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松井証券とマネックスグループで生涯年収・人生計画にどれだけ違いがある?(2015年版)初任給から役員報酬まで

松井証券とマネックスグループはネットに強い証券会社の2社ですが、社員の待遇面ではどう違うのか見てみました。

松井証券とマネックスグループ、両社の比較を今回は試みたい。

ポイントは4つ

  1. 初任給
  2. 年齢ごとの給与水準
  3. 生涯給与
  4. 役員報酬

サラリーマンとして一生をこの会社で過ごし、役員までに到達した場合の報酬の差を見て商社人生の損得勘定を見ていきたいと思います。

 

規模等の比較


松井証券とマネックス証券の2015年7月のデータです。株式とFX取引があるのですが、今回は株式取引のみで比較してみました。

会社 松井証券 マネックス証券
総合口座数 1,021,866 1,567,410
総合口座の稼働口座数(注1) 161,278 961,459
信用取り引き口座数 162,690 100,185
信用取り引き口座の稼働口座数 33,717 49,394
株式売買代金(単位:億円) 36,520 17,927
株式約定件数(1日平均) 295,694 133,658
信用取り引き残高[売建と買建の合計](単位:億円) 3,456 2,167
預かり資産 23,435 38,816

松井証券はネットストック口座を対象としています。

(各社ホーム―ページより抜粋)

(注1) 「総合口座の稼働口座数」は、各月末時点で預り資産があるか、または過去一年間に出金を含めた取引があった口座をいいます。

口座数・預かり資産ではマネックス証券の方が多いですが、株式の売買代金や約定件数では松井証券の方が多くなっています。

取引件数の多いデイトレーダーは手数料で割安な松井証券を選択する方が多いようです。

 

 

業績は?


業績も比べておきましょう。

【26年度の業績】 (単位円)

会社 松井証券 マネックスグループ
営業収益 343億円 509億円
前年 398億円 547億
対前年度比 -14% -7%
経常利益 222億 84億
当期純利益 155億 59億
自己資本比率 11% 8.2%
【2014年度 有価証券報告書より。松井証券は単独、マネックスグループ株式会社は連結】

営業収益ではマネックスグループが松井証券をを160億円ほど上回っています。しかし経常利益、当期純利益どちらも大きく松井証券が上回っています。

一方成長率ではどちらもマイナス成長で、松井証券は14%収益を落としています。

 

初任給


これからの就職する方のために初任給制度を掲載しておきます。

【松井証券】

2016年4月入社社員

  • 給与(2014年度の実績)
    • 学卒:月額27.0万円
    • 院卒:月額27.6万円
  • 諸手当
    • 時間外手当
    • 通勤手当ほか
  • 昇級:給与改定年一回(4月)
  •  勤務時間
    • 8:30~17:30(職務により異なる)
  • 休日休暇
    • 完全週休2日制(土・日)
    • 祝日
    • 年末年始
  • 年次有給休暇:初年度年次有給休暇12日
  • 特別休暇
    • 長期連続休暇4日
    • 慶弔休暇(結婚、弔事 ほか)
  • 定年:60歳満了日(定年後再雇用制度あり)
  • 教育研修
    • 新入社員研修
    • OJT研修
    • 各種社内研修
    • 社外研修
  • 福利厚生
    • 従業員持株会
    • 資格取得奨励制度
    • 総合福祉団体生命保険
    • 各種社会保険完備(健康保険・厚生年金・雇用保険、労災保険)
    • 独身寮(男女別)
    • 直営保養施設(箱根)
    • 提携保養施設優待割引ほか
  • 諸制度
    • 産前産後休業
    • 育児休業(育児休業・短時間勤務、所定外労働の免除 ほか)
    • 介護休業(介護休業・短時間勤務、時間外労働の制限 ほか)

【マネックスグループ】

2016年4月入社社員

  • 給与:年俸制 400万円
  • 勤務時間
    • 8:30~17:30
    • 8:00~17:00(コンタクトセンター)
  • 休日休暇
    • 完全週休2日制(土・日)
    • 祝日
    • 年末年始
    • 慶弔・特別(5連続休暇、誕生日休暇他)
    • 有給休暇
  • 諸手当:通勤費実費

 

マネックスグループが年俸制のため初任給の比較をしにくいのですが、

松井証券に賞与がないと仮定するとマネックスグループ、

松井証券の賞与が合計で月給の3ヶ月分を超えれば松井証券、それ以下の場合はマネックスグループの方が給与が高いことになります。

年齢ごとの給与


有価証券報告書の情報から取得できる情報は以下のようになっています。

【2015年度3月決算の比較】

従業員数 平均年齢 平均勤続年数 平均年間給与(千円)
松井証券 120 38 11.7 8,468
マネックスグループ 38 38.3 5.5 7,806

従業員数は松井証券がマネックスグループのおよそ3倍です。マネックスグループは持ち株会社の数値になるので、

証券会社同志の比較ではないですが、報告数字が持株会社のみ開示のため、これで試算をします。

マネックスグループは持株会社であり、マネックス証券株式会社を中心とした金融関連のグループ企業により構成されています。アセット・マネジメント、投資教育、M&A、FXなどがあります。

