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外食産業7月売上~全体で売上高が2ヶ月ぶりに前年を上回り101.9% ファミレスは27ヶ月連続で売上を伸ばす〜

日本フードサービス協会が行う外食産業の市場動向調査の2015年7月の結果が発表されました。

7月は、西日本を中心に梅雨前線や台風の影響がありましたが、梅雨明け後は関東地方を中心に好天に恵まれたことから外食需要は回復傾向となりました。引き続きFR業態などが好調を維持していることに加え、客単価も継続して前年を上回っていることから、外食全体の売上は前年同月比101.9%2カ月ぶりに前年を上回り再びプラスとなりました。

 

業態別では引き続きファミリーレストラン、ディナーレストランが客単価上昇による好調が維持されていて、ファーストフードも2014年11月以来のプラスに転じました。

 

外食産業全体の売上高は前年を上回り、前年同月比101.9%となっています。3月4月とマイナスで5月にプラスに転じるも、6月は再びマイナスになりましたが、7月は再びプラスに戻しました。

 

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【外食産業市場動向調査 売上高前年同月比の推移】

外食産業売上高 2015-08-26 12.14.52

(注)日本フードサービス協会公表資料よりシミュライズまとめ。 以下同様

 

続いて利用客数、客単価についても推移を見てみましょう。

 

【外食産業市場動向調査 利用客数前年同月比の推移】

外食産業客数 2015-08-26 12.16.02

 

利用客数は2013年半ば以降、全体として減少傾向で、2014年1月以降前年を上回る月はありません。 ファミリーレストラン業態、ディナーレストラン業態、喫茶店業態はほぼ前年と同水準を保っていますが、ファーストフードが前年比95.7%、居酒屋などが前年比97.1%と回復傾向にあるものの落ち込んでいます。

 

【外食産業市場動向調査 客単価前年同月比の推移】

外食産業客単価 2015-08-26 12.17.14

 

一方、客単価は全体としてゆるやかな上昇傾向で前年割れしている業態でも99%以上を維持しています。利用客数の減少を客単価で補っている状態と言えます。

 

 

業態別の概況:

  • ファミリーレストラン業態(売上高前年比104.7%)
    • 業種別では、「中華」の客足が落ちた以外どの業種においてもマイナスの要素は無く、特に夏のスタミナ食のイメージが強い「焼肉」は売上112.1%と好調に推移しりましました。売上高は27ヶ月連続で前年を上回りました。
  • ディナーレストラン業態(売上高前年比108.2%)
    • 商業施設立地の店が好調であったことや、客単価が引き続き伸びていることから、売上は前年を上回りました。
  • ファーストフード業態(売上高前年比100.1%)
    • 洋風は、依然、食の安全・安心問題の影響が残り、中国での鶏肉問題が起きた前年と比べても、売上は96.3%にとどまりました。
    • 和風は、客数は厳しいものの新規の夏季メニューが好評で、売上は103.4%となりました。
    • 麺類も、総じて猛暑に対応したスタミナ商品や冷たい商品が好調で、客数・客単価ともに伸び、売上は108.0%
    • 持ち帰り米飯・回転寿司は、店舗数減による客数減の影響もあり、全体売上は前年を下回った
    • その他は、テレビCMやキャンペーンが奏功して客数が増え、「カレー」、「アイスクリーム」等の売上が伸びました。
  • パブ・居酒屋業態(売上高前年比94.9%)
    • 「パブ・ビアホール」は、関東地方の梅雨明けが昨年より早かったことやその後の好天等により、売上は堅調でした。
    • 「居酒屋」は店舗削減が続き、客数と売上もマイナスとなりました。

 

 

スタバがボトル缶参入、タリーズはどうだった?


先日サントリー食品インターナショナルと共同でコーヒのボトル缶販売を開始し、販路を広げたスターバックスコーヒージャパン。コーヒー市場は新たな局面を迎えています。

 

 

【スターバックスコーヒージャパン-売上高と営業利益 (単位:百万円)
スタバ

 

今現在のスターバックスの売上高や営業利益は順調に推移してると言えます。では先行していたタリーズはどうだったのでしょう

 

タリーズは2009年にボトル缶コーヒーを販売開始しています。ですが、販売しているのは親会社である伊藤園ですので売上には直接は影響しません。タリーズの売上高などを見ると顧客の取り合いなどのカフェ業態への悪影響はなさそうです。むしろ高い成長率が見て取れます。

 

【タリーズコーヒーの売上高と営業利益(単位:百万円)

タリーズ 2015-08-26 19.58.28

 

次に伊藤園のコーヒー飲料の売上高と前年比の成長率を見てみましょう。これを見るとボトル缶を販売開始した影響が出る10年4月期以降、震災の影響があったと思われる12年4月期以外は、ボトル缶を投入する前の09年4月期数倍の成長率があるのが分かります。また伊藤園のコーヒーが全てタリーズブランドではないにせよ5年間でカフェ業態の売上の半分ほど売上が増加しています。

 

【伊藤園:コーヒー飲料の売上高と成長率(売上高の単位:百万円、成長率の単位:%)

伊藤園 2015-08-26 19.58.12

 

タリーズのボトル缶参入は成功したと言えるでしょう。スターバックスは後発ということもあってか価格を高めに設定しています。果たしてうまくいくのでしょうか。

 

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