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【人生設計】医師、弁護士、パイロット、男子憧れの3職業の給与はどう違う?

浅草で実家の小さな金物屋を手伝いながら花嫁修業にいそしむ金谷 好子さん27歳。

商社に勤める高校時代の友人に合コンに誘われ、次の金曜日に参加することに。

そろそろ婚活を終わりしたいと思っている金谷さん、今回は医師弁護士パイロットが参加すると聞いて、ますます気合いが入っています。

 

合コン相手についてはまだ詳しくは聞いてないものの、どの職業の相手が金銭的に将来一番いいだろう?と収入面につして思いを巡らせています。

今回は、金谷さんが来年28歳で結婚するとして、医師弁護士パイロット、それぞれを結婚相手に選んだ場合の将来設計違いを、人生シミュレーションで見てみたいと思います。

 

医師、弁護士、パイロットの年収


まず、厚生労働省 平成26年度賃金構造基本統計調査のデータをもとに、医師、弁護士、パイロットそれぞれの職業の平均的な年間給与をみてみましょう。  なお医師や弁護士についての数値は、独立開業している場合ではなく、病院や弁護士事務所に勤務の場合の平均値と考えられます。
【厚生労働省データをもとにした医師、弁護士、パイロットの平均年収】

平均年齢

平均年収(万円)

医師(男性)

42.0

1,238

弁護士(男性)

38.6

1,057

パイロット(男性)

43.1

1,712

(注)調査データの企業規模10人以上の企業について、決まって支給する現金給与額と賞与その他特別給与額を用いて年収を試算しています。

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医師、弁護士、パイロットの生涯給与の推計


続いて、同統計データを用い、医師、弁護士、パイロットの生涯給与、および、年齢毎の平均的給与を推計すると以下のようになります。 ここでも医師、弁護士については、独立開業ではなく、病院や弁護士事務所へ勤務している場合の平均像とお考えください。当然ながら、独立・開業などの場合には、成功の度合いにより、下記平均像の何倍もの大きな収入を得る可能性もあります。

【医師、弁護士、パイロットの生涯給与、平均年収の推計値】

医師
(男性)

弁護士
(男性)

パイロット

(男性)

生涯給与(億円)

4.75

4.13

5.54

30歳年収(万円)

781

693

1,032

35歳年収(万円)

1,087

1.001

1.258

40歳年収(万円)

1.350

1.187

1,510

生涯給与の推計にあたっては、それぞれの職業において、年齢帯別の統計値データを用い、それぞれの職業における給与の上昇カーブをまず推計します。 それを用い、24歳(弁護士については27歳としている)から60歳までの年収の合計として生涯給与を推計しています。 退職金については職業別の統計データが不足していることから、ここでは生涯給与に含めていません。

ここで、各職業の年齢毎の給与カーブを確認してみましょう。

医師、弁護士、パイロットの給与カーブ

パイロットは、一般的に20代後半から30歳前後で訓練生から副操縦士となります。それにあわせ平均年収は30歳で1,000万円に到達し、その後しばらくは伸びがやや緩やかになっています。 30代後半になると機長になる人が徐々に増え始め、国土交通省資料によると40代に入ると機長が半数を超え、40代後半では8-9割の人が機長です。

ANA

給与カーブのグラフをみても、40歳前から平均給与の伸びが急になり、40代後半のピークを迎えていることがわかります。 なお、今回の生涯給与推計では60歳までの給与を加算していますが、国土交通省によるパイロットの年齢制限は現在64歳、引き上げの議論もされており、今後60代でパイロットとして勤務する人が増えることも考えられます。

なお、有価証券届出書の報告における航空各社パイロットの平均年収は以下のようになっています。(ANAのみ2013年3月末、他は2014年3月末データ)

社名

従業員数

(人)

平均年齢

平均年収
(万円)

JAL

1,453

43.5

1,538

ANA

2,061

45.3

1,934

スカイマーク

207

44.5

884

スターフライヤー

94

40.7

1,062

(注)各社の有価証券届出書より(ANAのみ2013年3月末、他は2014年3月末)。なお従業員数、平均年齢、年収はパイロットのみの数値。

 

ANAが突出して高給で、一時国有化されたJALをリードしています。新興勢力ではスターフライヤーがJALに続く給与水準となっており、スカイマークはやや離されています。

医師、弁護士については繰り返しになりますが、勤務医、弁護士事務所勤務の場合の年収データとなっています。パイロットをやや下回るものの、両者とも年齢毎の給与カーブは順調に伸びを見せており、医師は34歳、弁護士は35歳で平均年収が1,000万円に達します。 両者とも、60歳になるまで平均給与の上昇が続いているのが特徴です。

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平均像ではパイロットを下回る医師、弁護士の給与水準ですが、独立・開業がうまくいけばはるかに大きな収入を得られる可能性もあります。また、弁護士の場合には事務所や職務内容によってもバラつき大きいのが特徴です。

企業・渉外法務を手掛ける大手弁護士事務所に勤務する渉外弁護士などの場合には、初任給で1,000万円程度の年収、その後の激務をうまく乗り越えていければ、年収数千万円に達する可能性も十分にあると言われています。

