最新

満期前だけど保険を見直したい、その時解約返戻金は減額されるの?

私は50代半ば、夫婦共働きです。今まで、夫婦とも結婚を契機にそれぞれ60歳満期の終身保険に加入してきました。

しかし、子供も独立し、マイホームのローンも昨年完済したので、夫とも話し合い、保険の内容を見直すことにしました。

pixta_9069805_S

 

 

そこで、どんな点に注意して保険を見直せばい良いのかをネットや保険相談窓口などで調べてみました。

今は夫婦であれこれ保険商品のパンフレットとにらめっこしながら、あーでもない、こーでもないと毎日楽しく喧嘩しています。

 

【満期前の解約返戻金について】


私たち夫婦はそろって60歳満期の終身保険に加入していたためちょうど、今年あたりから解約返戻金の方がこれまでの掛け金の合計を上回ることがわかりました。

保険を見直すにはちょうど良い年齢だったわけですね。

これが40代より若い時期だと掛け金の合計の8割程度しか戻ってこないケースが多いとのことですから幸いでした。

 

 

【死亡保証を「相続」の視点で見直す】


50代ともなると人生の後半を迎えるわけで、そろそろ夫婦お互いに”寿命”のことを気遣うようになります。その際「死亡保障」は残されたものの生活を支える大切な資金になりますので、どうしてもそういった立場で保険の見直しをしたくなるのが人情です。しかし、「配偶者にお金を残す」という視点だけで、死亡保障を見直すのは早計だと言われました。

マイホームなどの資産があり、複数の相続人がいる場合は「相続時のトラブルを回避する」ための保険見直しを心がけるべきなんだそうです。

私たちの場合、マイホームがあり子供たちは既に独立していますので夫婦どちらかがマイホームで一人暮らしをするものと思いますが、子供たちが独立したとはいえ、いつなんどき戻ってくるかもしれませんし、正直な話、夫に先立たれたら二人いる子供のどちらかには戻ってきてほしいと思っているぐらいなんです。(夫にはそんなこと言ってませんが…)

 

ただし、そんな願いが叶ってしまっては財産分与でトラブルに成るケースも少なくないそうです。

相続トラブルは「相続税」が発生するようなケースだけだと思っていましたが、「平成23年度の司法統計・家事編」では遺産分割調停の77%が相続財産が5000万円以下のケースで、1000万円以下のケースでも31%が相続トラブルに発展しているそうです。うちは相続税が発生するような環境ではないので遺産相続でトラブルこともないだろうと思っていたのでこれは意外でした。

pixta_11400963_S

老後の生活費を充実させようと思っていたのですが、「相続」の視点から考えてもやはり「養老型(年金型)」よりは「終身保険」の方がメリットは大きそうですね。その際、

 

「死亡保険金の受け取りを本人(被相続人)と同居している家族に指定して、遺産分割の際に保険金を使って代償分割(相続人の1人または数人が他の相続人より多くの遺産を相続する代わりに、他の相続人に対してその差額分を金銭やモノで支払うこと)することができます。」(出典「保険市場」)

とのお話しも伺っております。死亡保険金は受取人の固有の財産になるので財産分与の時に大きなメリットになりますね。

 

 

【高額な死亡保障を適切な額の終身保険に切り替える】


 

これまでは「配偶者にお金を残す」ことを主眼に保険に加入していたので、死亡保障はお互いに3000万円の高額なプランを選択していました。しかし、マイホームや預貯金がある場合、死亡保障は1000万円程度にしておくと月々の支払いも無理がない金額に設定し直すことができます。

今回夫婦で保険を見直すきっかけも、もう少し掛け金を安くできないものか?ということでしたので、このお話しはとても参考になりました。

高額な死亡保障を見直して適切な額の終身保険に切り替えるには次の3つの方法があるそうです。

 AT056_L

方法1. 「中途減額」:定期保険特約などの死亡保障の一部を解約する方法です。

解約した分だけ保険料の引き下げが可能です。ただし、中途減額を選んだ場合、もう一度見直して再びその特約を付け直すというようなことはできません。また、保険期間中の途中減額は一定の制限があります。例えば

「特約と主契約の死亡保障合わせて1,000万円未満になる減額は不可」などの制限です。

中途減額を選ぶ場合は本当にその保障額で問題ないかどうかをよく吟味する必要性がありそうです。

 

方法2.「払済保険」:保険料の払い込みを中止し、その時点での解約払戻金を一時払の保険料に充当して、今までの契約の保険期間を維持したまま死亡保障の少ない保険に切り替える制度です。

特約等は一切付けられなくなりますが、主保険が終身保険であれば、以後の保険料の払い込みなしで少ない額の終身保険に切り替えることができます。

平たく言えば、

「主保険から特約を取り除いたものに切り替え、本来支払いを続ける保険料に解約返戻金を充当して先払いするというシステム」になります。

 

方法3.「保険を見直す」:これが一番シンプルな方法になります。

新たに終身保険に加入し、既存の保険を解約して解約返戻金を受け取るというやり方です。既存の保険はその時点で契約打ち切りとなるため元に戻すことはできませんが、金融自由化以降各社とも特色のある保険商品を打ち出しているので、解約返戻金がこれまでの払い込み済み分よりも高額になるなら第一選択肢となるでしょう。

ただし、健康状態などによって新たに保険契約ができない場合もあるので注意が必要です。

 pixta_11805129_S

 

【50代からの保険見直しのポイント】


 

現在加入している終身保険が300万円以上あり、大きな保障を残し続ける必要がない場合は保険を見直す価値があります。

特に、既存の保険内容に不満がある場合には元気なうちに見直して新しい保険に入り直すのが賢明でしょう。終身保険に加入していた場合50代半ば頃には解約返戻金の方が積み立ててきた保険料が利回りで高額になる可能性が高くなります。年齢を重ねる毎に月々の保険料は高額になりますので、解約返戻金を保険料の一部に充当して月々の負担を軽くしたい場合には「契約者貸付制度」などを利用すれば解約返戻金を担保として一定範囲で貸し付けを受けることが可能です。

 

終身保険に終身払いで加入すると長生きするほど多額の保険料を支払い続けなければなりません。50代は保険見直しのチャンスですが”費用対効果”をちゃんと考えて、無理しないことが大切です。

 

 

 

▲TOPに戻る