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ビットバレーの雄サイバーエージェントとLINE。就職するならどっちがお得?(2017年入社版)

株式会社サイバーエージェントとLINE株式会社は渋谷マークシティとShibuya Hikarieに拠点を置くIT会社ですが待遇面でどう違うのか比較してみました。

株式会社サイバーエージェントとLINE株式会社、両社の給与比較をするうえで以下のポイントに絞って行いたいと思います。

ポイントは4つ

  1. 初任給
  2. 年齢ごとの給与水準
  3. 生涯給与
  4. 役員報酬

サラリーマンとして一生をこの会社で過ごし、役員までに到達した場合の報酬の差を見て共に渋谷に拠点を置くIT企業の人生の損得勘定を見ていきたいと思います。

 

 

それぞれの特徴


【株式会社サイバーエージェント】
株式会社サイバーエージェントは1998年設立の日本のIT企業です。
インターネット広告事業やアメーバブログで有名です。
社長自ら「渋谷ではたらく社長のアメブロ」を書いています。
最近ではインターネットTV局の「AbemaTV」や定額音楽配信サービス「AWA」が話題になっています。
またゲーム事業も活発で傘下のCyGamesが「グラブる」などのCMで有名な「グランブルーファンタジー」や国民的アイドルが解散の危機に晒されている時にも「アイドルは、やめらんない!」と意味深なCMを流していた「アイドルマスターシンデレラガールズ」を提供しています。
この「アイドルマスターシンデレラガールズ」はPlayStation VRでのゲーム化も決まっています。

【LINE株式会社】
LINE株式会社は韓国の大手インターネットサービス会社「ネイバー」の子会社です。
ハンゲームジャパン株式会社として2000年9月に設立されその後2003年にNHN Japan株式会社、2013年4月にLINE株式会社に社名を変更しています。
ネイバーは日本では「まとめサイト」として有名です。
社名にもなっている「LINE」はメッセンジャーアプリです。チャットや音声通話、ビデオ通話に加えてスタンプと呼ばれる画像を扱えるのが大きな特徴です。
この他にもゲーム事業のLINE GAME,定額音楽配信のLINE MUSICやライブ配信のLINE LIVEなども広まってきています。
これからの事業としてはモバイル送金・決済サービスのLINE Pay,MVNO(仮想移動体通信事業者)のLINE モバイルがあります。
今年の7月15日に東京証券取引所とニューヨーク証券取引所に同時に上場すると発表しました。

 

業績は?


業績も比べておきましょう。

【連結決算:平成26年度の業績】 (単位円)

株式会社サイバーエージェント
会社
LINE株式会社
2,543億
売上高
1,206億
2,052億
前年
863億
23.9%
対前年度比
39.7%
323億
経常利益
−120億
148億
当期純利益
-797億
180億
包括利益
-633億
50.8%
自己資本比率
14.5%

売上高では株式会社サイバーエージェントがLINE株式会社を大きく上回り、その差は1,300億円以上です。
経常利益でも株式会社サイバーエージェントがLINE株式会社を大きく上回り、その差は440億円を超えます。
売上の成長率では株式会社サイバーエージェントは前年対比で23.9%に対し、LINE株式会社は39.7%とこちらはLINE株式会社が大きく上回っていますが、サイバーエージェントの成長率も十分高いです
売上、利益、で株式会社サイバーエージェントがLINE株式会社を上回っていますが、成長率ではLINE株式会社が上回っています。
LINE株式会社は売上を大きく伸ばしていて成長率は高いですが、赤字です。
これは事業規模拡大や株式報酬費用による人件費の増加やスマホでの課金の手数料の増加したことと、のれんや無形資産の減損損失を認識したためです。

 

初任給


これからの就職する方のために初任給制度を掲載しておきます。

【2017年4月入社社員初任給(単位:円)】

株式会社サイバーエージェント
学歴
LINE株式会社
記載なし
スペシャリストコース
501,000
340,000
大学院卒
418,000
340,000
学部卒
384,000

LINE株式会社は技術職の場合です。
またスペシャリストコースはLINE株式会社のみのコースです。
株式会社サイバーエージェントの学卒、院卒の違いはありません。

両社とも年棒制で、年俸を12で割った数値を記載しています。
株式会社サイバーエージェントも初任給としてはかなり高額ですが、LINE株式会社の方が更に高額で、スペシャリストコースは年俸600万円以上、月給50万円以上です。スペシャリストコースとはLINE株式会社の選考過程でスペシャリストの基準に満たすと判断した学生に案内されるコースです

 

年齢ごとの給与


有価証券報告書の情報から取得できる情報は以下のようになっています。

【2015年度3月決算の比較】

従業員数 平均年齢 平均勤続年数 平均年間給与(千円)
株式会社サイバーエージェント 3,432 31.1 4.1 7,200
LINE株式会社 1,122 34.2 2.9 7,951

 

