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ラオックスとヤマダ電気、家電量販店2社、インバウンド消費が激増しているこの時代に社員になるならどちらがお得?(2017年入社版)

ラオックス株式会社と株式会社ヤマダ電機は家電量販店、免税店ですが待遇面でどう違うのか比較してみました。

ラオックス株式会社と株式会社ヤマダ電機、両社の給与比較をするうえで以下のポイントに絞って行いたいと思います。

ポイントは4つ

  1. 初任給
  2. 年齢ごとの給与水準
  3. 生涯給与
  4. 役員報酬

サラリーマンとして一生をこの会社で過ごし、役員までに到達した場合の報酬の差を見て家電量販店業界の人生の損得勘定を見ていきたいと思います。

 

 

それぞれの特徴


【ラオックス株式会社】

ラオックス株式会社はかつては秋葉原を中心に郊外にも展開していた家電量販店です。2009年に業績悪化のため中国の蘇寧電気に買収され、以後家電を中心とした免税店として復活しています。
元々秋葉原で外国人をターゲットとした免税店も展開していて、普通は日本では買うことが出来ない国内メーカーの家電の海外モデルなどを取り扱っていました。
2010年には銀座の松坂屋に免税店をオープンさせたり、日中間をまたぐ延長保証サービスを展開するなど訪日外国人向け販売の先駆者といえます。

 

【株式会社ヤマダ電機】

日本最大の郊外型家電量販店で一時期は拡大路線で郊外に大量出店していましたが、今は方針を換え店舗数を縮小させています。
都市部への出店を増やしており、訪日外国人向けの免税店を新橋にオープンしています。
またスマートハウス、リフォーム、暮らしのサポートなどの事業を展開しています。

 

業績は?


業績も比べておきましょう。

 

【26年度の業績:連結決算】 (単位円)

ラオックス株式会社
会社
株式会社ヤマダ電機
502億
売上高
1兆6,643億
332億
前年
1兆8,940億
51.2%
対前年度比
-12.1%
18億
経常利益
355億
12億
当期純利益
93億
11億
包括利益
104億
54.2%
自己資本比率
43.2%

売上高では株式会社ヤマダ電機がラオックス株式会社の33.2倍ほどあり、その差は1兆6,000億円程あります。
経常利益でも株式会社ヤマダ電機がラオックス株式会社の20倍ほどあり、その差は337億円程あります。
売上の成長率ではラオックス株式会社は前年対比で51.2%と大きく伸びているのに対し、株式会社ヤマダ電機はマイナス12.1%と大きく売上を落としているのが分かります。
規模では株式会社ヤマダ電機が圧倒していますが、勢いはラオックス株式会社の方があるのが分かります。

 

初任給


これからの就職する方のために初任給制度を掲載しておきます。

 

【2017年4月入社社員初任給(単位:円)】

ラオックス株式会社
学歴
株式会社ヤマダ電機
200,000
院了・大卒
掲載情報なし
180,000
短大・専門卒
掲載情報なし

株式会社ヤマダ電機は新卒採用の情報が見つからないので比較は出来ません。
参考情報としてヤマダ電機の子会社になったベスト電器は大卒で19万円、短大・専門卒で16,6000円です。
ベスト電器と比較するとラオックス株式会社の方が少し高めです。

 

年齢ごとの給与


有価証券報告書の情報から取得できる情報は以下のようになっています。

【2015年度3月決算の比較】

従業員数 平均年齢 平均勤続年数 平均年間給与(千円)
ラオックス株式会社 422 40 8.2 4,007
株式会社ヤマダ電機 20,405 34.5 9.1 4,214

 

従業員数は株式会社ヤマダ電機がラオックス株式会社より20,000人程多いです。50倍の差があります。これはかなり大きな差です。
平均年齢はラオックス株式会社が5.5歳高く、勤続年数は株式会社ヤマダ電機が0.9年長いです。
平均年間給与に大きな差はなく、ラオックス株式会社の400.7万円に対し株式会社ヤマダ電機は421.4万円と差は20万円ほどです。

 

【年代別推定年収 単位千円】

年齢 ラオックス株式会社 株式会社ヤマダ電機 差額
25 2,557 2,899 342
30 3,320 3,764 444
35 3,759 4,262 503
40 4,007 4,544 536
45 4,110 4,659 550
50 4,195 4,756 561

