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住友電工と古河電工、非鉄金属メーカーに就職するならどちらがお得?(2017年入社版)

住友電気工業株式会社(以下住友電工)と古河電気工業株式会社(以下古河電工)は共に非鉄金属メーカーですが待遇面でどう違うのか比較してみました。

住友電工と古河電工、両社の給与比較をするうえで以下のポイントに絞って行いたいと思います。

ポイントは4つ

  1. 初任給
  2. 年齢ごとの給与水準
  3. 生涯給与
  4. 役員報酬

サラリーマンとして一生をこの会社で過ごし、役員までに到達した場合の報酬の差を見て非鉄金属業界の人生の損得勘定を見ていきたいと思います。

 

 

それぞれの特徴


【住友電工(住友電気工業株式会社)】
住友電工は1897年創業の日本の非鉄金属メーカーです。
従来は電力・通信ケーブルがメインでしたが、今は以下の5つの事業をメインとしています。

  • 自動車事業(ワイヤーハーネス、EV急速充電器用コネクタつきケーブルなど)
  • 情報通信業(光ファイバ・ケーブル、交通管制システム・安全運転支援システムなど)
  • エレクトロニクス事業(フレキシブルプリント回路、化合物半導体など)
  • 環境エネルギー事業(銅荒引線、送配電用電線・ケーブル、鉄道車両用空気バネなど)
  • 産業素材事業(ナノ多結晶ダイヤモンド、切削工具、高機能アルミニウム合金など)

 

【古河電工(古河電気工業株式会社)】
古河電工株式会社は1884年創業の日本の非鉄金属メーカーです。
電線御三家の一角。現在事業領域は電線だけではなく、情報通信、エレクトロニクス、新素材、自動車部品分野などに広がっています。
光ファイバケーブルやリチウムイオン電池の材料なども扱っていて東京タワーにアンテナを納入していたりもします。
また製造終了したオーディオケーブルの導体の銅素材「PCOCC」や、それに変わる新素材としての「PC−Triple C」なども製造しています。
Jリーグのジェフユナイテッド市原・千葉は同社のサッカー部が母体です。同社のサッカー部は日本サッカー協会の川淵三郎や小倉純二などを輩出しています。

 

業績は?


業績も比べておきましょう。

【連結決算:平成26年度の業績】 (単位円)

住友電工
会社
古河電工
2兆8,228億
売上高
8,678億
2兆5,688億
前年
9,318億
9.9%
対前年度比
-6.9%
1,606億
経常利益
186億
1.198億
当期純利益
74億
2,863億
包括利益
215億
48.9%
自己資本比率
26.0%

売上高では住友電工が古河電工を大きく上回り、その差は2兆円に迫ります。
経常利益でも住友電工が古河電工を大きく上回り、その差は1,400億円を超えます。
売上の成長率では住友電工は前年対比で9.9%に対し、古河電工はマイナス6.9%とこちらも住友電工が大きく上回っています。
売上、利益、成長率全てで住友電工が古河電工を上回っています。

 

初任給


これからの就職する方のために初任給制度を掲載しておきます。

【2017年4月入社社員初任給(単位:円)】

住友電工
学歴
古河電工
265,000
博士了
記載なし
234,000
修士了
226,350
213,200
学部卒
211,230

古河電工は総合職の場合です。
古河電工は博士了の具体的な情報がありません。
住友電工のほうが学部卒で2,000円ほど修士了だと8,000円ほど上回っています。

 

年齢ごとの給与


有価証券報告書の情報から取得できる情報は以下のようになっています。

【2015年度3月決算の比較】

従業員数 平均年齢 平均勤続年数 平均年間給与(千円)
住友電工 240,798 41.6 16.9 7,800
古河電工 46,136 43.4 20.4 7,148

 

