最新

全国百貨店売上 2016年6月〜マイナス3.5%で4か月連続マイナス〜

日本百貨店協会が今月20日発表の2016年6月の全国百貨店売上高は4,699億円となり、前年同月比でマイナス3.5%と4ヶ月連続で前年実績を下回りました。

6月は売上高の約97%を占める国内購買客の動きについても、株価低迷などの消費マインド低下を要因に、中間層をはじめ富裕層の取り込みについて苦しんだことなどを背景に、非常に厳しい商況に終わりました。


(注)日本百貨店協会データよりシミュライズ作成。店舗数調整ベース。

地区別では、10都市計(-3.5%)、10都市以外の地区計(-3.5%)がともに前年を下回り、全18地区のうち九州を除いた17地区で前年に届きませんでした。

次に2014年1月以降の商品別売上高の前年同月増減率の推移を見てみます。

(注)日本百貨店協会データよりシミュライズ作成。店舗数調整ベース。

商品別では、富裕層の消費マインド低下を受けた美術・宝飾・貴金属(-9.2%)の失速を受け、 雑貨15か月ぶりのマイナスでした。主要5品目全てが前年を割りました(20か月ぶり/2014年10月以来)が、中元購買客の買い回りが好調な衣料品、身のまわり品、家庭用品、食料品が前月に比 べマイナス幅を縮小しています。

細分類で化粧品が7.6%増15か月連続プラスを記録しました。

東京地区の商品別前年比増減率の推移を見てみると、主要5品目のうち食料品(+0.2%)が2か月ぶりにプラスに転じたほか、衣料 品、身のまわり品が前月よりマイナス幅を縮小して改善の兆しが見られた一方、雑貨が 2015年3月(消費増税駆込の反動減)以来15か月ぶりに前年を下回りました。

好調が続いている化粧品が国内・インバウンド共に好調で10.5%増の15か月連続プラスでした。また、子供服(+1.2%)、菓子(+1.9%)、惣菜(+0.7%)、その他食料品(+0.3%)にも動きが見られましたが、不安定な経済状況や、金融資産の減少から富裕層の消費マインドが低下したことで、美術・宝飾・貴金属が2桁減(-11.0%)でした。なお、個別商材では前月に続きサングラスや帽子、晴雨兼用傘に動きが見られたほか、婦人ブラウスが好調でした。


(注)日本百貨店協会データよりシミュライズ作成。店舗数調整ベース。

【お知らせ】気になるニュースをお届けしますシミュライズ《無料》
日常生活から、就職、婚活、買物、教育など人生のさまざまなライフイベントについて
周りに溢れるお金の情報を整理しお届けいたします。

 

つづいて主要都市別の売上高前年同月比推移です。

伸び率は先月比ですべての地区でマイナス圏に入りました。4月から3ヶ月連続でマイナス圏に入りました。


(注)日本百貨店協会データよりシミュライズ作成。店舗数調整ベース。

 

訪日外国人動向は、購買行動や品目の変化から、購買単価(-30.2%)が下落傾向にあり、売上高は20.4%減(約130億円)と3か月連続前年割れになりましたが、購買客数は14%増(約23万人)と41か月連続前年を確保しています。また、長く減速傾向にある中間層をはじめとして国内購買客(シェア97.2%)の不調は継続しており急回復が厳しい状況にあります。

 

 

過去のデータはこちらからどうぞ

最新オリジナルニュースやジャンル別の記事については、ホームへ どうぞ。

 

 

 

 

▲TOPに戻る