 

平均年齢に大きな違いはありませんが、平均勤続年数は松井証券が2倍以上長く、平均年間給与は松井証券がマネックスグループより660万円ほど多いです。

 

年齢ごとの推定給与は以下の通りです。

【年代別推定年収 単位千円】

年齢 松井証券 マネックスグループ 差額
25 5,109 4,679 430
30 6,593 6,038 555
35 7,848 7,188 660
40 8,844 8,100 744
45 9,867 9,036 831
50 10,033 9,188 845

(両者とも平均年間給与は、賞与及び超過勤務手当を含みます。)

こちらからほかの企業も検索⇒企業シムラ―検索

全年齢層で松井証券が上回っています。

25歳時でおよそ43万円の差があり、ピーク時の50歳時ではおよそ84.5万円の差があります。

これらの数値は有価証券報告書から平均年齢、平均年収等を取得し推計をしております。

 

給与カーブの形状等は統計局の産業別のカーブ構造を反映させております。

2つとも同じ業種のためカーブの上昇率等は共通の数字を使っています。

 

生涯給与


この年収で生涯もらえる給与を計算します。生涯給与といってサラリーマンとしての収入の総額です。副業等一切なくこの会社からのみの収入です。

会社名 生涯給与
松井証券 3億1,455万円
マネックスグループ 2億8,807万円

企業シムラ―検索

松井証券がマネックスグループを2,649万円ほど上回っています。

給与カーブを運輸業、郵便業で作成すると上昇率は比較的緩やかになります。

如何に互いがライバルとして認識し、給与レベルで同水準を保つことで、より優秀な人材を獲得したいと戦っていることを知る指標でもあります。

 

役員報酬


取締役の報酬を見て、社内で成功して偉くなった場合にどれだけの報酬がもらえるのかをイメージしてください。

会社名 役員数 役員報酬(百万円) 役員賞与(百万円) オプション(百万円) 1人あたり総報酬(百万円)
松井証券 7 210 0 10 31.4
マネックスグループ 4 109 15 0 17.9

松井証券がマネックスグループよりも1人当たりの平均報酬額では135万円多いです。

両社ともに1億円を超える報酬のものはいない状況です。

 

生涯で形成する資産


生涯で形成される資産はいくらになっているかを計算してみました。両者とも平均的な支出を一生続けたとしてどれくらいの資産が65歳、85歳のときに残っているかを推計します。

松井証券、マネックスグループの現在30歳の方を例に計算を行います。

 

同じ支出をすると仮定すれば当然年収が高い、松井証券の方が65歳、85歳の資産額も多いという結論になりますが、

今回は「松井証券の方が多く支出する=少し良い暮らしをする」という仮定で計算してみましょう。

 

30歳時(現在)の支出額ですが月に4.2万円多く(つまり年に50万円ほど多く)使うと仮定します。

その後、この出費が同じ増加率(インフレ)で増えていくと仮定します。この仮定で計算してみましょう。

 

下図が両者の家計になります。左が松井証券の方、右がマネックスグループの方です。

松井証券 VS マネックスグループ3

(各種指数は年収に対する支出割合を示しています。)

 

 

結果はシミュライザー(人生計画システム)で計算すると以下のようになりました。

年齢 松井証券(A) マネックスグループ(B) 差額(B)-(A)
65歳 6,831万円 6,940万円 109万円
85歳 4,484万円 5,437万円 953万円

 

65歳時にはマネックスグループの方の貯金額が松井証券のそれを109万円上回ります。

これが85歳時では953万円に広がります。

 

両者とも安定的な老後が約束されているようですが、支出のレベルによってはかなり差が出てしまうことがわかりました。

年収差がかなりあったとしても支出次第で簡単に逆転することがわかりました。

日頃の節約やバランスのよい支出を心がけたいものです。

特に退職後の生活費・支出の抑制は安心できる老後のためには絶対に必要になります。

 

2社の社員のパターンをシステムでご覧になれます。

松井証券五郎(30歳)

マネックスグループ五郎(30歳)

 

松井証券 VS マネックスグループ2

 

使いすぎや、病気、運用の失敗(シミュレーションでは預金しかつかっていません。)で大きく異なることになります。

左が松井証券の方、右がマネックスグループの方です。

30歳には五郎と名前がついています。(全企業共通ルール)

システムへ移動してほかの企業も見てみる。⇒ 企業シムラ―検索

 

結論


松井証券生涯年収(従業員として)は2,649万円ほど上回っています。

役員になってからの待遇は一人当たりの平均で135万円ほど松井証券が上回りました。

支出の違いにより、将来資産額が大きく変わり結果も異なることを今回はご紹介しました。

現時点で5万円の支出の差があれば、65歳、85歳では完全に逆転することが確認できました。

 

しかし、現時点では松井証券の社員待遇がやや良いということが今回の調査ではわかりました。

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