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料金値下げ要求で業界騒然のNTTドコモとKDDIで生涯年収・人生計画にどれだけ違いがある?(2015年版)初任給から役員報酬まで

通信費値下げ騒動で株価下落、それと同時に期待のiPhone6s発表。

ドコモ、au 、ソフトバンクの3社に格安SIMで新規参入する企業群。

東京オリンピックにむけて、

競争と進化を繰り返す通信企業は魅力的な会社が多く、就職先としても人気の企業です。

 

携帯電話キャリア大手3社のうち

NTTドコモとKDDI

働くのならどちらがいいのか比べてみました。

 

NTTドコモとKDDI、両社の給与比較をするうえで以下のポイントに絞って行いたいと思います。

ポイントは4つ

  1. 初任給
  2. 年齢ごとの給与水準
  3. 生涯給与
  4. 役員報酬

サラリーマンとして一生をこの会社で過ごし、役員までに到達した場合の報酬の差を見て電気機器業界の人生の損得勘定を見ていきたいと思います。

 

それぞれの特徴


【NTTドコモ】

主にNTTグループの移動体通信つまり携帯電話を担っています。

  • 通信事業
    • 携帯電話サービス
    • 光ブロードバンドサービス
    • 衛星電話サービス
    • 国際サービス
    • 各サービスの端末機器販売など
  • スマートライフ事業 (やはりiモード時代からコンテンツでは最先端)
    • dマーケットなどのコンテンツ配信
    • ショッピング
    • 金融・決済サービスなど
  • システム開発・保守・管理など

NTTグループの中核で営業利益の5割を稼ぎます。

 

【KDDI】

KDDIは移動通信、固定通信の両方を併せ持つ総合通信業者です。

事業内容は4つのセグメントと新規事業に分けることが出来ます。

  • パーソナルセグメント
    一人ひとりの生活をもっと自由に「あたらしい自由。」

    • 広がる・つながる・Always 4G LTE
    • ネットとセットでスマホがお得
    • 端末もサービスを安心して「えらべる自由。」
    • auショップは、生活革命ステーションへ「au WALLET Market」
  • バリューセグメント
    ネットでもリアルでも新たなバリューを生み出す

    • 進化を続ける「au WALLET」
    • auスマートフォンで、お得に、楽しく、あんしんなスマホライフ
    • マルチデバイスでさまざまなジャンルの映像をもっと楽しく
    • 新たなモバイルインターネット体験を創出「Syn.」
  • ビジネスセグメント
    企業のICT環境をトータルにサポート

    • ビジネスに最適な環境をワンストップで
    • M2M/IoTビジネスもワンストップで
    • 大企業のお客さま向けサービス
    • 中小企業のお客さま向けサービス
  • グローバルセグメント
    豊かなコミュニケーション社会を世界に

    • 成長市場での取り組み
    • 世界中で標準化された高品質なICTソリューション
    • 600以上の海外通信事業者とのパートナーシップ
    • 成長著しいミャンマーで通信事業を展開
  • 新規事業
    新たな価値創造の推進

    • UQ WiMAX
    • じぶん銀行
    • au損保

業績は?


業績も比べておきましょう。

 

【26年度の業績:連結決算】 (単位:円)

NTTドコモ 会社 KDDI
4兆3,839億 売上高 4兆5,731億
4兆4,612億 前年 4兆3,336億
-2.8% 対前年度比 5.5%
6,081億 経常利益 7,524億
3,593億 当期純利益 4,279億
4,414億 包括利益 4,424億
77.5% 自己資本比率 57.3%

売上高でKDDIがNTTドコモを1,900億円ほど上回っています。

経常利益、当期純利益でもKDDIがNTTドコモを上回っています。

売上の成長率でもKDDIが前年対比で5.5%の成長を記録しているのに対しNTTドコモは-2.8%とマイナス成長です。

 

NTTドコモ(DoCoMo) VS KDDI(au)


携帯電話会社としての2社を比較してみました。

docomo 比較項目 au
4,370円 総合APRU
(1契約あたりの単価)
4,230円
2,375万台 携帯端末販売台数 985万台
6,753万件 契約数 4,407万件
349万契約 純増数 235.1万契約
0.71% 解約率 0.69%

