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伊藤忠商事と三井物産、総合商社2社で生涯年収・人生計画にどれだけ違いがある?(2015年版)初任給から役員報酬まで

伊藤忠商事と三井物産、共に日本の大手総合商社ですが待遇面でどう違うのか比較してみました。

 

この分析は弊社の年収推計アプリ 「ずば給」を使用しています。

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伊藤忠商事と三井物産、両社の給与比較をするうえで以下のポイントに絞って行いたいと思います。

ポイントは4つ

  1. 初任給
  2. 年齢ごとの給与水準
  3. 生涯給与
  4. 役員報酬

サラリーマンとして一生をこの会社で過ごし、役員までに到達した場合の報酬の差を見て総合商社業界の人生の損得勘定を見ていきたいと思います。

 

それぞれの特徴


【伊藤忠商事株式会社】

  • 創業 1858年
  • 会社設立 1949年12月1日
  • 代表者 代表取締役社長 岡藤 正広
  • 資本金 253,448百万円
  • 本社
    • 東京本社 東京都港区北青山
    • 大阪本社 大阪市北区梅田
  • 従業員数 4,364名
  • 拠点数 国内9店 海外113店
  • 売上高 5兆5,914億円
  • 事業概要
    • 繊維、機械、金属、エネルギー、化学品、食料、住生活、情報、保険、物流、建設、金融の各分野において、国内、輸出入および三国間取引を行うほか、国内外における事業投資など、幅広いビジネスを展開。
    • 企業精神
      • ITOCHU Mission
        • 豊かさを担う責任
          • 伊藤忠グループは、
            個人と社会を大切にし、
            未来に向かって豊かさを担う
            責任を果たしていきます。
      • ITOCHU Values
        • 「先見性 Visionary」「誠実 Integrity」「多様性 Diversity」「情熱 Passion」 「挑戦 Challenge」からなる「ITOCHU Values(伊藤忠の価値観)」は、
          創業以来150年以上にわたり、基本的な価値観として伊藤忠の中で受け継がれてきました。これらは一つとして欠くことができないものであり、
          互いに関連し合っている、伊藤忠グループが使命を果たすための大切なものです。
      • 5 self-tests
        • 「伊藤忠グループ企業行動基準」は企業理念に基づく私たち一人ひとりの行動基準であり、
          「5 self-tests(5つの質問)」から成り立っています。

    伊藤忠商事は大手総合商社です。世界65カ国に120以上もの拠点を持っています。
    繊維や中国ビジネスに強みがあります。
    また最近ですとファミリーマートの株主ということで有名です。

     

     

    【三井物産株式会社 (MITSUI & CO., LTD.)】

    • 設立年月日 1947年(昭和22年)7月25日
    • 資本金 341,481,648,946円 (2015年9月30日現在)
    • 本社 東京都千代田区丸の内
    • 代表者 代表取締役社長 安永 竜夫
    • 従業員数 6,006名 (連結従業員数47,118名) (2015年3月31日現在)
    • 拠点数 国内12、海外129
    • 売上高 連結 5兆4,049億円(2015年3月期)
    • 事業内容
      • 5つの機能
        • マーケティング
        • 路地ティクス
        • リスクマネジメント
        • ファイナンス
        • IT・プロセス構築力
      • 6つの事業分野
        • 金属分野
        • 機会・インフラ分野
        • 化学分野
        • エネルギー分野
        • 生活産業分野
        • 次世代・機能推進分野
    • 三井物産の経営理念
      • Mission 三井物産の企業使命
        • 大切な地球と、そこに住む人びとの夢溢れる未来作りに貢献します。
      • Vision 三井物産の目指す姿
        • 世界中のお客様のニーズに応える「グローバル総合力企業」を目指します。
      • Values 三井物産の価値観・行動指針
        • 「Fairであること」、「謙虚であること」を常として、社会の信頼に誠実に、真摯に応えます。
        • 志を高く、目線を正しく、世の中の役に立つ仕事を追求します。
        • 常に新しい分野に挑戦し、時代のさきがけとなる事業をダイナミックに創造します。
        • 「自由闊達」の風土を活かし、会社と個人の能力を最大限に発揮します。
        • 自己研鑽と自己実現を通じて、創造力とバランス感覚溢れる人材を育成します。

    三井物産は鉄鋼製品、金属資源、プロジェクト、機械・輸送システム、化学品、エネルギー、食糧、食品事業、コンシューマーサービス事業、ICT事業、コーポレートディベロップメントの各分野において、全世界に広がる営業拠点とネットワーク、情報力などを活かし、多種多様な商品販売とそれを支えるロジスティクス、ファイナンス、さらには国際的なプロジェクト案件の構築など、各種事業を多角的に展開しています。

    石油やガスなどのエネルギー分野に強みがあります。

       

      業績は?


