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親会社、子会社の関係になった三菱商事とローソン。就職するならどちらがお得?(2018年入社版)

三菱商事株式会社(以下三菱商事)は大手コンビニのセブンイレブン、ファミリーマートに対抗しようと、2017年2月9日にが株式会社ローソン(以下ローソン)、の株式50.1%取得し子会社化しました。この親会社、子会社の関係になる2社は待遇面でどう違うのか比較してみました。

三菱商事とローソンの給与比較をするうえで以下のポイントに絞って行いたいと思います。

ポイントは4つ

  1. 初任給
  2. 年齢ごとの給与水準
  3. 生涯給与
  4. 役員報酬

サラリーマンとして一生をこの会社で過ごし、役員までに到達した場合の報酬の差を見て小売業界の人生の損得勘定を見ていきたいと思います。

 

 

それぞれの特徴


【株式会社三菱商事】
日本初の株式会社とされる九十九商会の流れを組む老舗中の老舗で、5大商社の1つです。
三菱グループの中核の1つで、日本全国に28、海外に191の拠点を持っています。
7つの営業グループにビジネスサービス部門を加えた体制とその傘下の事業投資先が、それぞれの分野において事業展開を図っています。
7つの営業グループは以下になります。

  • 地球環境・インフラ事業グループ
  • 新産業金融事業グループ
  • エネルギー事業グループ
  • 金属グループ
  • 機械グループ
  • 化学品グループ
  • 生活産業グループ

 

【株式会社ローソン】

ローソンは言わずと知れた大手コンビニチェーンです。
1975年設立で総店舗数13,111店(2017年2月現在)の業界3位です。
西日本に強いです。
高級スーパー「成城石井」、チケット販売とCD/DVD,書籍/電子書籍などのエンタメ商材販売の「ローソンHMVエンタテイメント」、シネコン運営の「ユナイテッドシネマ」がグループ企業にいます。
主力のコンビニであるローソンは現在平均日販が50万円台を推移していますが、業界1位のセブンイレブンの70万円台と水を開けられています。
関連会社であった三菱商事の子会社となったことで全面バックアップを受け収益力向上を目指します。

業績は?


業績も比べておきましょう。

【連結決算:平成28年3月の業績】 (単位円)

三菱商事
会社
ローソン
6兆9,256億
売上高
2兆496億
7兆6,694億
前年
1兆9,620億
-9.6%
対前年度比
4.5%
1兆989億
経常利益
696億
-1,494億
当期純利益
313億
-7,883億
包括利益
329億
30.8%
自己資本比率
32.9%

売上高は三菱商事がローソンを3倍以上上回り、その差は4兆円を超えます。
経常利益も三菱商事がローソンを3倍近く上回り、その差は1兆300億円ほどです。
しかし当期純利益、包括利益ではローソンが上回ります。
成長率では三菱商事がマイナス9.6%とマイナス成長になっているのに対し、ローソンは4.5%と順調に売上を伸ばしています。
売上で三菱商事が、成長率ではローソンが上回っています。

 

初任給


これからの就職する方のために初任給制度を掲載しておきます。

【2016年4月実績 初任給(単位:円)】

三菱商事
学歴
ローソン
205,000
大学院卒
221,620
205,000
大学卒
208,000

三菱商事は学歴ごとの給与は明示されていません。
その為大学卒と大学院卒で同じ金額にしています。
比較するとローソンが上回ります。
差額は大卒で3,000円、大学院卒で16,620円です。

 

年齢ごとの給与


有価証券報告書の情報から取得できる情報は以下のようになっています。

【平成28年度3月決算の比較】

従業員数(連結) 平均年齢 平均勤続年数 平均年間給与(千円)
三菱商事 6,290(68,247) 42.6 18.5 14,459
ローソン 3,846(8,377) 40.0 13.0 6,530

 

従業員数は三菱商事がローソンを大きくを上回ります。その差は単体で2,500人ほど、連結では60,000人ほどです。
平均年齢は三菱商事が2.6歳高く、勤続年数も三菱商事が5.5年長いです。
平均年間給与は三菱商事が800万円ほど多いです。