医師、弁護士、パイロットとの結婚の人生シミュレーション


では、28歳になった金谷 好子さんが30歳の相手(医師、弁護士、あるいは、パイロット)と結婚し、直ぐに子供を一人もうけたとして、人生シミュレーションで違いを比べてみましょう。
シミュレーションの前提は以下。

  • 医師、弁護士、パイロットそれぞれの相手はいずれも30歳。 平均的な年収(医師781万円、弁護士693万円、パイロット1032万円)とし、その後も平均的な給与カーブで収入が上昇。
  • 現在の月間支出額は、年齢と年収に応じた統計データに沿ったものとする
    (教育費を除き、医師と結婚 39.3万円、弁護士と結婚36.3万円、パイロットと結婚48.0万円)
  • その後、給与の上昇(あるいは減少)にともない、増減する(給与の変動に対して、支出は70%の割合の変動)
  • 子供は私立の幼稚園へ入り、その後、小学校から高校まで私立、私立大学理系へ進学するとする(幼稚園~高校で1700万円弱、大学4年間で600万円弱と想定)
  • 退職金はいずれの場合も60歳時に4,000万円
  • 結婚時の貯蓄は200万円
  • 自動車は400万円を7年毎に買替

 

 

それぞれのパターンのキャッシュ・フローをシミュライズコアで見てみよう


a5af2f77c0e495cc37662aab6f163f2a11. 金谷 好子-医師と結婚

2. 金谷 好子-パイロットと結婚

3. 金谷 好子-弁護士と結婚

 

それぞれの人生データがシステム内で見ることができます。最適なパートナーさがしにもシミュライズ

 

シミュレーション結果


上記前提のもと、それぞれと結婚した場合の65歳時の資産額想定、および、配偶者が30~60歳まで(本人28歳~58歳)の想定年間支出額の平均は以下のようになります。

65歳時

想定資産

平均年間支出

医師と結婚

9.977

815

弁護士と結婚

8,498

762

パイロットと結婚

13,295

906

医師と結婚の人生シュミレーション

弁護士と結婚の人生シュミレーション

パイロットと結婚の人生シュミレーション

あくまで、それぞれの職業の平均像(医師、弁護士の場合は独立・開業ではなく、平均的な勤務先への勤務と想定)での比較ではあります。

医師と弁護士との比較では、医師の方が

65歳時資産額で1479万円 (高級輸入スポーツカー1台程度)、年間の平均支出で53万円(家族で短期海外旅行1程度)多い

 

パイロットと医師を比べると、パイロットは

65歳時資産額で3318万円(首都圏郊外にマンション1戸程度)、年間の平均支出で91万円(海外旅行2~3回分程度)多い

平均像としての比較では3職種の中で最も給与が少ない弁護士ですが、前述のとおり勤務先によりかなり収入にバラつきがみられるのが実態です。 渉外弁護士として活躍する場合や、独立して成功すれば上記の何倍もの収入が得られる可能性があります。また、医師の場合も勤務状況にかなり異なってくることは言うまでもありません。

いずれの職業も、一般的なサラリーマンが羨やむような給与水準であることは変わりません。医師や弁護士も常に最新の技術や知識を身に着け続ける必要があり、パイロットの体調を含めた自己管理など、高い給与を得続けるにも相応の努力が必要な職業といえます。

医師、弁護士、パイロットになるための教育費


最後に、親の立場から、医師、弁護士、パイロットになるための教育費についてみてみましょう。

医者
医師の場合、国立大学であれば6年間で350万円程の学費ですが、私立大学の場合は6年間で平均3600万円強(文部科学省調査)と非常に高額な学費がかかります。

また、弁護士の場合は、最も可能性の高い東大へ進学することを考え、小学生より学習塾に通い、名門私立中高一貫校へ進学、大学時には法律専門学校に通うことを想定すると、小学校~大学までの教育費は1800万円程度になります。

 

一方、パイロットの場合は、通常の大学卒業後に民間航空会社に就職し、そこで訓練を受けることが一般的であり、こうした特別な教育費コストの心配はありません。 心身ともに十分に健康であることが必要で、かつ就職時の競争も激しいことから、誰もが簡単に進める道でないかもしれませんが、パイロット不足が叫ばれている中、将来有望な職業かもしれません。

 

それぞれのパターンのキャッシュ・フローをシミュライズで見てみよう


a5af2f77c0e495cc37662aab6f163f2a11. 金谷 好子-医師と結婚

2. 金谷 好子-パイロットと結婚

3. 金谷 好子-弁護士と結婚

 

 

(注) シミュライズに登場するシムラーは全て仮名であ り、あくまで架空の人物です。 また一定の公表データ等をもとに分析・記事作成を行っていますが、必ずしもその正確性を保証するものではありません。 記事中の推計値は現時点のシミュレーション結果によるもので、読者の皆様が実際にシミュライズコアでご覧いただく際には、パラメータ等の変化により金額が 異なってくることも想定されますのでご注意ください。

 

 

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