,628 2,010
40 8,469 6,240 2,229
45 9,231 6,802 2,429
50 9,558 7,043 2,515

(両者とも平均年間給与は、賞与及び超過勤務手当を含みます。)
こちらからほかの企業も検索⇒企業シムラ―検索

 

全ての年齢層で日立がマクセルを上回ります。

25歳時が一番差が小さく153.3万円、50歳時が一番差が大きく251.5万円の差があります。

これらの数値は有価証券報告書から平均年齢、平均年収等を取得し計算をしております。
給与カーブの形状等は統計局の産業別のカーブ構造を反映させております。
2社で同じ業種のためカーブの上昇率は同じ数字を使っています。

生涯給与


この年収で生涯もらえる給与を計算します。
生涯給与といってサラリーマンとしての収入の総額です。
副業等一切なくこの会社からのみの収入です。

 

会社名 生涯給与
日立 3億950万円
マクセル 2億2,805万円

企業シムラ―検索

 

日立がマクセルを8,145万円上回っています

 

 

役員報酬


取締役の報酬を見て、社内で成功して偉くなった場合にどれだけの報酬がもらえるのかをイメージしてください。

会社名 役員数 役員報酬
(百万円)
役員賞与
(百万円)
オプション
(百万円)
退職金

(百万円)

1人あたり総報酬
(百万円)
日立
3 105 12 0 0 39.0
マクセル
4 120 89 0 0 52.3

マクセルは役員が日立の5倍います。
マクセル
日立よりも1人当たりの報酬額(年額)では1,330万円ほど多いです。

 

生涯で形成する資産


生涯で形成される資産はいくらになっているかを計算してみました。
両者とも平均的な支出を一生続けたとしてどれくらいの資産が65歳、85歳のときに残っているかを推計します。

日立、マクセルの現在31歳の方を例に計算を行います。

結果はシミュライザー(人生計画システム)で計算すると以下のようになりました。

 

日立 マクセル 差額(日立ベース)
65歳 6,107万円 3,121万円 2,986万円
85歳 2,725万円 868万円 1,857万円

65歳時日立2,986万円(貯蓄可能額が)上回ります。

これが85歳時1,857万円まで縮まります

しかし両者とも安定的な老後が約束されているようです。

(当システムでは85歳でプラスになっていることを一つの目標にしています。)

 

日立製作所五郎(31歳)

マクセル 五郎(31歳)

日立製作所VSマクセル

 

しかし使いすぎや、病気、運用の失敗(シミュレーションでは預金しかつかっていません。)で大きく異なることになります。

左が日立の方、右がマクセルの方です。31歳には五郎と名前がついています。(全企業共通ルール)

システムへ移動してほかの企業も見てみる。⇒ 企業シムラ―検索

結論


初任給は学部卒、修士了ともに同額です。

平均年間給与は日立が200.3万円多いです。
全ての年齢層で日立がマクセルを上回ります。
25歳時が一番差が小さく153.3万円、50歳時が一番差が大きく251.5万円の差があります。

日立の生涯年収(従業員として)はマクセルのそれに比べ8,145万円ほど多くなっています。
マクセル日立よりも1人当たりの報酬額(年額)では1,330万円ほど多いです。
最後に65歳以降の資産額で比較すると、85歳時にひたちがマクセルを1,917万円上回りました。

役員報酬を除くすべての項目で日立がマクセルを上回りました。

そのため今回は日立の勝ちとします。

やはりグループの中核企業の方がいいという結果になりました。

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