 

【年代別推定年収:単位千円】

年齢 三菱商事 ローソン 差額(三菱商事ベース)
25 9,089 4,167 4,922
30 11,801 5,410 6,391
35 13,361 6,126 7,236
40 14,244 6,530 7,714
45 14,607 6,696 7,910
50 14,911 6,836 8,075

(両者とも平均年間給与は、賞与及び超過勤務手当を含みます。)
こちらからほかの企業も検索⇒企業シムラ―検索

 

全ての年齢層で三菱商事がローソンを上回ります。

25歳時が一番差が小さく492.2万円、50歳時が一番差が大きく807.5万円の差があります。

これらの数値は有価証券報告書から平均年齢、平均年収等を取得し計算をしております。
給与カーブの形状等は統計局の産業別のカーブ構造を反映させております。
2社で違う業種のためカーブの上昇率は別の数字を使っています。

生涯給与


この年収で生涯もらえる給与を計算します。
生涯給与といってサラリーマンとしての収入の総額です。
副業等一切なくこの会社からのみの収入です。

 

会社名 生涯給与
三菱商事 5億418万円
ローソン 2億3,114万円

企業シムラ―検索

 

三菱商事がローソンを2億7,000万円ほど上回っています。
23区内でも100坪の土地が十分狙える金額です。

かなり大きな差が出来ています。

 

 

役員報酬


取締役の報酬を見て、社内で成功して偉くなった場合にどれだけの報酬がもらえるのかをイメージしてください。

会社名 役員数 役員報酬
(百万円)
役員賞与
(百万円)
オプション
(百万円)
退職金

(百万円)

1人あたり総報酬
(百万円)
三菱商事
9 629 0 323.0 122 119.3
ローソン
3 137 0 68.0 0 68.3

三菱商事がローソンよりも1人当たりの報酬額(年額)では5,100万円ほど多いです。

 

生涯で形成する資産


生涯で形成される資産はいくらになっているかを計算してみました。
両者とも平均的な支出を一生続けたとしてどれくらいの資産が65歳、85歳のときに残っているかを推計します。

三菱商事、ローソンの現在31歳の方を例に計算を行います。

結果はシミュライザー(人生計画システム)で計算すると以下のようになりました。

 

三菱商事 ローソン 差額(三菱商事ベース)
65歳 9,384万円 4,479万円 5,342万円
85歳 3,793万円 3,763万円 30万円

65歳時三菱商事5,342万円(貯蓄可能額が)上回ります。

これが85歳時では30万円に縮まります。

しかし両者とも安定的な老後が約束されているようです。

(当システムでは85歳でプラスになっていることを一つの目標にしています。)

 

三菱商事 五郎(31歳)

ローソン 五郎(31歳)

三菱商事VSローソン 2017-06-12 15.21.04

 

しかし使いすぎや、病気、運用の失敗(シミュレーションでは預金しかつかっていません。)で大きく異なることになります。

左が三菱商事の方、右がローソンの方です。31歳には五郎と名前がついています。(全企業共通ルール)

システムへ移動してほかの企業も見てみる。⇒ 企業シムラ―検索

結論


初任給はローソンが三菱商事を上回っています。
平均年間給与は三菱商事が800万円ほど多いです。
年齢層別平均給与も全ての年齢層で三菱商事がローソンを上回ります。
25歳時が一番差が小さく492.2万円,50歳時が一番差が大きく807.5万円の差があります。
三菱商事の生涯年収(従業員として)はローソンのそれに比べ2億7,000万円ほど多くなっています。

役員になってからの待遇でも、年平均で5,100万円ほど三菱商事が上回りました。
最後に65歳以降の資産額で比較すると、85歳時に三菱商事が30万円上回りました。

初任給こそローソンが上回りましたが、平均年収、年齢層別平均給与、生涯年収、役員報酬で三菱商事が上回りました。

そのため今回は三菱商事の勝ちとします。

業績通りの結果となりました。

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