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GPIF、運用赤字7兆8899億円 7~9月期(速報)

年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が30日発表した2015年7~9月期の運用実績は、7兆8899億円の赤字だった。

期間収益率はマイナス5.59%4~6月期はプラス1.92%)となり、14年1~3月期以来、6四半期ぶりのマイナス運用となった。

 

GPIFとは?


 

GPIF、年金積立金管理運用独立行政法人(以下「当法人」という。)は、厚生年金保険法(昭和29年法律第115号)及び国民年金法(昭和34年法律第141号)の規定に基づき厚生労働大臣から寄託された積立金の管理及び運用を行うとともに、その収益を国庫に納付することにより、厚生年金保険事業及び国民年金事業の運営の安定に資することを目的としています。

 

投資原則
【1】 年金事業の運営の安定に資するよう、専ら被保険者の利益のため、長期的な観点から、年金財政上必要な利回りを最低限のリスクで確保することを目標とする。
【2】 資産、地域、時間等を分散して投資することを基本とし、短期的には市場価格の変動等はあるものの、長い投資期間を活かして、より安定的に、より効率的に収益を獲得し、併せて、年金給付に必要な流動
性を確保する。
【3】 基本ポートフォリオを策定し、資産全体、各資産クラス、各運用受託機関等のそれぞれの段階でリスク管理を行うとともに、パッシブ運用とアクティブ運用を併用し、資産クラスごとにベンチマーク収益率(市場平均収益率)を確保しつつ、収益を生み出す投資機会の発掘に努める。
【4】 株式投資においては、スチュワードシップ責任を果たすような様々な活動を通じて被保険者のために中長期的な投資収益の拡大を図る。

 

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【平成27年度第2四半期運用状況】


 

平成27年度
第1 四半期 第2 四半期 第3 四半期 第4 四半期 年度
収益率(%) 1.92 -5.59 -3.78
収益額(億円) 26,489 -78,899 -52,410
運用資産額(億円) 1,411,209 1,351,087 1,351,087

 

(参考26年度)

平成26年度
第1 四半期 第2 四半期 第3 四半期 第4 四半期 年度
収益率(%) 1.77 2.87 5.16 2.14 12.27
収益額(億円) 22,222 36,223 66,233 28,245 152,922
運用資産額(億円) 1,272,627 1,308,846 1,370,358 1,374,769 1,374,769

 

【資産別リターン内訳】


 

平成26年度 平成27年度
第1四半期 第2四半期 第3四半期 第4四半期 年度
修正総合収益率(%) 12.88 1.98 -5.79 -3.94
平成26年度 平成27年度
第1四半期 第2四半期 第3四半期 第4四半期 年度
時間加重収益率(%) 12.93 1.99 -5.69 -3.81
国 内 債 券 2.76 -0.10 0.60 0.49
国 内 株 式 30.48 5.89 -12.78 -7.64
外 国 債 券 12.70 0.65 -1.26 -0.62
外 国 株 式 22.27 2.38 -10.97 -8.86

 

 

【運用資産別の構成割合(年金積立金全体)】


 

第2四半期末
(平成27年9月末)
(年金積立金全体)
構成割合
国内債券 38.95%
国内株式 21.35%
外国債券 13.60%
外国株式 21.64%
短期資産 4.46%
 合 計 100.00%

 

 

(参考:計算式)

時間加重収益率は、時価に基づく運用収益に基づき、運用機関が自ら決めることができない運用元本の流出入の影響を排除して求めた収 益率であり、その運用実績とベンチマーク収益率(市場平均収益率)との比較により、運用能力を評価することが可能となります。管理運用法人では、時間加重収益率の市場平均対比での超過収益率を測定し、運用行動の自己評価と、運用受託機関の定量評価に使用しています。

  • 時間加重収益率は、次の式により日次の収益率から月次の収益率を算出し、n期間の収益率を算出したものです。
    ①日次の収益率= { 当日時価総額 / (前日時価総額+(当日の資金追加額-当日の資金回収額)) } -1
    ②月次の収益率=(1+r1)(1+r2)…(1+rn)-1 r=日次収益率
    ③n期間の収益率=(1+R1)(1+R2)…(1+Rn)-1 R=月次収益率

 

  • 修正総合収益率
    運用成果を測定する尺度の 1 つです。 総合収益率では、収益に時価の概念を導入していますが、これに加え、投下元本に時価の概念を導入して算定した収益率です。算出が比
    較的容易なことから、運用の効率性を表す時価ベースの資産価値の変化を把握する指標として用いられます。
    (計算式)
    修正総合収益率={ 売買損益+ 利息・配当金収入 + 未収収益増減 ( 当期末未収収益 – 前期末未収収益 )
    + 評価損益増減 ( 当期末評価損益 - 前期末評価損益 )} / ( 投下元本平均残高 )
    ※ ⇒「投下元本平均残高」参照
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