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ともにインフルエンザ治療薬を製造する第一三共とシオノギ。就職するならどちらがお得?(2018年入社版)

第一三共株式会社(以下第一三共)と塩野義製薬株式会社(以下シオノギ)、は共にインフルエンザ治療薬も製造する製薬会社です。

第一三共とシオノギの給与比較をするうえで以下のポイントに絞って行いたいと思います。

ポイントは4つ

  1. 初任給
  2. 年齢ごとの給与水準
  3. 生涯給与
  4. 役員報酬

サラリーマンとして一生をこの会社で過ごし、役員までに到達した場合の報酬の差を見て製薬業界の人生の損得勘定を見ていきたいと思います。

 

 

それぞれの特徴


【第一三共株式会社】
第一三共株式会社は東京の日本橋に本社を置く、日本の大手製薬会社です。
2005年に三共株式会社と第一製薬株式会社が経営統合し設立されました。
イノベーティブ医薬品、ジェネリック医薬品、ワクチン、OTC医薬品の4つのカテゴリで製品を提供しています。
2025年ビジョンとして『がんに強みを持つ先進的グローバル創薬企業』を提示しています。
医療機関向けにロキソニンやクラビット、インフルエンザ治療薬のイナビルなどを作っていてます。
大衆向け医薬品としてロキソニンS,ガスター10,新ルルなどを販売しています。

 

 

【塩野義製薬株式会社】
塩野義製薬株式会社は日本の大阪に本社を置く日本の製薬会社です。
1878年創業で当初は和漢薬を専門にしていました。
医療用医薬品事業としては「代謝性疾患」「疼痛」「感染症」を重点領域と位置づけています。
インフルエンザ治療薬のタミフルやラピアクタ点滴薬の製造を行っています。
大衆向け医薬品事業としては
ポポンSやセデスなどで有名です。

 



 

業績は?


業績も比べておきましょう。

【連結決算:平成28年3月の業績】 (単位円)

第一三共
会社
シオノギ
9,864億
売上高
3,100億
9,194億
前年
2,740億
7.6%
対前年度比
13.1%
1,224億
経常利益
1,009億
823億
当期純利益
669億
270億
包括利益
531億
64.8%
自己資本比率
79.6%

売上高は第一三共がシオノギの3倍以上あり、その差は6,000億円を超えます。
経常利益でも第一三共がシオノギを上回りますが、その差は215億円ほどと売上に比べるとかなり小さいです。
成長率は第一三共の7.6%に対し、シオノギ13.1%とこちらはシオノギが上回っています。

売上、利益、で第一三共が成長率でシオノギが上回りました。

初任給


これからの就職する方のために初任給制度を掲載しておきます。 それぞれのグループ内の銀行の初任給を比較します。

【第一三共は2015年4月時点、シオノギは2016年度初任給(単位:円)】

第一三共
学歴
シオノギ
(4年制)284,500
(3年制)278,000
博士了
290,000
244,000
修士了
260,000
222,000
大学卒
235,000

全ての学歴でシオノギが第一三共を上回っています。
その差は大卒で13,000円、修士了で16,000円、博士了(4年制)で5,500円です。

 

年齢ごとの給与


有価証券報告書の情報から取得できる情報は以下のようになっています。

【平成28年3月決算の比較】

従業員数(単体) 従業員数(連結) 平均年齢 平均勤続年数 平均年間給与(千円)
第一三共 5,206 15,249 43 18.5 10,923
シオノギ 4,055 5,896 41.4 17.2 8,901

 

従業員数は第一三共がシオノギより、単体で1,000人以上、連結で9,000人以上多いです。
平均年齢は第一三共が1.6歳高く、平均勤続年数も1.3歳ほど第一三共が高いです。
平均年間給与は第一三共が200万円程多いです。

 