(両者とも平均年間給与は、賞与及び超過勤務手当を含みます。)

こちらからほかの企業も検索⇒企業シムラ―検索

 

 

全年齢層で株式会社ヤマダ電機が上回っています。
25歳時でおよそ34.2万円の差があり、ピーク時の50歳時ではおよそ56.1万円の差があります。これらの数値は有価証券報告書から平均年齢、平均年収等を取得し計算をしております。
給与カーブの形状等は統計局の産業別のカーブ構造を反映させております。
2つとも同じ業種のためカーブの上昇率等は共通の数字を使っています。

 

 

 

生涯給与


この年収で生涯もらえる給与を計算します。
生涯給与といってサラリーマンとしての収入の総額です。
副業等一切なくこの会社からのみの収入です。

 

会社名 生涯給与
ラオックス株式会社 1億4,185万円
株式会社ヤマダ電機 1億6,082万円

企業シムラ―検索

 

株式会社ヤマダ電機がラオックス株式会社を1,897万円ほど上回っています。

 

 

役員報酬


取締役の報酬を見て、社内で成功して偉くなった場合にどれだけの報酬がもらえるのかをイメージしてください。
平均年収などでは大きな差はありませんでしたが、役員報酬では大きな差が生じているようです。

会社名 役員数 役員報酬(百万円) 役員賞与(百万円) オプション(百万円) 退職金
(百万円)
1人あたり総報酬(百万円)
ラオックス株式会社 7 27 4 0 0 4.4
株式会社ヤマダ電機 16 468 116 148 0 45.8

 

株式会社ヤマダ電機がラオックス株式会社よりも1人当たりの報酬額(年額)では4,140万円多いです。
これは株式会社ヤマダ電機の役員報酬が多いというよりラオックス株式会社の役員報酬が少なめと言えます。

生涯で形成する資産


生涯で形成される資産はいくらになっているかを計算してみました。
両者とも平均的な支出を一生続けたとしてどれくらいの資産が65歳、85歳のときに残っているかを推計します。
ラオックス株式会社、株式会社ヤマダ電機の現在30歳の方を例に計算を行います。
結果はシミュライザー(人生計画システム)で計算すると以下のようになりました。

 

ラオックス株式会社 株式会社ヤマダ電機 差額
65歳 3,356万円 3,726万円 370万円
85歳 4,323万円 4,426万円 103万円

65歳時株式会社ヤマダ電機370万円(貯蓄可能額が)上回ります。
これが85歳時では103万円に縮まります。
しかし両者とも安定的な老後が約束されているようです。
(当システムでは85歳でプラスになっていることを一つの目標にしています。)

 

ラオックス株式会社五郎(30歳)

株式会社ヤマダ電機五郎(30歳)

ラオックスVSヤマダ 2016-04-07 18.12.19

 

しかし使いすぎや、病気、運用の失敗(シミュレーションでは預金しかつかっていません。)で大きく異なることになります。

左がラオックス株式会社の方、右が株式会社ヤマダ電機の方です。30歳には五郎と名前がついています。(全企業共通ルール)

システムへ移動してほかの企業も見てみる。⇒ 企業シムラ―検索

 

結論


平均年収は大きな差ではありませんが、株式会社ヤマダ電機がラオックス株式会社より20万円ほど多いです。
また全年齢層にわたって株式会社ヤマダ電機がラオックス株式会社より多いです。
株式会社ヤマダ電機が生涯年収(従業員として)はラオックス株式会社のそれに比べラオックス株式会社1,897万円ほど多くなっています。
役員になってからの待遇では、年平均で4,140万円ほど株式会社ヤマダ電機が上回りました。
最後に65歳以降の資産額で比較すると、大きな差はありませんが、株式会社ヤマダ電機が65歳時も85歳時もラオックス株式会社を上回っていて、85歳時の差額は103万円ほどです。
今回の比較では会社としての比較では売上高で30倍以上、経常利益でも19倍以上というかなり大きな違いがありましたが、それに比べると一従業員としては役員報酬以外では大きな差はありませんでした。
そのため今回は役員まで登ると株式会社ヤマダ電機の勝ち、そうでないのなら引き分けとします。

 

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