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エプソンとキャノン、圧倒的シェアを持つ2大プリンターメーカー。就職するならどちらがお得?(2018年入社版)

セイコーエプソン株式会社(以下エプソン)とキヤノン株式会社(以下キヤノン)、は共に日本の精密機器メーカーで国内でシェアを2分するプリンターメーカーです。

エプソンとキヤノンの給与比較をするうえで以下のポイントに絞って行いたいと思います。

ポイントは4つ

  1. 初任給
  2. 年齢ごとの給与水準
  3. 生涯給与
  4. 役員報酬

サラリーマンとして一生をこの会社で過ごし、役員までに到達した場合の報酬の差を見てプリンター業界の人生の損得勘定を見ていきたいと思います。

printer

 

それぞれの特徴


【セイコーエプソン株式会社】
セイコーエプソン株式会社は長野県諏訪市に本社を置く日本の精密機器メーカーです。
プリンター、スキャナで有名で、家庭用のインクジェットプリンタの他にもビジネス用のレーザープリンタやB0サイズまで印刷できる大型プリンタ、伝票にも印刷できるドットインパクトプリンタなども扱っています。
プロジェクター事業も有名で20年トップシェアを守っています。
そのほかスマートグラスも扱っていてデバイスを液晶から有機ELに変更し、大幅に画質を上げています。
またNECのPC98互換機を作っていた頃からPC事業を継続しています。
2016年12月から世界初の乾式オフィス製紙機PaperLaboを発売します。

 

【キヤノン株式会社】
キヤノン株式会社は1937年設立の日本の精密機器メーカーです。
カメラ、やプリンターで有名です。エプソン同様家庭用インクジェットの他にビジネス用の複合機や大型プリンターも扱っています。
カメラは写真だけでなくビデオカメラも扱っています。
またテレビは扱っていませんが、業務用のモニタやプロジェクターは扱っていて、一社で動画、静止画の映像の入力から出力まで一貫してコントロールすることが出来ます。


業績は?


業績も比べておきましょう。

【連結決算:平成28年3月の業績】 (単位円)

エプソン
会社
キヤノン
1兆925億
売上高
3兆8,003億
1兆863億
前年
3兆7,273億
0.5%
対前年度比
1.9%
915億
経常利益
3,474億
458億
当期純利益
2,202億
-15億
包括利益
1,740億
49.7%
自己資本比率
67.0%

売上高はキヤノンがエプソンを大きく上回り、その差は2兆7,000億円ほどです
経常利益でも、キヤノンがエプソンを上回り、その差は2,500億円ほどです。
成長率もエプソンの0.5%に対し、キヤノンは1.9%とこちらもキヤノンが上回っています。

売上や利益、成長率でキヤノンがエプソンを上回りました。

初任給


これからの就職する方のために初任給制度を掲載しておきます。 それぞれのグループ内の銀行の初任給を比較します。

【エプソンは2017年4月実績キヤノンは2018年募集要項から 初任給(単位:円)】

エプソン
学歴
キヤノン
270,500
博士了
296,000
234,500
修士了
243,200
210,500
大学卒
220,000
173,500
短大・専門学校卒
記載なし

210,000(専攻科)

185,500(本科)

高専卒
(専攻科)220,000

(本科)193,300

162,000

高校卒
記載なし

エプソンは学歴による区分けが細かいです。
博士了から高専卒まで比較できる学歴ではすべてキヤノンがエプソンを上回ります。
その差は博士了で25,500円、大学卒で9,500円です。

年齢ごとの給与


有価証券報告書の情報から取得できる情報は以下のようになっています。

【平成28年3月決算の比較】

従業員数(単体) 従業員数(連結) 平均年齢 平均勤続年数 平均年間給与(千円)
エプソン 11,850 67,605 43.6 19.4 8,285
キヤノン 26,360 189,571 42.5 17.7 7,871

 

従業員数は単体ではキヤノンが14,480人上回り、連結では121,966人上回ります。
平均年齢はエプソンが1.1歳高く、勤続年数でもエプソンが1.7年長いです。
平均年間給与はエプソンが41.4万円多いです。