      業績も比べておきましょう。

      【2014年度の業績:連結決算】 (単位円)

      伊藤忠商事 会社 三井物産
      5兆5,914億 収益 5兆4,049億
      5兆5,875億 前年 5兆7,319億
      0.07% 対前年度比 -5.7%
      1兆0,891億 売上総利益 8,458億
      2,956億 当期純利益 3,065億
      4,647億 包括利益 4,066億
      24.19% 自己資本比率 29.66%

      収益は伊藤忠商事が三井物産の1.03倍で、1,865億円ほど上回っていてます。
      売上総利益では伊藤忠商事が2,433億円上回っていて、当期純利益では三井物産が109億円上回っていて、包括利益は伊藤忠商事が581億円上回っています。
      売上の成長率では伊藤忠商事が0.07%とほぼ横ばいに対して三井物産がマイナス5.7%と落としています。

      生涯給与のランキングはこちら

       

      初任給


      これからの就職する方のために初任給制度を掲載しておきます。

      【伊藤忠商事】

      2016年4月入社社員

      • 給与
        • 大卒 205,000円
        • 院卒 244,000円
          ※2014年4月実績
      • 賞与 年2回(夏季、冬季)
      • 勤務時間 9:00〜17:15(休憩時間12:00〜13:00)
        月間総所定労働時間(7時間15分 x 月間営業日数)

       

      【三井物産】

      • 初任給
        • 学卒:240,000円
        • 院卒:275,000円
      • 福利厚生
        • 各種社会保険完備
        • 退職金制度
      • 休日/休暇
        • 完全週休2日制(土・日)
        • 祝祭日
        • 年末年始休暇
        • 有給休暇他
      • 研修制度
        • 早期海外派遣
        • 海外修業生
        • ビジネススクール研修員など

         

      初任給はどちらも大学卒か大学院卒かによって変わり、全てのどちらも三井物産の方が高いです。

      大学卒で35,000円の差があり、大学院卒で31,000円の差があります。

       

      年齢ごとの給与


      有価証券報告書の情報から取得できる情報は以下のようになっています。

      【2014年度決算の比較(単体)】

      従業員数 平均年齢 平均勤続年数 平均年間給与(千円)
      伊藤忠商事 4,262 41.5 16.3 13,950
      三井物産 6,085 42.4 18.9 13,613

      従業員数は三井物産が伊藤忠商事より1,823人多いです。
      平均年齢は殆ど変わりませんが、三井物産が0.9歳高いです。
      平均勤続年数も三井物産が2.6年長いです。
      平均年間給与は伊藤忠商事三井物産より33.7万円ほど高いです。

       

       

      【年代別推定年収 単位千円】

      年齢 伊藤忠商事 三井物産 差額(伊藤忠商事基準)
      25 8,819 8,564 255
      30 11,451 11,120 331
      35 12,965 12,590 375
      40 13,821 13,422 400
      45 14,173 13,764 410
      50 14,468 14,050 418

      (両者とも平均年間給与は、賞与及び超過勤務手当を含みます。)

      こちらからほかの企業も検索⇒企業シムラ―検索

       

      全年齢層で伊藤忠商事三井物産を上回っています。
      25歳時でおよそ25.5万円の差があり、ピーク時の50歳時では41.8万円の差があります。
      これらの年収は有価証券報告書から平均年齢、平均年収等を取得し計算をしております。
      給与カーブの形状等は統計局の産業別のカーブ構造を反映させております。
      2つとも同じ業種のためカーブの上昇率等は共通の数字を使っています。

      生涯給与


      この年収で生涯もらえる給与を計算します。生涯給与といってサラリーマンとしての収入の総額です。副業等一切なくこの会社からのみの収入です。

      会社名 生涯給与
      伊藤忠商事 4億8,923万円
      三井物産 4億7,508万円

      企業シムラ―検索

       

      伊藤忠商事三井物産1,415万円ほど上回っています。

       

       

       

      役員報酬


      取締役の報酬を見て、社内で成功して偉くなった場合にどれだけの報酬がもらえるのかをイメージしてください。

       

      会社名 役員数 役員報酬(百万円) 役員賞与(百万円) オプション(百万円) 退職金(百
      万円)
      1人あたり総報酬(百万円)
      伊藤忠商事 13 837 670 0 0 115.9
      三井物産 11 737 307 0 120 105.8

       

      伊藤忠商事三井物産1,010万円ほど上回ります。

       

      生涯で形成する資産


      生涯で形成される資産はいくらになっているかを計算してみました。
      両者とも平均的な支出を一生続けたとしてどれくらいの資産が65歳、85歳のときに残っているかを推計します。

       

      伊藤忠商事、三井物産の現在30歳の方を例に計算を行います。
      結果はシミュライザー(人生計画システム)で計算すると以下のようになりました。

       

      伊藤忠商事 三井物産 差額(伊藤忠商事基準)
      65歳 8,728万円 8,533万円 195万円
      85歳 4,505万円 4,502万円 3万円

       

      65歳時伊藤忠商事195万円(貯蓄可能額が)上回ります。
      これが85歳時では3万円と縮まります。
      伊藤忠商事老後の資産が多いですが、三井物産との差は65歳時に比べると85歳時は小さくなります。

       

      しかし両者とも安定的な老後が約束されているようです。

      (当システムでは85歳でプラスになっていることを一つの目標にしています。)

       

      伊藤忠商事五郎(30歳)

      三井物産五郎(30歳)

      伊藤忠VS三井物産 2016-02-18 12.47.00

      しかし使いすぎや、病気、運用の失敗(シミュレーションでは預金しかつかっていません。)で大きく異なることになります。

      左が伊藤忠商事の方、右が三井物産の方です。30歳には五郎と名前
      がついています。(全企業共通ルール)

      システムへ移動してほかの企業も見てみる。⇒ 企業シムラ―検索

       

      結論


      初任給は三井物産が伊藤忠商事より31,000円から35,000円高いです。
      平均給与、全年齢層、生涯年収では大きな差ではありませんが、伊藤忠商事三井物産を上回ります。
      生涯年収(従業員として)は伊藤忠商事が三井物産のそれに比べ1,415万円ほど多くなっていま す。
      役員になってからの待遇は伊藤忠商事三井物産より1,010万円多いです。
      最後に65歳以降の資産額で比較すると伊藤忠商事65歳時195万円85歳時3万円多いです。
      やはり差は大きくありません。

      そのため今回は引き分けとします。

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