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それぞれ別の分野でも有名ですが、野菜ジュースでも有名でトマト飲料の特許で争っていたカゴメと伊藤園。就職するならどっちがお得?(2018年入社版)

カゴメ株式会社(以下カゴメ)はトマト加工食品、株式会社伊藤園(以下伊藤園)は日本茶飲料で有名ですが、共に野菜飲料を提供しているメーカーとしても有名です。
またこの2社は伊藤園のトマト飲料の特許について争っていました。カゴメが伊藤園の特許無効を主張した訴訟を起こし、2017年6月8日に知的財産高裁はカゴメの主張を認め、伊藤園の特許を有効とした特許庁の審決を取り消しました。
この2社は待遇面でどう違うのか比較してみました。

カゴメと伊藤園、両社の給与比較をするうえで以下のポイントに絞って行いたいと思います。

ポイントは4つ

  1. 初任給
  2. 年齢ごとの給与水準
  3. 生涯給与
  4. 役員報酬

サラリーマンとして一生をこの会社で過ごし、役員までに到達した場合の報酬の差を見て野菜飲料業界の人生の損得勘定を見ていきたいと思います。

 

 

それぞれの特徴


【カゴメ株式会社】

カゴメは大正3年(1914年)設立の日本の食品製造加工メーカーです。
トマトの生産、販売、加工が有名でトマトのソース、ケチャップ、ジュース、生鮮トマトそのものなどを商品展開しています。
トマトジュースは1933年の発売です。
その他にも自然食品、乳酸菌飲料なども取り扱っていて、野菜ジュースでも有名です。
最近では「GREENS」シリーズがプッシュされています。
なお「カゴメ」は籠の目からきていて、籠の目の形である六芒星がカゴメ印として大正6年に商標登録されています。

 

【株式会社伊藤園】

伊藤園は1966年設立の日本の飲料メーカーです。
茶製品、野菜飲料、コーヒー飲料などを扱っていますが、緑茶、とくに「お〜いお茶」で有名です。
1980年に世界初の缶入り烏龍茶を開発、販売しています。
清涼飲料水だけでなくティーバッグや粉末なども扱っています。
またスペシャリティコーヒーショップ、タリーズを運営しています。


業績は?


業績も比べておきましょう。

【連結決算:平成27年(カゴメ)平成27年度(伊藤園)の業績】 (単位円)

カゴメ
会社
伊藤園
1,956億
売上高
4,656億
1,594億(9ヶ月分)
前年
4,305億
比較できず
対前年度比
8.2%
70億
経常利益
150億
34億
当期純利益
86億
7億
包括利益
63億
57.2%
自己資本比率
43.9%

売上高は伊藤園がカゴメの2倍以上ありその差は2700億円です。
経常利益も伊藤園がカゴメの2倍以上あり、その差は80億円です。
成長率はカゴメが去年決算期を変更したため正確な比較が出来ません。伊藤園は8.2%と大きく成長しています。
売上、利益ともに伊藤園がカゴメを上回っています。

 

初任給


これからの就職する方のために初任給制度を掲載しておきます。

【2018年度募集要項から 初任給(単位:円)】

カゴメ
学歴
伊藤園
220,000
大学院卒
223,000
207,500
大卒
211,000
記載なし
短大・専門卒
190,000

カゴメは総合職、伊藤園は営業職です
全ての学歴で伊藤園がカゴメを上回っています。

 

 

年齢ごとの給与


有価証券報告書の情報から取得できる情報は以下のようになっています。

【2015年度3月決算の比較】

従業員数(連結) 平均年齢 平均勤続年数 平均年間給与(千円)
カゴメ 1,641(2,569) 40.8 17.2 6,989
伊藤園 5,340(8,044) 36.7 13.1 5,454

 

