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旧三公社、親方日の丸で大企業、NTTとJR東日本。就職するならどちらがお得?

NTTとJR東日本は共に旧三公社で現在もTOPIX Core30に名を連ねる大企業ですが待遇面でどう違うのか比較してみました。

NTTとJR東日本、両社の給与比較をするうえで以下のポイントに絞って行いたいと思います。

ポイントは4つ

  1. 初任給
  2. 年齢ごとの給与水準
  3. 生涯給与
  4. 役員報酬

サラリーマンとして一生をこの会社で過ごし、役員までに到達した場合の報酬の差を見て親方日の丸、旧三公社の人生の損得勘定を見ていきたいと思います。

 

 

それぞれの特徴


【NTT(日本電信電話)】
元は三公社の一つ日本電信電話公社で、1985年に民営化したものが日本電信電話株式会社、NTTです。
現在「地域通信事業」「長距離・国際通信事業」「移動通信事業」「データ通信事業」の4つの事業を行っています。
元々は音声収入が収益のメインでしたが今はIP系、ソリューション系収入がメインとなっていて音声収入は2割ほどです。
また世界屈指の研究所を所有しています。

IPHONE6s1

 

【JR東日本(東日本旅客鉄道)】
元は三公社の一つ日本国有鉄道、いわゆる国鉄で、1987年に民営化した旅客鉄道会社の一つです。
関東地方から東北地方一帯と新潟県の大部分と山梨、長野の半分ほど、及び静岡県の一部を営業区域としています。
首都圏に多くの路線を持ち、新幹線も扱っていることからJRグループで随一の収益があります。
また鉄道事業以外にも積極的に進出しており駅構内の商業施設の開発や不動産業、また交通系ICカードSUICAの事業なども行っています。
東京駅開業100周年記念のSUICAの人気と混乱は記憶してる方も多いと思います。

toukyoueki

 

業績は?


業績も比べておきましょう。

【連結決算:平成26年度の業績】 (単位円)

NTT
会社
JR東日本
11兆953億
売上高
2兆7,561億
10兆9,251億
前年
2兆7,029億
1.6%
対前年度比
2.0%
1兆666億
税引前利益
3,620億
5,181億
当期純利益
1,804億
6,913億
包括利益
2,292億
61.8%
自己資本比率
30.1%

売上高ではNTTがJR東日本の5倍近くあり、その差は8兆3,400億円程あります。
税引き前利益でもNTTがJR東日本を3倍ほど上回り、その差は7,000億円程あります。
売上の成長率ではNTTは前年対比で1.6%に対し、JR東日本は2.0%とJR東日本が上回っています。
売上、利益などはNTTが上回っていますが、成長率ではJR東日本が上回っています。

 

初任給


これからの就職する方のために初任給制度を掲載しておきます。

【2017年4月入社社員初任給(単位:円)】

NTT東日本
学歴
JR東日本(ポテンシャル採用:総合職)
283,300
博士卒
記載なし
234,360
修士卒
235,750
209,370
大学卒
215,510

NTT本体は具体的な情報がなかったのでNTT東日本を参考に提示します。
JR東日本は博士卒の具体的な情報がありません。
修士卒、大学卒ともにJR東日本のほうが僅かに上回っています。

 

年齢ごとの給与


有価証券報告書の情報から取得できる情報は以下のようになっています。

【2015年度3月決算の比較】

従業員数 平均年齢 平均勤続年数 平均年間給与(千円)
NTT 241,593 40.6 16.3 8,800
JR東日本 49,558 41.2 17.3 7,049

 

従業員数はNTTがJR東日本を192,000人ほど上回ります。
平均年齢はJR東日本が0.6歳高く、勤続年数もJR東日本が1年長い、と差は僅かです。
平均年間給与はNTTが175万円ほど多いです。

 

【年代別推定年収 単位千円】

年齢 NTT JR東日本 差額(NTTベース)
25 5,225 5,354 -128
30 6,344 6,016 328
35 7,454 6,636 818
40 8,654 7,015 1,639
45 9,727 7,272 2,455
50 10,279 7,635 2,645

(両者とも平均年間給与は、賞与及び超過勤務手当を含みます。)
こちらからほかの企業も検索⇒企業シムラ―検索

 

 

25歳まではJR東日本が上回り、それ以降はNTTが上回ります。
25歳時でおよそ13万円JR東日本が上回っていましたが、ピーク時の50歳時ではおよそ265万円NTTが上回ります。

これらの数値は有価証券報告書から平均年齢、平均年収等を取得し計算をしております。
給与カーブの形状等は統計局の産業別のカーブ構造を反映させております。
2社で違う業種のためカーブの上昇率等は別の数字を使っています。

 

 

 

生涯給与


この年収で生涯もらえる給与を計算します。
生涯給与といってサラリーマンとしての収入の総額です。
副業等一切なくこの会社からのみの収入です。

 

会社名 生涯給与
NTT 3億1,793万円
JR東日本 2億8,048万円

企業シムラ―検索

 

NTTがJR東日本を3,745万円上回っています。

 

 

役員報酬


取締役の報酬を見て、社内で成功して偉くなった場合にどれだけの報酬がもらえるのかをイメージしてください。

 

会社名 役員数 役員報酬(百万円) 役員賞与(百万円) オプション(百万円) 退職金
(百万円)
1人あたり総報酬(百万円)
NTT
12 387 80 0 0 38.9
JR東日本
19 616 168 0 0 41.3

 

JR東日本がNTTよりも1人当たりの報酬額(年額)では240万円程多いです。

生涯で形成する資産


生涯で形成される資産はいくらになっているかを計算してみました。
両者とも平均的な支出を一生続けたとしてどれくらいの資産が65歳、85歳のときに残っているかを推計します。

NTT、JR東日本の現在30歳の方を例に計算を行います。

結果はシミュライザー(人生計画システム)で計算すると以下のようになりました。

 

NTT(日本電信電話) JR東日本(東日本旅客鉄道) 差額
65歳 8,147万円 4,437万円 3,710万円
85歳 6,445万円 3,510万円 2,935万円


65歳時
NTT3,710万円(貯蓄可能額が)上回ります。
これが85歳時では2,935万円と縮まります

しかし両者とも安定的な老後が約束されているようです。

(当システムでは85歳でプラスになっていることを一つの目標にしています。)

 

日本電信電話 五郎(30歳)

東日本旅客鉄道五郎(30歳)

NTT VS JR東日本 2016-06-01 20.39.53

 

しかし使いすぎや、病気、運用の失敗(シミュレーションでは預金しかつかっていません。)で大きく異なることになります。

左がNTTの方、右がJR東日本の方です。30歳には五郎と名前がついています。(全企業共通ルール)

システムへ移動してほかの企業も見てみる。⇒ 企業シムラ―検索

 

結論


初任給はJR東日本の方が僅かに多いです。
平均年収はNTTが175万円多いいです。
年齢層別平均給与は25歳まではJR東日本の方が多く差額は13万円ほど。
30歳からはNTTの方が多く差額が一番大きいのが50歳時で265万円ほどです。
NTTの生涯年収(従業員として)はJR東日本のそれに比べ3,745万円ほど多くなっています。

役員になってからの待遇では、年平均で240万円ほどJR東日本が上回りました。
最後に65歳以降の資産額で比較すると、NTTが65歳時も85歳時もJR東日本を上回っていて、85歳時の差額は2,935万円ほどです。

そのため今回はNTTの勝ちとしてます。

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