従業員数は株式会社サイバーエージェントがLINE株式会社を2,300人以上上回ります。
平均年齢はLINE株式会社が3.1歳高く、勤続年数はサイバーエージェントが1.2年長いです。
平均年間給与はLINE株式会社が75.1万円多いです。

 

【年代別推定年収 単位千円】

年齢 株式会社サイバーエージェント LINE株式会社 差額(株式会社サイバーエージェントベース)
25 6,054 5,722 332
30 7,492 6,947 545
35 8,459 8,163 296
40 8,923 9,477 -555
45 9,002 10,653 -1,651
50 9,082 11,258 -2,176

(両者とも平均年間給与は、賞与及び超過勤務手当を含みます。)
こちらからほかの企業も検索⇒企業シムラ―検索

 

 

35歳までで株式会社サイバーエージェントが上回りますが、40歳からはLINE株式会社が上回ります。
25歳時でおよそ33万円株式会社サイバーエージェントが上回っていますが、ピーク時の50歳時ではおよそ217.6万円LINE株式会社が上回ります。

これらの数値は有価証券報告書から平均年齢、平均年収等を取得し計算をしております。
給与カーブの形状等は統計局の産業別のカーブ構造を反映させております。
2社で違う業種のため(株式会社サイバーエージェントはサービス業、LINE株式会社は情報通信業)カーブの上昇率等は別の数字を使っています。
そのため年齢によって優劣が変わります。

 

 

生涯給与


この年収で生涯もらえる給与を計算します。
生涯給与といってサラリーマンとしての収入の総額です。
副業等一切なくこの会社からのみの収入です。

 

会社名 生涯給与
株式会社サイバーエージェント 3億1,478万円
LINE株式会社 3億4,818万円

企業シムラ―検索

 

LINE株式会社が株式会社サイバーエージェントを3,300万円以上上回っています。

 

 

役員報酬


取締役の報酬を見て、社内で成功して偉くなった場合にどれだけの報酬がもらえるのかをイメージしてください。
業績を反映して、役員報酬でも大きな差が生じているようです。

 

会社名 役員数 役員報酬(百万円) 役員賞与(百万円) オプション(百万円) 退職金
(百万円)
1人あたり総報酬(百万円)
株式会社サイバーエージェント
10 424 0 36 0 46.0
LINE株式会社
5 229 67 5,285 6 1,117.4

 

LINE株式会社が株式会社サイバーエージェントよりも1人当たりの報酬額(年額)では10億7,140万円多いです。
膨大な金額ですが、これはLINE株式会社の慎ジュンホ氏が51億円のストックオプションを持っているためです。
この51億円を外すと1人あたり9,740万円です。これでも株式会社サイバーエージェントの2倍以上の金額です。

生涯で形成する資産


生涯で形成される資産はいくらになっているかを計算してみました。
両者とも平均的な支出を一生続けたとしてどれくらいの資産が65歳、85歳のときに残っているかを推計します。

株式会社サイバーエージェント、LINE株式会社の現在30歳の方を例に計算を行います。

結果はシミュライザー(人生計画システム)で計算すると以下のようになりました。

 

年齢 株式会社サイバーエージェント LINE株式会社 差額(LINEベース)
65歳 5,456万円 7,173万円 1,717万円
85歳 5,001万円 6,453万円 1,452万円

65歳時LINE株式会社1,717万円(貯蓄可能額が)上回ります。

これが85歳時では1,452万円に縮まります

しかし両者とも安定的な老後が約束されているようです。

(当システムでは85歳でプラスになっていることを一つの目標にしています。)

 

 

サイバーエージェント 五郎(30歳)

LINE 五郎(30歳)

サイバーエージェントVSLINE 2016-06-20 16.55.41

 

しかし使いすぎや、病気、運用の失敗(シミュレーションでは預金しかつかっていません。)で大きく異なることになります。

左が株式会社サイバーエージェントの方、右がLINE株式会社の方です。30歳には五郎と名前がついています。(全企業共通ルール)

システムへ移動してほかの企業も見てみる。⇒ 企業シムラ―検索

 

結論


初任給はどちらも高いですが、LINE株式会社の方が多いです。
平均年収はLINE株式会社が75.1万円多く、年齢層別平均給与は35歳までは株式会社サイバーエージェント、40歳からはLINE株式会社の方が高いです。
ピーク時の50歳時ではおよそ217.6万円LINE株式会社が上回ります。
LINE株式会社の生涯年収(従業員として)は株式会社サイバーエージェントのそれに比べ3,300万円以上多くなっています。

役員になってからの待遇では、年平均で10億7,140万円ほどLINE株式会社が上回りました。慎氏のストックオプションの分を外してもLINE株式会社が株式会社サイバーエージェントの2倍あります。
最後に65歳以降の資産額で比較すると、65歳時はLINE株式会社が1,717万円上回っていて、85歳時には差額は1,452万円ほどに縮まります。
そのため今回はLINE株式会社の勝ちとしてます。

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