従業員数は伊藤園がカゴメを大きく上回ります。
臨時従業員込の連結で比較するとカゴメの2,569人に対して伊藤園の8,044人と差は更に大きくなります。
平均年齢はカゴメが4.1歳高く、勤続年数もカゴメが4.1年長いです。
平均年間給与はカゴメが153.5万円多いです。
少なくない差ですが、カゴメの平均年齢が高いことも影響しています。

 

【年代別推定年収 単位千円】

年齢 カゴメ 伊藤園 差額(カゴメベース)
25 4,727 4,020 707
30 5,533 4,706 827
35 6,198 5,271 927
40 6,872 5,845 1,027
45 7,490 6,370 1,120
50 7,756 6,596 1,159

(両者とも平均年間給与は、賞与及び超過勤務手当を含みます。)
こちらからほかの企業も検索⇒企業シムラ―検索

 

 

全年齢層でカゴメが伊藤園を上回ります。
25歳時は70.7万円、ピーク時の50歳時は115.9万円カゴメが伊藤園を上回ります、

これらの数値は有価証券報告書から平均年齢、平均年収等を取得し計算をしております。
給与カーブの形状等は統計局の産業別のカーブ構造を反映させております。
2社で同じ業種のためカーブの上昇率等同じ数字を使っています。

生涯給与


この年収で生涯もらえる給与を計算します。
生涯給与といってサラリーマンとしての収入の総額です。
副業等一切なくこの会社からのみの収入です。

 

会社名 生涯給与
カゴメ 2億5,136万円
伊藤園 2億1,359万円

企業シムラ―検索

 

カゴメが伊藤園を3,777万円ほど上回っています。

 

 

役員報酬


取締役の報酬を見て、社内で成功して偉くなった場合にどれだけの報酬がもらえるのかをイメージしてください。

会社名 役員数 役員報酬
(百万円)
役員賞与
(百万円)
オプション
(百万円)
退職金

(百万円)

1人あたり総報酬
(百万円)
カゴメ
7 194 52 7 0 36.1
伊藤園
15 683 0 29 0 46.1

 

伊藤園がカゴメよりも1人当たりの報酬額(年額)では1000万円多いです。

 

生涯で形成する資産


生涯で形成される資産はいくらになっているかを計算してみました。
両者とも平均的な支出を一生続けたとしてどれくらいの資産が65歳、85歳のときに残っているかを推計します。

カゴメ、伊藤園の現在31歳の方を例に計算を行います。

結果はシミュライザー(人生計画システム)で計算すると以下のようになりました。

 

カゴメ 伊藤園 差額(カゴメベース)
65歳 6,589万円 5,525万円 1,064万円
85歳 6,082万円 5,592万円 490万円

65歳時カゴメ1,064万円(貯蓄可能額が)上回ります。

これが85歳時では490万円に縮まります

しかし両者とも安定的な老後が約束されているようです。

(当システムでは85歳でプラスになっていることを一つの目標にしています。)

 

カゴメ 五郎(31歳)

伊藤園 五郎(31歳)

カゴメVS伊藤園

 

しかし使いすぎや、病気、運用の失敗(シミュレーションでは預金しかつかっていません。)で大きく異なることになります。

左がカゴメの方、右が伊藤園の方です。31歳には五郎と名前がついています。(全企業共通ルール)

システムへ移動してほかの企業も見てみる。⇒ 企業シムラ―検索


結論


初任給は伊藤園がカゴメを上回ります。
平均年収はカゴメが153.5万円多いです。
年齢層別平均給与も全年齢層でカゴメが高く、25歳時で70.7万円、ピーク時の50歳時で115.9万円の差があります。
カゴメの生涯年収(従業員として)は伊藤園のそれに比べ3,777万円多くなっています。

役員になってからの待遇では、年平均で1000万円ほど伊藤園が上回りました。
最後に65歳以降の資産額で比較すると、やはりカゴメが上回っていて85歳時の差額は490万円です。
そのため今回はカゴメの勝ちとします。

業績と反対の形となりました。

シミュライズでは今後も様々な企業の比較を行っていきます。

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