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ゆうちょ銀行、かんぽ生命保険の新規上場株式は儲かるのか? いつ売るかが鍵?

近頃明るい材料が少ない株式市場で、日本郵政と傘下のゆうちょ銀行かんぽ生命保険の上場が楽しみな方も多いのではないか?

テレビのインタビューでこれらの上場について

「リスクが少なく、リターンの高い投資だから!」

との一般投資家の発言。

むむむ。本当にリスクが低く、リターンは高いのか?

 

今日はいままでの大型上場がIPO(上場)後はどのように推移しているかを確認してみます。

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上場日は11月4日となり、2005年の小泉改革以来、曲折を続けた民営化が本格的に動きだすのですからずいぶんと時間がたったものです。

 

 

さて以下の銘柄の上場後の株価の動きを確認しよう。

 

主な大型政府関連銘柄のIPOのその後


 

  NTT NTTドコモ JR東日本 JT 第一生命 日本航空
上場日 1987/2/10 1998/10/22 1993/10/26 1994/10/27 2010/4/1 2012/9/19
上場日終値 8,000 46,500 6,000 1,100 1,600 1,915
30日後終値 14,100 44,900 4,240 961 1,569 1,902
60日後終値 13,450 46,400 4,150 982 1,521 1,865
1年後終値 11,200 23,400 4,830 863 1,224 2,970
2年後終値 8,650 30,300 4,830 801 1,179 2,905
最高値(期間内) 15,600 75,900 12,545 4,846 2,556 4,845
最安値(期間内) 1,647 1,128 4,000 649 739 1,697

(株価は上場後2015年9月18日までのデータで計算をしています。)

 

 

大型政府保有上場銘柄の株価推移


 

IPO201509-1

NTT株上場は狂気的な熱気に包まれたバブル時期の上場。上場の2年後には上場時の株価を大きく下回っている。それ以来大きくその水準を上回ることはない。

危険な株価の動きだ。

 

 

IPO201509-3

JR東日本はNTTに次いだ国有企業の民営化ならびに株式上場。バブル後ということもあり、株価は20年間では上昇トレンドとなっている。

 

 

IPO201509-4

 

旧専売公社、現JTの株式IPO。本格的な上昇に入るまで10年を要している。これだけの期間待てるか、長期的なビジョンで投資ができていれば◎

しかし最初の10年であきらめた人も多いはず。

 

 

 

IPO201509-2

1年間は上昇し、7万円以上に到達し、その後急落し、現在のところ10,000円まで戻していく兆しはない。

近年のモバイルの広がりでここから上げていけるか? 近頃の政府の通信料金の値下げ要請で株価が急落したことは記憶に新しい。

 

 

 

IPO201509-5

生命保険会社の大型上場。日生に迫る勢いの第一生命。

まだ5年経過したばかりだが、現在のところIPO価格よりは上昇している。

 

 

IPO201509-6

一時国有化され再生した日本航空。再上場は2012年9月。 株価はアベノミクス下上昇トレンドに入り、IPO以降順調に上昇。

アベノミクスなどの波に乗れるかどうかの重要性、タイミングの重要性がわかる。

 

 

上記の例を見ると、その銘柄の魅力も重要な判断要素だが、タイミング、大きな波にうまく乗れるかが重要な要素である。

IPO後に急上昇がある銘柄は比較的早くに下落してしまいがち。

通常の相場でもあまりにも急激な上昇はかならず急落する局面があとでやってくる。

 

トレンド、市場の環境が良いときであれば、買ってしっかりと長期保有したいところだが、もし急激に上昇するなら、手放すタイミングを早めに設定するのも

IPOの銘柄でしっかりとリターンを出す手段ではないだろうか。いずれにしても市場に明るい材料として扱われ、アベノミクス新3本の矢と一緒に離陸できると良いのだが・・・

 

 

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