 

【年代別推定年収:単位千円】

年齢 エプソン
キヤノン 差額(エプソン
ベース)
25 5,337 5,153 184
30 6,247 6,031 216
35 6,998 6,756 242
40 7,759 7,491 268
45 8,457 8,165 292
50 8,757 8,454 302

(両者とも平均年間給与は、賞与及び超過勤務手当を含みます。)
こちらからほかの企業も検索⇒企業シムラ―検索

 

全ての年齢層でエプソンがキヤノンを上回ります。

25歳時が一番差が小さく18.4万円、50歳時が一番差が大きく30.2万円の差があります。

これらの数値は有価証券報告書から平均年齢、平均年収等を取得し計算をしております。
給与カーブの形状等は統計局の産業別のカーブ構造を反映させております。
2社で同じ業種のためカーブの上昇率は同じ数字を使っています。

生涯給与


この年収で生涯もらえる給与を計算します。
生涯給与といってサラリーマンとしての収入の総額です。
副業等一切なくこの会社からのみの収入です。

 

会社名 生涯給与
エプソン 2億8,354万円
キヤノン 2億7,376万円

企業シムラ―検索

 

エプソンがキヤノンを1,000万円ほど上回っています。

 

 

役員報酬


取締役の報酬を見て、社内で成功して偉くなった場合にどれだけの報酬がもらえるのかをイメージしてください。

会社名 役員数 役員報酬
(百万円)
役員賞与
(百万円)
オプション
(百万円)
退職金

(百万円)

1人あたり総報酬
(百万円)
エプソン
10 359 94 0 0 45.3
キヤノン
18 790 144 0 0 51.9

キヤノンエプソンよりも1人当たりの報酬額(年額)では630万円ほど多いです。

 

生涯で形成する資産


生涯で形成される資産はいくらになっているかを計算してみました。
両者とも平均的な支出を一生続けたとしてどれくらいの資産が65歳、85歳のときに残っているかを推計します。

エプソン、キヤノンの現在31歳の方を例に計算を行います。

結果はシミュライザー(人生計画システム)で計算すると以下のようになりました。

 

エプソン キヤノン 差額(エプソンベース)
65歳 5,466万円 4,869万円 597万円
85歳 3,847万円 3,469万円 378万円

65歳時エプソン597万円(貯蓄可能額が)上回ります。

これが85歳時378万円に縮まります。

しかし両者とも安定的な老後が約束されているようです。

(当システムでは85歳でプラスになっていることを一つの目標にしています。)

 

エプソン五郎(31歳)

キヤノン 五郎(31歳)

エプソンVSキヤノン

 

しかし使いすぎや、病気、運用の失敗(シミュレーションでは預金しかつかっていません。)で大きく異なることになります。

左がエプソンの方、右がキヤノンの方です。31歳には五郎と名前がついています。(全企業共通ルール)

システムへ移動してほかの企業も見てみる。⇒ 企業シムラ―検索


結論


初任給は殆どの学歴でキヤノンがエプソンを上回ります。
その差は博士了で25,500円、大学卒で9,500円です。

平均年間給与はエプソンが41.4万円多いです。
全ての年齢層でエプソンがキヤノンを上回ります。
25歳時が一番差が小さく18.4万円、50歳時が一番差が大きく30.2万円の差があります。

エプソンの生涯年収(従業員として)はキヤノンのそれに比べ1,000万円ほど多くなっています。
役員報酬ではキヤノンがエプソンよりも1人当たりの報酬額(年額)では630万円多いです。
最後に65歳以降の資産額で比較すると、85歳時にエプソンがキヤノンを378万円上回りました。

年齢層別平均給与、平均年間給与、生涯年収、老後の資産でエプソンがキヤノンを上回りました。

そのため今回はエプソンの勝ちとします。

会社の業績とは逆の結果となりました。

シミュライズでは今後も様々な企業に務める人の人生比較を行っていきます。

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