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全国百貨店売上 2016年7月〜マイナス0.1%で5か月連続マイナス〜

日本百貨店協会が今月19日発表の2016年7月の全国百貨店売上高は5,598億円となり、前年同月比でマイナス0.1%と5ヶ月連続で前年実績を下回りました。

7月は売上高の約97%を占める国内購買客の動きについても、株価低迷などの消費マインド低下を要因に、中間層をはじめ富裕層の取り込みについて苦しんだことなどを背景に、非常に厳しい商況に終わりました。


(注)日本百貨店協会データよりシミュライズ作成。店舗数調整ベース。

地区別では、10都市計(-0.1%)、10都市以外の地区計(-0.1%)がともに前年を下回りましたが、札幌、東京、神戸、福岡、北海道、 近畿、中国のほか、震災復興の需要が高まる九州が前年を上回りました。

 

次に2014年1月以降の商品別売上高の前年同月増減率の推移を見てみます。

(注)日本百貨店協会データよりシミュライズ作成。店舗数調整ベース。

商品別では、クリアランスの前倒しを行った衣料品が前年に届かず厳しい結果に終わりました が、身のまわり品(+1.2%)が5か月ぶり、雑貨(+2.4%)が2か月ぶりにプラスに転じました。

細分類で化粧品が0.7%増16か月連続、菓子と惣菜が2か月連続、紳士服 ・洋品が9か月ぶり、その他雑貨が7か月ぶり、家電が4か月ぶりのプラスを記録しました。

東京地区の商品別前年比増減率の推移を見てみると、主要5品目のうち身のまわり品(+0.9%)が6か月ぶり、雑貨(+1.8%)が2 か月ぶりにプラスに転じたほか、食料品(+0.2%)が2か月連続で前年を確保した一方、 主力の衣料品が前月よりマイナス幅を大幅に縮小して改善の兆しが見られたものの、前年高伸の影響もあり1.4%減で9か月連続のマイナスに終わりました。

紳士服(+4.9%)が5か月ぶりにプラスに転じたほか、好調が続いている化粧品が国内・インバウンド共に好調で13.1%増の16か月連続プラスでした。また、その他雑貨(+2.2%)、菓 子(+3.8%)にも動きが見られましたが、富裕層の消費マインド低下は継続しており、美術・ 宝飾・貴金属が9.7%の大幅減に終わりました。また、個別商材では紳士のビジネスゾーンが好調で、ワイシャツやネクタイに伸びが見られました。

 


(注)日本百貨店協会データよりシミュライズ作成。店舗数調整ベース。

 

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つづいて主要都市別の売上高前年同月比推移です。

伸び率は先月比で東京と福岡以外はすべての地区でマイナス圏に入りました。


(注)日本百貨店協会データよりシミュライズ作成。店舗数調整ベース。

今後については、シーズンエンドとシーズンインの切り替えを、実気温との差がある中で 確実に検証し、年間のピークとなる第4四半期(10月―12月)につなげることが出来るかどうかがポイントとなってきます。
訪日外国人動向は、購買行動や品目の変化から、購買単価の下落により売上高は21.0%減と前年割れになりましたが、購買客数は13.7%増で継続して拡大の傾向にあります。また、長く減速傾向にある中間層をはじめとして国内購買客(シェア97.4%)の不調は継続しており急回復が厳しい状況にあります。
一方、免税店のラオックスは2016年12月期の連結業績見通しを発表したところ、中国からの訪日客による「爆買い」の一服と円高の影響で、営業利益は8割減を見込みます。

 

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