売上高や純利益ではKDDIが上回っていましたが、携帯電話事業にしぼるとやはりNTTドコモが強いのが良くわかります。

APRUでも勝っていますが、端末の販売台数が2倍以上、契約数は1.53倍、純増数も1.48倍上回っています。

 

初任給


これからの就職する方のために初任給制度を掲載しておきます。

 

【NTTドコモ】

2015年4月入社社員

    • 給与
      • 博士了 月給282,130円
      • 修士了 月給233,620円
      • 大学卒 月給208,920円
      • 高専卒 月給183,080円
      • 短大・専門卒 月給180,570円
    • 昇級 : 年1回(4月)
    • 賞与 : 年2回(6月、12月)
    • 勤務時間:1日につき7時間30分(標準的な勤務時間9:30~18:00)
    • ※部署によりフレックスタイム制あり
  • 休日
    • 4週につき8日の週休日、祝日、年末年始の休日(12/29~1/3) ※部署によりシフト勤務制あり
  • 休暇
    • 年次有給休暇(年間20日)
    • ライフプラン休暇(リフレッシュ・介護・育児・ボランティア等)
    • 夏季休暇(5日)結婚休暇(5日)
    • 忌引休暇(1~10日)
    • 介護のための短期の休暇(5日)
    • 病気休暇等
    • 慶弔休暇

※2014年度年間休日:125日

  • 福利厚生
    • 保養所
    • スポーツ施設
    • 財形貯蓄制度各種貸付制度
    • 各種貸付制度
  • 保険 : 社会保険(健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険)
  • 健康管理
    • 定期健康診断の実施(年に1回)
    • 人間ドック・脳ドックの実施(カフェテリアプラン※ )
    • 社外カウンセリング窓口の開設等
  • 住宅に関する諸制度
    • マイホーム取得のための支援
    • 住宅補助費の支給
    • 社宅の措置 等
  • 出産・育児に関する諸制度
    • 妊娠中の通勤緩和措置
    • 妊娠中、出産後の健康診査等にかかる措置
    • 出産休暇(産前6週間、産後8週間)育児休職(3歳まで)
    • ライフプラン休暇(育児)
    • 育児時間
    • 看護休暇(5日)
    • 育児により退職した社員の再採用
    • 育児のための短時間勤務、時間外勤務・深夜業の制限
    • 財産形成貯蓄活用給付金(カフェテリアプラン※ )
    • 育児支援サービス(カフェテリアプラン※ )等
    • ※カフェテリアプラン 選択型福利厚生

 

 

【KDDI】

2016年4月入社社員

  • 給与(2015年4月改定)
    • 大 卒:215,000円(2014年4月実績)
    • 修士了:235,000円(2014年4月実績)
    • 博士了:283,000円(2014年4月実績)
  • 昇級 : 年1回(4月)
  • 賞与 : 年2回(6月、12月)
  • 勤務時間
    • 9:00~17:30
      ※部門により、交代勤務、フレックスタイム制勤務、裁量労働制勤務あり、変形労働時間制勤務、テレワークあり
  • 福利厚生

    • 完全週休2日制(土日祝)
    • 年間休日121日(土日祝・年末年始:2014年度実績)
    • 年次有給休暇(初年度15日、次年度以降20日)
    • フリーバケーション制度(連続5日有給休暇取得促進)
    • 特別休暇(弔事、結婚、出産、子の看護など)
    • リフレッシュ休暇
    • 産前産後休暇
    • 育児・介護休職 など

     

  • 保険
    • 健康保険
    • 厚生年金保険
    • 雇用保険
    • 労災保険など
  • 財産形成
    • 各種財形貯蓄制度
    • 社員持株会
  • 共済会:KDDIグループ共済会
  • 住宅融資:提携住宅ローン
  • 保養施設:全国約150ヶ所の契約保養所

     

 

大学卒では6,000円ほど、修士卒では1,380円ほど、博士卒で870円ほどKDDIが上回っています。

 

 

年齢ごとの給与


有価証券報告書の情報から取得できる情報は以下のようになっています。

 

【2015年度3月決算の比較(単体)】

従業員数 平均年齢 平均勤続年数 平均年間給与(千円)
NTTドコモ 7,344 39.4 16.6 8,479
KDDI 10,671 41.8 17 9,763

