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外食産業10月売上、全体で売上高が4ヶ月連続で前年を上回り105.0%〜マクドナルドの売上はどう?〜

日本フードサービス協会が行う外食産業の市場動向調査の2015年10月の結果が発表されました。

10月は、天候に恵まれたこと、土曜日が前年より1日多かったことなどから、2度の台風上陸に見舞われた昨年と比べると、ファミリーレストラン、ディナーレストランをはじめ多くの業種・業態で客数が増加し、客単価の上昇と相まって外食全体の売上は105.0%と4カ月連続で前年を上回りました。

業態別では引き続きファミリーレストラン、ディナーレストランが客数、客単価上昇による好調が維持されていて、特にディナーレストランはよく伸びています。先月下落したファーストフードは再び上昇しています。パブレストラン居酒屋は2ヶ月連続で上昇するもまだプラス圏内には届きません。外食産業全体の売上は前年同月比で105.0%と2012年12月以降最高の伸び率です。

 

 

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外食産業全体の売上高は前年を上回り、前年同月比105.0%となっています。7月にプラス圏内に入ってから4ヶ月連続でプラス圏内をキープしています。

【外食産業市場動向調査 売上高前年同月比の推移】

外食産業売上高 2015-11-30 12.12.55

(注)日本フードサービス協会公表資料よりシミュライズまとめ。 以下同様

 

続いて利用客数、客単価についても推移を見てみましょう。

 

【外食産業市場動向調査 利用客数前年同月比の推移】

外食産業客数 2015-11-30 12.13.06

 

利用客数は2013年半ば以降、全体として減少傾向で、2014年1月以降前年を上回る月はありませんでしたが、10月は101.5%と前年を上回りました。 全業態で先月より伸び率が良くなっており、特にディナーレストランはよく伸びています。またファーストフードが100.1%と前年を上回りました。これは2013年6月以来です。

 

【外食産業市場動向調査 客単価前年同月比の推移】

外食産業客単価 2015-11-30 12.13.18

 

一方、客単価は全体としてゆるやかな上昇傾向です。居酒屋などは先月プラス圏内へあと一歩でしたが一歩後退しています。

 

 

業態別の概況:

  • ファーストフード業態
    • 全体では、客単価が103.7%と引き続き前年を上回り、売上は103.8%となりました。
    • 業種別には、「洋風」はバリューを訴求した値頃感のある商品キャンペーン等が奏功し、売上は102.5%。「和風」は、主力商品の期間限定値引きやクーポン配布等で売上は108.5%と好調。
    • 「麺類」も、既存店売上が着実に伸び引き続き堅調。「持ち帰り米飯・回転寿司」は、商品改革や期間限定セールで売上101.2%。その他は、「カレー」、「アイスクリーム」ともに堅調に推移しました。

 

  • ファミリーレストラン業態
    • 全体売上は107.0%と好調を維持し、30カ月連続して前年を上回りました。
    • 全ての業種で売上、客数、客単価ともに昨年を上回りました。「洋風」は、食材等の品質を訴求した高単価商品も値頃感を訴求した低価格商品も好調で、売上は105.7%になりました。「和風」はメニューの見直し等で客数、客単価がバランスよく伸び、売上は108.6%、「中華」は食材や商品サイズの見直し等で客単価がアップし、売上は堅調に推移しました。「焼き肉」はファミリー層の客数増が売上を押し上げ、114.8%と好調。

 

  • パブ・居酒屋業態
    • 「パブ・ビアホール」は、屋外イベントやラグビーW杯の集客が好調に推移し、売上は103.8%となった。「居酒屋」は店舗削減が続き、売上は依然マイナス傾向ですが、インバウンドの客は増加傾向にあります。

 

  • ディナーレストラン業態
    • ハロウィン効果もあり客足は大きく伸び、観光地のインバウンド効果と相まって、売上は111.8%と今年一番の対前年度増加率となりました。

 

  • 喫茶業態
    • 付加価値の付く電子マネーの導入、商品キャンペーン等により、売上は堅調に推移しました。

 

マクドナルドの売上はどうだった?


ファーストフードの利用客数が2013年6月以降始めて前年を上回りました。
そこで最近新しいメニュー形態や店舗の閉店が話題になっているマクドナルドの売上高などを見てみましょう。

 

【マクドナルドの売上高・客単価・客数】
マクドナルド 2015-11-30 15.30.31
(日本マクドナルドホールディングス、月次セールスレポートよりシミュライズ調べ)

 

客数は2013年4月以降前年を上回る月はありません。ですが回復の兆しは見えていて、10月の客数は前年同月比で99.2%と前年を超えるまであと一歩です。
客単価は2015年8月に1年2ヶ月ぶりに前年を上回ってから3ヶ月連続で前年を上回っています。
売上は2015年8月に前年を上回りましたが9月10月と前年を下回っています。
これは2014年8月の売上高が前年同月比で74.3%と大きく落ち込んでいたことが影響しています。

マクドナルドは10月と11月に多くの店舗が閉店となります。
これが客数や売上高にどれだけ影響がでるのか注目していきたいと思います。

 

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