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お葬式におけるお金の話(2015年版)〜平均総額は189万円だが1/7に抑えることも〜

人生における最後のイベントである「お葬式」。

最後のイベントでもありますが、急に発生するイベントでもあるため良く検討せずに業者に依頼することも良くあります。

お葬式は平均的にいくら位かかっているのか、いくらまで抑えることができるのか、また葬儀業業界の売上などがどうなっているのかを見ていきましょう。

 

葬式の総額費用


日本消費者協会の第10回葬儀についてのアンケート調査によるとお葬式にかかる総額の全国平均は1,889,000円、つまりおおよそ200万円です。

お葬式にかかる費用は大きく分けて3つあります。

  • 葬儀屋さんに支払う葬儀一式費用
  • いわゆる”お布施”である寺院費用
  • そして会食などに使う飲食接待費用

それぞれの平均金額は以下のとおりです。

【葬儀費用の内訳の平均額(2014年)】

葬儀の平均費用
2014年(平均)
葬儀一式
1,222,000円
寺院費用
446,000円
飲食接待費用
339,000円
総額の平均
1,889,000円

(第10回葬儀についてのアンケート調査より)

 

葬儀屋さんに払う金額だけを葬式代全てだと思い込んでいると実際にはその1.5倍程かかることになるので大変危険です。

なお別のデータとして経済産業省の特定サービス産業動態統計調査によると2015年の葬儀業全体の葬儀1件あたりの平均売上高は1,444,605円です。

 

 

いくらまで抑えられる?


平均で200万円ほどかかるお葬式ですが、決して安い金額とは言えません。
小さな葬式社、イオンなどが定額で追加料金無しでプランを提供しています。

お通夜や告別式がないプランは以下のとおりです。

【通夜、告別式なしのプラン(単位:千円)】

会社
イオン
イオン
小さな葬式
小さな葬式
プラン
火葬式
1日葬
小さな火葬式
小さな一日葬
葬儀一式
198
348
188
338
寺院費用
45
75
55
85
合計金額
243
423
243
423
遺体安置
通夜式
告別式
火葬

 

イオンや小さな葬式社の通夜や告別式が無いプランですと20万円台と平均の1/7程にまで抑えることが出来ます。
値段が安いこともメリットですが、年配の方には式自体が短く終わるため体の負担にならないこともメリットになります。
かなり割りきったプランですが、親しい人たちだけで行う式で参列者の了解が取れているのならいいかもしれません。
合計金額の他に飲食接待費用がかかります。

 

お通夜や告別式まであるプランは以下のとおりです。

 

【通夜、告別式ありのプラン(単位:千円)】

会社
イオン
イオン
小さな葬式
小さな葬式
公益社
公益社
プラン
家族葬
一般葬120名
小さな家族葬
100名までのお葬式
家族葬
一般葬
葬儀一式
498
698
488
638
940
1,490
寺院費用
150
150
160
160
不明
不明
合計金額
648
848
648
798
940
1,490
遺体安置
通夜式
告別式
火葬
参列者の上限
50名
120名
不明
100名
10名
50名

(公益社の金額は首都圏での費用実例)

こちらは一般的なお葬式の形をとっています。
参列者の人数を絞ることで規模を小さくし価格を抑えています。
合計金額の他に飲食接待費用がかかります。

 

 

葬儀業界の現状


葬儀業界の売上などはどうなっているのか見てみましょう。

葬儀費用は下がってきているようです。

【葬儀費用の内訳の推移】

葬儀の平均費用 2014年(平均) 2010年(平均) 2007年(平均)
葬儀一式 1,222,000 1,266,593 1,423,000
寺院費用 446,000 514,456 549,000
飲食接待費用 339,000 454,716 410,000
合計 1,889,000 1,998,861 2,310,000

(日本消費者協会:葬儀についてのアンケート調査より)

 

次に経済産業省の特定サービス産業動態統計調査のデータを見てみましょう。
こちらのデータは葬儀業者の売上などのデータですのでお葬式全体の総額ではありません。
上の表では「葬儀一式」に該当します。

なお2002年、2004年、2006年、2011年、2012年、2013年、2015年に調査対象を追加しています。

まずは売上高と取り扱い件数です。

【葬儀業界の売上高と取り扱い件数の推移】

スクリーンショット 2016-04-27 13.53.48

(経済産業省の特定サービス産業動態統計調査より)

 

売上高は2009年と2014年を除き上がっています。
2013年までは2009年を除き取り扱い件数が増えていましたが、それ以後僅かですが減少傾向にあります。

 

次に事業所数と従業者数の推移です。

【葬儀業界の事業所数と従業者数の推移】

スクリーンショット 2016-04-27 13.54.05

(経済産業省の特定サービス産業動態統計調査より)

 

こちらは順調に伸びているようです。

 

最後に葬儀1件あたりの売上高を見てみましょう。

 

【葬儀1件あたりの売上高の推移】スクリーンショット 2016-04-27 14.42.15
(経済産業省の特定サービス産業動態統計調査より)

 

葬儀1件あたりの売上は2006年をピークに2012年まで下がり続けていました。その後2015年までは3年連続で上がっていて、2015年の売上は2000年の売上とほぼ同じです。

 

公益社をかかえる燦ホールディングスの2015年3月期の有価証券報告書によると平均年齢が47.8歳で平均年間給与は812万円です。
神奈川県を中心に展開している平安レイサービスの2015年3月期の有価証券報告書によると平均年齢が40.4歳、平均年間給与は616万円です。
名古屋を中心に展開している株式会社ティアの2015年9月期の有価証券報告書によると平均年齢が36.1歳、平均年間給与は526万円です。

企業名 従業員数 (人) 平均年齢 (歳) 平均勤続年数 (年) 平均年間給与 (万円)
燐ホールディングス 49(公益社は540) 47.8 8.25 812
平安レイサービス 153 40.4 12.1 616
株式会社ティア 348 36.1 5 526

 

 

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