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H.I.S.とKNT-CT(近畿日本ツーリスト、クラブツーリズム)、大手旅行会社の2社、社員になるならどちらがお得?(2017年入社版)

株式会社エイチ・アイ・エスとKNT-CTホールディングス株式会社は旅行会社ですが待遇面でどう違うのか比較してみました。

株式会社エイチ・アイ・エスとKNT-CTホールディングス株式会社、両社の給与比較をするうえで以下のポイントに絞って行いたいと思います。

ポイントは4つ

  1. 初任給
  2. 年齢ごとの給与水準
  3. 生涯給与
  4. 役員報酬

サラリーマンとして一生をこの会社で過ごし、役員までに到達した場合の報酬の差を見て旅行業界の人生の損得勘定を見ていきたいと思います。

 

 

それぞれの特徴


【株式会社エイチ・アイ・エス】
株式会社エイチ・アイ・エスは格安航空券販売のパイオニアです。
それ以外では日本国外への低価格のツアーが有名ですが、長崎県のハウステンボスの運営も行っています。
また電力小売りもしています。
2016年の3月末に神奈川県と提携し、インバウンド観光促進のモデルの構築を目指しています。

 

【KNT-CTホールディングス株式会社】
KNT-CTホールディングス株式会社は大手総合旅行会社です。
傘下に近畿日本ツーリストとクラブツーリズムを持っています。
近鉄系です。
日本の各地に地域会社を持ちその地域では地域会社を中心に旅行事業が行われています。

 

業績は?


業績も比べておきましょう。

【26年度の業績:連結決算】 (単位円)

株式会社エイチ・アイ・エス
会社
KNT-CTホールディングス株式会社
5,375億
売上高
4,249億
5,232億
前年
4,334億
2.7%
対前年度比
-2.0%
226億
経常利益
67億
109億
当期純利益
43億
146億
包括利益
29億
32.3%
自己資本比率
21.2%

売上高では株式会社エイチ・アイ・エスがKNT-CTホールディングス株式会社を上回り、その差は1,000億円程あります。
経常利益では株式会社エイチ・アイ・エスがKNT-CTホールディングス株式会社の3倍ほどあり、その差は160億円程あります。
売上の成長率では株式会社エイチ・アイ・エスは前年対比で2.7%と伸びているのに対し、KNT-CTホールディングス株式会社はマイナス2.0%と売上を落としているのが分かります。
売上、利益、成長率など企業としては株式会社エイチ・アイ・エスがKNT-CTホールディングス株式会社より優れていると言えます。

 

初任給


これからの就職する方のために初任給制度を掲載しておきます。

【2017年4月入社社員初任給(単位:円)】

株式会社エイチ・アイ・エス
学歴
近畿日本ツーリスト
152,000〜194,000
大卒
181,500〜197,000
152,000〜194,000
短大・専門卒
179,500〜195,000

(両社とも勤務地をある程度絞ったコースの金額です。手当などがつかない基本給です。)

 

KNT-CTホールディングス株式会社は直接の採用がないためメインの会社である近畿日本ツーリストの初任給を掲載しています。
株式会社エイチ・アイ・エスは勤務地や学歴によって変わるとの記載が有りますが、大卒と短大・専門卒を分けた具体的な金額は明示されていません。
両社とも勤務地を絞らないコースがあり、そちらですと初任給はもう少し高くなります。
上限は両社でも大きく違いませんが、下限は株式会社エイチ・アイ・エスの方が3万円近く低いです。

 

年齢ごとの給与


有価証券報告書の情報から取得できる情報は以下のようになっています。

【2015年度3月決算の比較】

従業員数 平均年齢 平均勤続年数 平均年間給与(千円)
株式会社エイチ・アイ・エス 4,910 33.5 7.3 4,432
KNT-CTホールディングス株式会社 125 47.6 21.5 5,778

(両社の有価証券報告書より)

従業員数は株式会社エイチ・アイ・エスがKNT-CTホールディングス株式会社より4,800人程多いです。
これはKNT-CTホールディングス株式会社単体の人数で、ホールディングス全体の連結での人数ですと7,000人で、逆転し株式会社エイチ・アイ・エスより2,000人ほど多いです。
平均年齢はKNT-CTホールディングス株式会社が14.1歳高く、勤続年数もKNT-CTホールディングス株式会社が14.2年長いです。
平均年間給与もKNT-CTホールディングス株式会社の方が130万円程高いです。
株式会社エイチ・アイ・エスの方が若い方が多いようです。勤続年数もKNT-CTホールディングス株式会社とくらべて1/3ほどしかありません。
そのためか平均年間給与でも少なくない差がでています。

