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外食産業9月売上、全体で売上高が3ヶ月連続で前年を上回り101.6%〜サイゼリヤとすかいらーくグループの売上はどう?〜

日本フードサービス協会が行う外食産業の市場動向調査の2015年9月の結果が発表されました。

9月は、前線や低気圧による低気温、台風による関東・東北豪雨などで前半の外食需要は振るいませんでしたが、下旬は最長で5連休のシルバーウィークがおおむね好天となり需要を取り戻しました。また、引き続きファミリーレストラン業態などが堅調に推移していることから、外食全体の売上は101.6%3カ月連続で前年を上回りました

 

業態別では引き続きファミリーレストラン、ディナーレストランが客単価上昇による好調が維持されていて、2ヶ月連続で上昇していたファーストフードは下落しましたがプラス圏内を維持しています。パブレストラン居酒屋は上昇するもまだプラス圏内には届きません。外食産業全体の売上は前年同月比で101.6%と先月より伸びは落ちたもののプラス圏内です。

 

 

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外食産業全体の売上高は前年を上回り、前年同月比101.6%となっています。今年に入ってからはアップダウンを繰り返していますが全体として上昇傾向です。

 

【外食産業市場動向調査 売上高前年同月比の推移】

外食産業売上高 2015-10-26 20.38.46

(注)日本フードサービス協会公表資料よりシミュライズまとめ。 以下同様

 

続いて利用客数、客単価についても推移を見てみましょう。

 

【外食産業市場動向調査 利用客数前年同月比の推移】

外食産業客数 2015-10-26 20.38.58

 

利用客数は2013年半ば以降、全体として減少傾向で、2014年1月以降前年を上回る月はありません。 ファミリーレストラン業態、ディナーレストラン業態、喫茶店業態はほぼ前年と同水準を保っています。先々月、先月と回復の兆しが見えたファーストフードですが今月は勢いを落としています。先月再び落ち込んだパブレストラン・居酒屋は再び上昇しています。

 

【外食産業市場動向調査 客単価前年同月比の推移】

外食産業客単価 2015-10-26 20.40.48

 

一方、客単価は全体としてゆるやかな上昇傾向です。利用客数の減少を客単価で補っている状態と言えます。先月大きく伸ばしたファーストフードは今月は平均的な伸びです。居酒屋などは今月99.76%とプラス圏内へあと一歩です。

 

 

業態別の概況:

  • ファミリーレストラン業態(売上高前年比104.0%)前半は天候不順により苦戦したものの、全体売上は好調を維持し、29カ月連続して前年を上回りました。業種別には、「洋風」、「和風」、「焼き肉」は売上、客数、客単価すべてが前年を上回りました。特に「焼き肉」はシルバーウィークにおける家族連れの増加により好調に推移しています。
  • ディナーレストラン業態(売上高前年比108.2%)
    引き続き繁華街立地の大型の店などが好調で、客数、客単価が上昇しました。
  • ファーストフード業態(売上高前年比100.3%)
    • 「洋風」は、新メニューや季節限定メニューを打ち出すも雨天の影響をカバーしきれず、売上は97.4%となりました。
    • 「和風」は、新メニューやクーポンが奏功し、売上は106.4%となりました。
    • 「麺類」も、夏季からのメニューが引き続き堅調で104.2%の売上となりました。
    • 「持ち帰り米飯・回転寿司」は、店舗数減少により全体売上は前年を若干下回りました。
    • 「その他」は、8月下旬からの低温によりアイスクリームが不振でしたが、カレーは堅調に推移しました。
  • パブ・居酒屋業態(売上高前年比94.9%)
    • 「パブ・ビアホール」は、前半は天候不順の影響を受けましたが、後半はイベントやキャンペーンが奏功し、売上は前年を上回りました。
    • 「居酒屋」は、店舗削減と客数減が続き、売上は対前年比マイナスが続いています。

 

 

サイゼリヤとすかいらーくグループの売上はどうだった?


ファミリーレストランが29ヶ月連続で売上を伸ばしていて外食産業のなかでは順調な業態です。そこでサイゼリヤとすかいらーくグループを今年の1月から8月分までを比較してみました。

 

【サイゼリヤとすかいらーくグループ売上高 前年同月比】

サイゼすかい売上高 2015-10-26 20.59.10

(株式会社サイゼリヤ及び株式会社すかいらーく公表資料よりシミュライズ調べ)

2月を除きサイゼリヤの方が伸び率が高いです。推移の仕方は同じ傾向です。どちらもプラス圏内を維持していて昨年より売上がいいことが分かります。

 

 

【サイゼリヤとすかいらーくグループの客数 前年同月比】

サイゼすかい客数 2015-10-26 21.00.07

(株式会社サイゼリヤ及び株式会社すかいらーく公表資料よりシミュライズ調べ)

推移の仕方は同じですが、すかいらーくグループは半分は前年割れをしています。サイゼリヤはプラス圏内を維持しています。

 

 

【サイゼリヤとすかいらーくグループの客単価 前年同月比】

サイゼすかい客単価 2015-10-26 21.00.24

(株式会社サイゼリヤ及び株式会社すかいらーく公表資料よりシミュライズ調べ)

最後に客単価です。3月までは推移の仕方が違っていてサイゼリヤは徐々に伸びていますがすかいらーくは伸び率が落ちてきていました。またこの時期サイゼリヤは前年割れをしていました。しかし4月以降はプラス圏内を維持しています。すかいらーくは今年に入ってからは前年割れをしていません。客単価を上げて減った客数をカバーして売上を伸ばしていることが分かります。

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