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ともに老舗百貨店として有名な三越伊勢丹と高島屋。就職するならどちらがお得?(2018年入社版)

株式会社三越伊勢丹ホールディングス(以下三越伊勢丹)と株式会社高島屋(以下高島屋)、は共に創業100年を超え国の重要文化財に指定された店舗も持つ老舗百貨店を抱えています。

三越伊勢丹と高島屋の給与比較をするうえで以下の4つポイントに絞って行いたいと思います。

  1. 初任給
  2. 年齢ごとの給与水準
  3. 生涯給与
  4. 役員報酬

サラリーマンとして一生をこの会社で過ごし、役員までに到達した場合の報酬の差を見て百貨店業界の人生の損得勘定を見ていきたいと思います。

 

 

それぞれの特徴


【株式会社三越伊勢丹ホールディングス】
株式会社三越伊勢丹ホールディングスは2008年に三越と伊勢丹が経営統合する形で発足しました。
三越は1673年創業。当時は呉服店「越後屋」です。
伊勢丹は1886年創業。当時は「伊勢屋丹治呉服店」です。
本社は新宿5丁目にあります。
グループ全体で国内に百貨店27店舗、専門館6店舗及び中小小型店舗で構成されていて、売上高で百貨店首位です。
事業は百貨店業、クレジット・金融・友の会業、小売・専門店業、不動産業、その他とありますが、1兆2800億円を超える売上のうち1兆1800億円以上を百貨店業が占めています。
三越日本橋本店は国の重要文化財に指定されています。
現在この百貨店業の売上が芳しくなく、2017年4月に代表取締役社長が交代します。
2017年3月20日には三越千葉店が33年の歴史に幕をおろしました。

【株式会社高島屋】
株式会社高島屋は1831年創業、1919年設立の大阪に本拠を置く、日本の百貨店です。
国内に19店、海外に3店舗を構えています。
百貨店業界は再編が進んでいますが、過去にエイチ・ツー・オーリテイリングと経営統合をする予定でしたが撤回し、独立を維持しています。
現在百貨店業界で売上高3位です。
日本橋店は国の重要文化財の指定されています。

 

業績は?


業績も比べておきましょう。

【連結決算:平成28年3月の業績】 (単位円)

三越伊勢丹
会社
高島屋
1兆2,873億
売上高
9,296億
1兆2,721億
前年
9,125億
1.2%
対前年度比
1.8%
367億
経常利益
378億
265億
当期純利益
238億
137億
包括利益
77億
43.6%
自己資本比率
40.9%

売上高は三越伊勢丹が高島屋を上回り、その差は3,500億円以上です。
経常利益では高島屋が三越伊勢丹を上回り、その差11億円と大きくはありません。
成長率は三越伊勢丹の1.2%に対し、高島屋は1.8%とこちらも高島屋が上回っています。

売上で三越伊勢丹が、成長率では高島屋が上回りました。

初任給


これからの就職する方のために初任給制度を掲載しておきます。 それぞれのグループ内の銀行の初任給を比較します。

【2016年実績 初任給(単位:円)】

三越伊勢丹
学歴
高島屋
208,000
修士了
208,000
208,000
大学卒
208,000

修士了、大学卒共に同じ金額です。

 

年齢ごとの給与


有価証券報告書の情報から取得できる情報は以下のようになっています。

【平成28年3月決算の比較】

従業員数(単体) 従業員数(連結) 平均年齢 平均勤続年数 平均年間給与(千円)
三越伊勢丹 583 12,285 46.1 22.1 8,331
高島屋 4,746 7,315 45 22.4 6,569

 

従業員数は単体では高島屋、連結では三越伊勢丹が多いです。
平均年齢は三越伊勢丹が1.1歳高く、平均勤続年数は0.3年高島屋が長いです。大きな差はありません。
平均年間給与は三越伊勢丹が176.2万円多いです。

 

【年代別推定年収:単位千円】

年齢 三越伊勢丹
高島屋 差額(三越伊勢丹
ベース)
25 5,160 4,088 1,072
30 6,700 5,307 1,392
35 7,585 6,009 1,576
40 8,086 6,406 1,680
45 8,292 6,569 1,723
50 8,465 6,706 1,759