従業員数は住友電工が古河電工を19.5万人ほど上回ります。
平均年齢は古河電工が1.8歳高く、勤続年数も古河電工が3.5年長いです。
平均年間給与は住友電工が65.2万円多いです。

 

【年代別推定年収 単位千円】

年齢 住友電工 古河電工 差額(住友電工ベース)
25 5,482 5,022 460
30 6,564 6,013 551
35 6,971 6,386 585
40 7,516 6,885 631
45 7,724 7,076 649
50 7,477 6,849 628

(両者とも平均年間給与は、賞与及び超過勤務手当を含みます。)
こちらからほかの企業も検索⇒企業シムラ―検索

 

 

全ての年齢層で住友電工が上回ります。
25歳時でおよそ46万円住友電工が上回っていて、ピーク時の45歳時ではおよそ65万円住友電工が上回ります。

これらの数値は有価証券報告書から平均年齢、平均年収等を取得し計算をしております。
給与カーブの形状等は統計局の産業別のカーブ構造を反映させております。
2社で同じ業種のためカーブの上昇率等は同じ数字を使っています。

 

 

 

生涯給与


この年収で生涯もらえる給与を計算します。
生涯給与といってサラリーマンとしての収入の総額です。
副業等一切なくこの会社からのみの収入です。

 

会社名 生涯給与
住友電工 2億6,626万円
古河電工 2億4,391万円

企業シムラ―検索

 

住友電工が古河電工を2,235万円上回っています。

 

 

役員報酬


取締役の報酬を見て、社内で成功して偉くなった場合にどれだけの報酬がもらえるのかをイメージしてください。
業績を反映して、役員報酬でも大きな差が生じているようです。

 

会社名 役員数 役員報酬(百万円) 役員賞与(百万円) オプション(百万円) 退職金
(百万円)
1人あたり総報酬(百万円)
住友電工
16 601 220 0 0 51.3
古河電工
11 408 6 0 0 37.6

 

住友電工が古河電工よりも1人当たりの報酬額(年額)では1,370万円多いです。

生涯で形成する資産


生涯で形成される資産はいくらになっているかを計算してみました。
両者とも平均的な支出を一生続けたとしてどれくらいの資産が65歳、85歳のときに残っているかを推計します。

住友電工、古河電工の現在30歳の方を例に計算を行います。

結果はシミュライザー(人生計画システム)で計算すると以下のようになりました。

 

住友電工 古河電工 差額
65歳 3,851円 3,593万円 258万円
85歳 1,916万円 2,092万円 -176万円

65歳時住友電工258万円(貯蓄可能額が)上回ります。

これが85歳時では古河電工が176万円上回り逆転しています

しかし両者とも安定的な老後が約束されているようです。

(当システムでは85歳でプラスになっていることを一つの目標にしています。)

 

住友電気工業 五郎(30歳)

古河電気工業 五郎(30歳)

住友電工VS古河電工

 

しかし使いすぎや、病気、運用の失敗(シミュレーションでは預金しかつかっていません。)で大きく異なることになります。
左が住友電工の方、右が古河電工の方です。30歳には五郎と名前がついています。(全企業共通ルール)

システムへ移動してほかの企業も見てみる。⇒ 企業シムラ―検索

 

結論


初任給は住友電工の方が僅かに多いです。
平均年収は住友電工が65.2万円多く、年齢層別平均給与も全年齢で住友電工の方が多く差額が一番大きいのが45歳時で65万円ほどです。
住友電工の生涯年収(従業員として)は古河電工のそれに比べ2,235万円ほど多くなっています。

役員になってからの待遇でも、年平均で1,370万円ほど住友電工が上回りました。
最後に65歳以降の資産額で比較すると、65歳時は住友電工が258万円上回っています。しかし85歳時は古河電工が上回っていて差額は176万円ほどです。
老後に逆転するのは住友電工の方が給与が良くて支出が多かった、つまりより良い生活をしていたためです。
そのため今回は住友電工の勝ちとしてます。

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