 

【年代別推定年収 単位千円】

年齢 株式会社エイチ・アイ・エス KNT-CTホールディングス株式会社 差額
25 3,157 4,322 1,165
30 3,907 5,348 1,441
35 4,411 6,038 1,627
40 4,653 6,370 1,716
45 4,694 6,426 1,731
50 4,736 6,483 1,747

(両者とも平均年間給与は、賞与及び超過勤務手当を含みます。)

こちらからほかの企業も検索⇒企業シムラ―検索

 

 

全年齢層でKNT-CTホールディングス株式会社が上回っています。
25歳時でおよそ116.5万円の差があり、ピーク時の50歳時ではおよそ174.7万円の差があります。
これらの数値は有価証券報告書から平均年齢、平均年収等を取得し計算をしております。
給与カーブの形状等は統計局の産業別のカーブ構造を反映させております。
2つとも同じ業種のためカーブの上昇率等は共通の数字を使っています。

 

生涯給与


この年収で生涯もらえる給与を計算します。
生涯給与といってサラリーマンとしての収入の総額です。
副業等一切なくこの会社からのみの収入です。

 

会社名 生涯給与
株式会社エイチ・アイ・エス 1億6,416万円
KNT-CTホールディングス株式会社 2億2,471万円

企業シムラ―検索

 

KNT-CTホールディングス株式会社が株式会社エイチ・アイ・エスを6,055万円ほど上回っています。

 

 

役員報酬


取締役の報酬を見て、社内で成功して偉くなった場合にどれだけの報酬がもらえるのかをイメージしてください。
業績を反映して、役員報酬でも大きな差が生じているようです。

 

会社名 役員数 役員報酬(百万円) 役員賞与(百万円) オプション(百万円) 退職金
(百万円)
1人あたり総報酬(百万円)
株式会社エイチ・アイ・エス 8 230 97 32 0 44.9
KNT-CTホールディングス株式会社 9 62 0 0 0 6.9

 

株式会社エイチ・アイ・エスがKNT-CTホールディングス株式会社よりも1人当たりの報酬額(年額)では3,800万円多いです。
KNT-CTホールディングス株式会社の役員報酬はあまり高くないようです。

生涯で形成する資産


生涯で形成される資産はいくらになっているかを計算してみました。

両者とも平均的な支出を一生続けたとしてどれくらいの資産が65歳、85歳のときに残っているかを推計します。
株式会社エイチ・アイ・エス、KNT-CTホールディングス株式会社の現在30歳の方を例に計算を行います。

結果はシミュライザー(人生計画システム)で計算すると以下のようになりました。

 

株式会社エイチ・アイ・エス KNT-CTホールディングス株式会社 差額
65歳 3,566万円 3,219万円 347万円
85歳 4,174万円 2,003万円 2,171万円

65歳時株式会社エイチ・アイ・エス347万円(貯蓄可能額が)上回ります。

これが85歳時では2,171万円に広がります。

しかし両者とも安定的な老後が約束されているようです。
(当システムでは85歳でプラスになっていることを一つの目標にしています。)

 

株式会社エイチ・アイ・エス五郎(30歳)

KNT-CTホールディングス株式会社五郎(30歳)

HIS VS KNT

 

しかし使いすぎや、病気、運用の失敗(シミュレーションでは預金しかつかっていません。)で大きく異なることになります。
左が株式会社エイチ・アイ・エスの方、右がKNT-CTホールディングス株式会社の方です。30歳には五郎と名前がついています。(全企業共通ルール)
システムへ移動してほかの企業も見てみる。⇒ 企業シムラ―検索

 

結論


平均年収はKNT-CTホールディングス株式会社が株式会社エイチ・アイ・エスより130万円ほど多いです。
また全年齢層にわたってKNT-CTホールディングス株式会社が株式会社エイチ・アイ・エスより多いです。
KNT-CTホールディングス株式会社が生涯年収(従業員として)は株式会社エイチ・アイ・エスのそれに比べ6,055万円ほど多くなっています。
役員になってからの待遇では、年平均で3,800万円ほど株式会社エイチ・アイ・エスが上回りました。
最後に65歳以降の資産額で比較すると、株式会社エイチ・アイ・エスが65歳時も85歳時もKNT-CTホールディングス株式会社を上回っていて、85歳時の差額は2,171万円ほどです。
今回の比較では会社としての比較では株式会社エイチ・アイ・エスが勝っていましたが、一従業員として比較すると役員報酬と老後の資産以外ではKNT-CTホールディングス株式会社が上回っています。

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