 

従業員数はKDDIがNTTドコモより3,300人ほど多く、1.45倍になります。

平均年齢、平均勤続年数ともに大きな差はありませんが、KDDIが高くなっています。

平均年間給与はKDDIがNTTドコモより130万円ほど多くなっています。

 

 

【年代別推定年収 単位千円】

年齢 NTTドコモ KDDI 差額
25 4,991 5,607 616
30 6,059 6,807 748
35 7,120 7,998 878
40 8,266 9,286 1,020
45 9,291 10,438 1,147
50 9,819 11,030 1,211

(両者とも平均年間給与は、賞与及び超過勤務手当を含みます。)

こちらからほかの企業も検索⇒企業シムラ―検索

 

全年齢層でKDDIが上回っています。

25歳時でおよそ61.6万円の差があり、ピーク時の50歳時ではおよそ121.1万円の差があります。

 

これらの数値は有価証券報告書から平均年齢、平均年収等を取得し計算をしております。

給与カーブの形状等は統計局の産業別のカーブ構造を反映させております。

2つとも同じ業種のためカーブの上昇率等は共通の数字を使っています。

 

 

生涯給与


この年収で生涯もらえる給与を計算します。生涯給与といってサラリーマンとしての収入の総額です。副業等一切なくこの会社からのみの収入です。

会社名 生涯給与
NTTドコモ 3億368万円
KDDI 3億4,114万円

企業シムラ―検索(あなたの見たい企業が探せます。2015年度データ更新済み)

 

KDDIがNTTドコモを3,746万円ほど上回っています。

この2社で生涯給与で3,000万円以上の差ができているのは非常に驚きです。

企業の収益性の高さは確実に従業員の給与にも反映されていることが確認されました。

 

 

役員報酬


取締役の報酬を見て、社内で成功して偉くなった場合にどれだけの報酬がもらえるのかをイメージしてください。

業績を反映して、役員報酬でも大きな差が生じているようです。

 

会社名 役員数 役員報酬(百万円) 役員賞与(百万円) オプション(百万円) 退職金(百万円) 1人あたり総報酬(百万円)
NTTドコモ 20 417 98 0 0 25.8
KDDI 11 387 148 0 0 48.6

 

KDDIがNTTドコモよりも1人当たりの報酬額(年額)では2,320万円も多いです。

 

 

生涯で形成する資産


生涯で形成される資産はいくらになっているかを計算してみました。

両者とも平均的な支出を一生続けたとしてどれくらいの資産が65歳、85歳のときに残っているかを推計します。

 

NTTドコモ、KDDIの現在30歳の方を例に計算を行います。

結果はシミュライザー(人生計画システム)で計算すると以下のようになりました。

 

NTTドコモ KDDI 差額
65歳 7,478万円 8,077万円 599万円
85歳 4,656万円 4,831万円 175万円

 

65歳時KDDI599万円(貯蓄可能額が)上回ります。

これが85歳時では175万円に縮まります。

しかし両者とも安定的な老後が約束されているようです。

(当システムでは85歳でプラスになっていることを一つの目標にしています。)

 

もっとデータを見たい人、実際にもっとシミュレーションしたい方はこちらから、

NTTドコモ五郎(30歳)

KDDI五郎(30歳)

ドコモVSKDDI 2015-10-05 16.20.03

しかし使いすぎや、病気、運用の失敗(シミュレーションでは預金しかつかっていません。)で大きく異なることになります。

左がNTTドコモの方、右がKDDIの方です。30歳には五郎と名前がついています。(全企業共通ルール)

システムへ移動してほかの企業も見てみる。⇒ 企業シムラ―検索

 

結論


KDDIが生涯年収(従業員として)はNTTドコモのそれに比べ3,746万円ほど多くなっています。

役員になってからの待遇も、年平均で2,320万円ほどKDDIが上回りました。

 

最後に65歳以降の資産額で比較するとKDDIの方が、

65歳時も85歳時もNTTドコモを上回っていて差額は最高599万円ほどです。

役員にまで出世された方はもっと大きな差になります。

そのため今回はKDDIの勝ちとします。

 

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