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【計算例】贈与税の計算例(平成27年以降)

○ 平成27年以降の贈与税の計算


具体的な税額計算は、次の例1~例3の計算例を参考にしてください。

  • 例1 「一般贈与財産用」の計算をする場合
  • 例2 「特例贈与財産用」の計算をする場合
  • 例3 「一般贈与財産用」と「特例贈与財産用」の両方の計算が必要な場合

 

【一般】と【特例】の違い

暦年課税の場合において、直系尊属(父母や祖父母など)からの贈与により財産を取得した受贈者(財産の贈与を受けた年の1月1日において20歳以上の者に限ります。)については、「特例税率」を適用して税額を計算します。この特例税率の適用がある財産のことを「特例贈与財産」といいます。また、特例税率の適用がない財産(「一般税率」を適用する財産)のことを「一般贈与財産」といいます。

 

 

(例1)「一般贈与財産用」の計算(平成27年以降の計算)


例えば、次のような贈与の場合に、この計算方法になります。
直系尊属以外の親族(夫、夫の父や兄弟など)から贈与を受けた場合
直系尊属から贈与を受けたが、受贈者の年齢が財産の贈与を受けた年の1月1日現在において20歳未満の者の場合(20歳未満の子や孫の場合)

【一般贈与財産用】(一般税率)

この速算表は、「特例贈与財産用」に該当しない場合の贈与税の計算に使用します。
例えば、兄弟間の贈与、夫婦間の贈与、親から子への贈与で子が未成年者の場合などに使用します。

区分 200万円
以下
300万円
以下
400万円
以下
600万円
以下
1,000万円
以下
1,500万円
以下
3,000万円
以下
3,000万円
税 率 10% 15% 20% 30% 40% 45% 50% 55%
控除額 10万円 25万円 65万円 125万円 175万円 250万円 400万円

(例) 贈与財産の価額が500万円の場合(「一般税率」を使用します。)

  • 基礎控除後の課税価格 500万円-110万円=390万円
  • 贈与税額の計算  390万円×20%-25万円=53万円

 

(例2)「特例贈与財産」の計算(平成27年以降の計算)


例えば、財産の贈与を受けた年の1月1日現在において20歳以上の子や孫が父母又は祖父母から贈与を受けた場合に、この計算方法になります。

【特例贈与財産用】(特例税率)

この速算表は、直系尊属(祖父母や父母など)から、一定の年齢の者(子・孫など)※への贈与税の計算に使用します。
※「一定の年齢の者(子・孫など)」とは、贈与を受けた年の1月1日現在で20歳以上の直系卑属のことをいいます。 例えば、祖父から孫への贈与、父から子への贈与などに使用します。(夫の父からの贈与等には使用できません)

区分 200万円
以下
400万円
以下
600万円
以下
1,000万円
以下
1,500万円
以下
3,000万円
以下
4,500万円
以下
4,500万円
税 率 10% 15% 20% 30% 40% 45% 50% 55%
控除額 10万円 30万円 90万円 190万円 265万円 415万円 640万円

(例) 贈与財産の価額が500万円の場合(「特例税率」を使用します。)

  • 基礎控除後の課税価格 500万円-110万円=390万円
  • 贈与税額の計算  390万円×15%-10万円=48.5万円

 

(例3)「一般贈与財産用」と「特例贈与財産用」の両方の計算が必要な場合


例えば、夫からの贈与と父からの贈与の両方がある場合など
以下、夫からの贈与100万円をA、父からの贈与400万円をB、として説明します。(贈与の総額が500万円の場合)

この場合には、次のように計算する必要があります。(「一般税率」と「特例税率」を使用します。)

  • 1 全ての財産を「一般税率」で計算した税額に占める「一般贈与財産」の割合に応じた税額を計算します。
    • 計算式 (A+B)を一般税率で計算した税額×A/(A+B)
  • 2 全ての財産を「特例税率」で計算した税額に占める「特例贈与財産」の割合に応じた税額を計算します。
    • 計算式 (A+B)を特例税率で計算した税額×B/(A+B)
  • 3 納付すべき贈与税額は、12の合計額です。

【一般贈与財産用】(一般税率)

この速算表は、「特例贈与財産用」に該当しない場合の贈与税の計算に使用します。
例えば、兄弟間の贈与、夫婦間の贈与、親から子への贈与で子が未成年者の場合などに使用します。

区分 200万円
以下
300万円
以下
400万円
以下
600万円
以下
1,000万円
以下
1,500万円
以下
3,000万円
以下
3,000万円
税 率 10% 15% 20% 30% 40% 45% 50% 55%
控除額 10万円 25万円 65万円 125万円 175万円 250万円 400万円

【特例贈与財産用】(特例税率)

この速算表は、直系尊属(祖父母や父母など)から、一定の年齢の者(子・孫など)※への贈与税の計算に使用します。
※「一定の年齢の者(子・孫など)」とは、贈与を受けた年の1月1日現在で20歳以上の直系卑属のことをいいます。 例えば、祖父から孫への贈与、父から子への贈与などに使用します。(夫の父からの贈与等には使用できません)

区分 200万円
以下
400万円
以下
600万円
以下
1,000万円
以下
1,500万円
以下
3,000万円
以下
4,500万円
以下
4,500万円
税 率 10% 15% 20% 30% 40% 45% 50% 55%
控除額 10万円 30万円 90万円 190万円 265万円 415万円 640万円

(例)一般贈与財産が100万円、特例贈与財産が400万円の場合の計算

1この場合、まず、合計価額500万円を基に次のように計算します。
(全ての贈与財産を「一般贈与財産」として税額計算)

  • 500万円-110万円=390万円
  • 390万円×20%-25万円=53万円

(上記の税額のうち、一般贈与財産に対応する税額(一般税率)の計算)
53万円×100万円/(100万円+400万円)=10.6万円…1

次に「特例贈与財産」の部分の税額計算を行います。

2この場合も、まず、合計価額500万円を基に次のように計算します。
(全ての贈与財産を「特例贈与財産」として税額計算)

  • 500万円-110万円=390万円
  • 390万円×15%-10万円=48.5万円

(上記の税額のうち、特例贈与財産に対応する税額(特例税率)の計算)
48.5万円×400万円/(100万円+400万円)=38.8万円…2

(贈与税額の計算)

3贈与税額 = 1一般贈与財産の税額 + 2特例贈与財産の税額
上記の場合 110.6万円 + 238.8万円 = 49.4万円…贈与税額

(相法21の2、21の5、21の7、措法70の2の3、70の2の4)

 

出典 国税局

 

 

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