【年代別推定年収:単位千円】

年齢 第一三共
シオノギ 差額(第一三共
ベース)
25 7,099 5,945 1,154
30 8,309 6,958 1,351
35 9,307 7,794 1,513
40 10,320 8,642 1,678
45 11,248 9,419 1,828
50 11,647 9,753 1,893

(両者とも平均年間給与は、賞与及び超過勤務手当を含みます。)
こちらからほかの企業も検索⇒企業シムラ―検索

 

 

全ての年齢層で第一三共がシオノギを上回ります。

25歳時が一番差が小さく115.4万円、50歳時が一番差が大きく189.3万円の差があります。

これらの数値は有価証券報告書から平均年齢、平均年収等を取得し計算をしております。
給与カーブの形状等は統計局の産業別のカーブ構造を反映させております。
2社で同じ業種のためカーブの上昇率は同じ数字を使っています。

生涯給与


この年収で生涯もらえる給与を計算します。
生涯給与といってサラリーマンとしての収入の総額です。
副業等一切なくこの会社からのみの収入です。

 

会社名 生涯給与
第一三共 3億7,813万円
シオノギ 3億1,582万円

企業シムラ―検索

 

第一三共がシオノギを5,200万円ほど上回っています。

 

 

役員報酬


取締役の報酬を見て、社内で成功して偉くなった場合にどれだけの報酬がもらえるのかをイメージしてください。

会社名 役員数 役員報酬
(百万円)
役員賞与
(百万円)
オプション
(百万円)
退職金

(百万円)

1人あたり総報酬
(百万円)
第一三共
7 319 127 105 0 78.7
シオノギ
3 183 87 42 0 104.0


シオノギ第一三共よりも1人当たりの報酬額(年額)では2,530万円ほど多いです。

 

生涯で形成する資産


生涯で形成される資産はいくらになっているかを計算してみました。
両者とも平均的な支出を一生続けたとしてどれくらいの資産が65歳、85歳のときに残っているかを推計します。

第一三共、シオノギの現在31歳の方を例に計算を行います。

結果はシミュライザー(人生計画システム)で計算すると以下のようになりました。

 

第一三共 シオノギ 差額(第一三共ベース)
65歳 9,316万円 8,142万円 1,174万円
85歳 5,616万円 5,738万円 -122万円

65歳時第一三共1,174万円(貯蓄可能額が)上回ります。

これが85歳時はシオノギが122万円上回り逆転します。

しかし両者とも安定的な老後が約束されているようです。

(当システムでは85歳でプラスになっていることを一つの目標にしています。)

 

第一三共 五郎(31歳)

シオノギ 五郎(31歳)

第一三共VS塩野義製薬r2

 

しかし使いすぎや、病気、運用の失敗(シミュレーションでは預金しかつかっていません。)で大きく異なることになります。
左が第一三共の方、右がシオノギの方です。31歳には五郎と名前がついています。(全企業共通ルール)

システムへ移動してほかの企業も見てみる。⇒ 企業シムラ―検索

 



 

結論


初任給はシオノギが第一三共を上回っています。
その差は大卒で13,000円、修士了で16,000円、博士了(4年制)で5,500円です。

平均年間給与は第一三共が200万円程多いです。
全ての年齢層で第一三共がシオノギを上回ります。
25歳時が一番差が小さく115.4万円、50歳時が一番差が大きく189.3万円の差があります。

第一三共の生涯年収(従業員として)はシオノギのそれに比べ5,200万円ほど多くなっています。
役員報酬ではシオノギ第一三共よりも1人当たりの報酬額(年額)では2,530万円ほど多いです。

最後に65歳以降の資産額で比較すると、85歳時にシオノギが第一三共を122万円上回りました。

年齢層別平均給与、平均年間給与、生涯年収、で第一三共がシオノギを上回りました。
老後の資産で85歳時にはシオノギが第一三共を上回りましたが、これは第一三共の支出がシオノギを上回っていた、つまりよりよい生活を送っていたということです。

そのため今回は第一三共の勝ちとします。

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