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ヤマトと日通、物流業者に就職するならどちらがお得?(2017年入社版)

ヤマトホールディングス(以下ヤマト)と日本通運(以下日通)は共に大手物流業者ですが待遇面でどう違うのか比較してみました。

ヤマトと日通、両社の給与比較をするうえで以下のポイントに絞って行いたいと思います。

ポイントは4つ

  1. 初任給
  2. 年齢ごとの給与水準
  3. 生涯給与
  4. 役員報酬

サラリーマンとして一生をこの会社で過ごし、役員までに到達した場合の報酬の差を見て物流業界の人生の損得勘定を見ていきたいと思います。

 

 

それぞれの特徴


【ヤマト(ヤマトホールディングス)】
ヤマトホールディングスはクロネコヤマトの宅急便で知られる1919年創業の日本の宅配業者です。
元はヤマト運輸株式会社でしたが、2005年に純粋持株会社へ移行しヤマトホールディングス株式会社に商号を変更しました。
ヤマトグループは現在大きく分けて次の7つの事業を行っています。

  • デリバリー事業
  • BIZ-ロジ事業
  • ホームコンビニエンス事業
  • e-ビジネス事業
  • フィナンシャル事業
  • オートワークス事業
  • その他の事業

 

 

【日通(日本通運)】
日本通運は1937年10月1日に日本全国の通運業者を統合して「日本通運株式会社法」に基づいて国営企業として発足しました。
その後1950年に日本通運株式会社法を廃止する法律が施行され、民間企業として再出発しています。
かつては宅配便サービスの「ペリカン便」で有名でしたが、2008年に日本郵便主導でゆうパックと統合する予定でしたが計画が頓挫し、そのままペリカン便はなくなっています。
そのため最近では一般消費者とはあまり縁がない企業となっています。
しかし運送会社の中で唯一陸、海、空全ての輸送に対応していることもあり、法人向け物流を得意としています。

業績は?


業績も比べておきましょう。

【連結決算:平成26年度の業績】 (単位円)

ヤマト
会社
日通
1兆3,967億
売上高
1兆9,249億
1兆3,746億
前年
1兆7,525億
1.6%
対前年度比
9.8%
709億
経常利益
596億
375億
当期純利益
264億
462億
包括利益
626億
52.2%
自己資本比率
36.59%

売上高では日通がヤマトを上回り、その差は5,280億円程あります。
経常利益ではヤマトが日通を上回り、その差は100億円程あります。
売上の成長率ではヤマトは前年対比で1.6%に対し、日通は9.8%日通が6倍ほどあります。
経常利益、当期純利益はヤマトが上回っていますが、売上、成長率では日通が上回っています。

 

初任給


これからの就職する方のために初任給制度を掲載しておきます。

【2017年4月入社社員初任給(単位:円)】

ヤマト運輸
学歴
日本通運
記載なし
大学院卒
235,500
209,200
大学卒
225,000

ヤマト本体は具体的な情報がなかったのでヤマト運輸を参考に提示します。
ヤマト運輸は大学院卒の具体的な情報がありません。
大学卒ですと日通のほうが16,000円ほど上回っています。

 

年齢ごとの給与


有価証券報告書の情報から取得できる情報は以下のようになっています。

【2015年度3月決算の比較】

従業員数 平均年齢 平均勤続年数 平均年間給与(千円)
ヤマト 197,056 36.9 11.5 7,774
日通 67,347 42.2 18.3 6,036

 

従業員数はヤマトが日通を13万人ほど上回ります。
平均年齢は日通が5.3歳高く、勤続年数も日通が6.8年長いです。
平均年間給与はヤマトが174万円ほど多いです。

 

【年代別推定年収 単位千円】

年齢 ヤマト 日通 差額(ヤマトベース)
25 6,017 4,562 1,456
30 6,762 5,126 1,636
35 7,459 5,654 1,805
40 7,885 5,977 1,908
45 8,174 6,196 1,978
50 8,581 6,505 2,076

(両者とも平均年間給与は、賞与及び超過勤務手当を含みます。)
こちらからほかの企業も検索⇒企業シムラ―検索

 

 

全ての年齢層でヤマトが上回ります。
25歳時でおよそ146万円ヤマトが上回っていて、ピーク時の50歳時ではおよそ208万円ヤマトが上回ります。

これらの数値は有価証券報告書から平均年齢、平均年収等を取得し計算をしております。
給与カーブの形状等は統計局の産業別のカーブ構造を反映させております。
2社で同じ業種のためカーブの上昇率等は同じ数字を使っています。

 

 

 

生涯給与


この年収で生涯もらえる給与を計算します。
生涯給与といってサラリーマンとしての収入の総額です。
副業等一切なくこの会社からのみの収入です。

 

会社名 生涯給与
ヤマト 2億1,511万円
日通 1億5,274万円

企業シムラ―検索

 

ヤマトが日通を6,237万円上回っています。

 

 

役員報酬


取締役の報酬を見て、社内で成功して偉くなった場合にどれだけの報酬がもらえるのかをイメージしてください。

 

会社名 役員数 役員報酬(百万円) 役員賞与(百万円) オプション(百万円) 退職金
(百万円)
1人あたり総報酬(百万円)
ヤマト
5 243 0 0 0 48.6
日通
16 459 90 0 0 34.3

 

ヤマトが日通よりも1人当たりの報酬額(年額)では1,430万円多いです。

生涯で形成する資産


生涯で形成される資産はいくらになっているかを計算してみました。
両者とも平均的な支出を一生続けたとしてどれくらいの資産が65歳、85歳のときに残っているかを推計します。

ヤマト、日通の現在30歳の方を例に計算を行います。

結果はシミュライザー(人生計画システム)で計算すると以下のようになりました。

 

ヤマト 日通 差額
65歳 4.901万円 3,262万円 1,639万円
85歳 2,849万円 2,194万円 655万円

65歳時ヤマト1,639万円(貯蓄可能額が)上回ります。

これが85歳時では655万円と1,000万円近く縮まります

しかし両者とも安定的な老後が約束されているようです。

(当システムでは85歳でプラスになっていることを一つの目標にしています。)

 

ヤマト 五郎(30歳)

日本通運 五郎(30歳)

クロネコVS日通 2016-06-02 15.05.30

 

しかし使いすぎや、病気、運用の失敗(シミュレーションでは預金しかつかっていません。)で大きく異なることになります。

左がヤマトの方、右が日通の方です。30歳には五郎と名前がついています。(全企業共通ルール)

システムへ移動してほかの企業も見てみる。⇒ 企業シムラ―検索

 

結論


初任給は日通の方が僅かに多いです。
平均年収はヤマトが145万円多く、年齢層別平均給与も全年齢でヤマトの方が多く、差額が一番大きいのが50歳時で208万円ほどです。
ヤマトの生涯年収(従業員として)は日通のそれに比べ6,237万円ほど多くなっています。

役員になってからの待遇でも、年平均で1,430万円ほどヤマトが上回りました。
最後に65歳以降の資産額で比較すると、ヤマトが65歳時も85歳時も日通を上回っていて、85歳時の差額は655万円ほどです。

そのため今回はヤマトの勝ちとしてます。

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