(両者とも平均年間給与は、賞与及び超過勤務手当を含みます。)
こちらからほかの企業も検索⇒企業シムラ―検索

 

 

全ての年齢層で三越伊勢丹が高島屋を上回ります。

25歳時が一番差が小さく107.2万円、50歳時が一番差が大きく175.9万円です。

これらの数値は有価証券報告書から平均年齢、平均年収等を取得し計算をしております。
給与カーブの形状等は統計局の産業別のカーブ構造を反映させております。
2社で同じ業種のためカーブの上昇率は同じ数字を使っています。

生涯給与


この年収で生涯もらえる給与を計算します。
生涯給与といってサラリーマンとしての収入の総額です。
副業等一切なくこの会社からのみの収入です。

 

会社名 生涯給与
三越伊勢丹 2億8,623万円
高島屋 2億2,674万円

企業シムラ―検索

 

三越伊勢丹が高島屋を6,000万円弱上回っています。
都内の新築分譲マンションでもコンパクトな物件なら十分狙える金額です。

 

 

 

役員報酬


取締役の報酬を見て、社内で成功して偉くなった場合にどれだけの報酬がもらえるのかをイメージしてください。

会社名 役員数 役員報酬
(百万円)
役員賞与
(百万円)
オプション
(百万円)
退職金

(百万円)

1人あたり総報酬
(百万円)
三越伊勢丹
6 144 58 48 0 41.7
高島屋
9 260 28 0 0 32.0


三越伊勢丹が高島屋よりも1人当たりの報酬額(年額)では970万円ほど多いです。

 

生涯で形成する資産


生涯で形成される資産はいくらになっているかを計算してみました。
両者とも平均的な支出を一生続けたとしてどれくらいの資産が65歳、85歳のときに残っているかを推計します。

三越伊勢丹、高島屋の現在31歳の方を例に計算を行います。

結果はシミュライザー(人生計画システム)で計算すると以下のようになりました。

 

三越伊勢丹 高島屋 差額(三越伊勢丹ベース)
65歳 3,868万円 2,953万円 915万円
85歳 1,817万円 2,755万円 -938万円

65歳時三越伊勢丹915万円(貯蓄可能額が)上回ります。
これが85歳時高島屋が938万円上回り逆転します。
しかし両者とも安定的な老後が約束されているようです。
(当システムでは85歳でプラスになっていることを一つの目標にしています。)

 

三越伊勢丹五郎(31歳)

高島屋 五郎(31歳)

三越伊勢丹VS高島屋 2017-03-16 13.13.39

 

しかし使いすぎや、病気、運用の失敗(シミュレーションでは預金しかつかっていません。)で大きく異なることになります。

左が三越伊勢丹の方、右が高島屋の方です。31歳には五郎と名前がついています。(全企業共通ルール)

システムへ移動してほかの企業も見てみる。⇒ 企業シムラ―検索

 

結論


初任給は修士了、大学卒共に同額

平均年間給与は三越伊勢丹が176.2万円程多いです。
全ての年齢層で三越伊勢丹が高島屋を上回ります。
25歳時が一番差が小さく107.2万円、50歳時が一番差が大きく175.9万円です。

三越伊勢丹の生涯年収(従業員として)は高島屋のそれに比べ6,000万円ほど上回っています。
役員報酬は三越伊勢丹が高島屋よりも1人当たりの報酬額(年額)では970万円ほど多いです。

最後に65歳以降の資産額で比較すると、85歳時に高島屋が三越伊勢丹を938万円上回りました。

初任給は同額、平均年間給与、年齢層別平均給与、生涯年収、で三越伊勢丹が高島屋を上回りましたが、老後の資産では高島屋が上回りました。
これは三越伊勢丹の支出が多いためです。つまり三越伊勢丹の方のほうがより豊かな生活を送っているということです。

そのため今回は三越伊勢丹の勝ちとします。

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