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【運用】回復期待バスケット(ID10016)説明 景気回復でカムバック期待の会社群 ソニーとシャープをモニタリング

回復期待銘柄とは

金融危機で多くの困難に直面していた日本の企業は回復に向かっていたが、東北大地震でまた大きく打撃を受けた。その後日本全体が低迷し、特に円高で輸出企業は多くの輸出銘柄は苦難の時期であったが、安倍政権のアベノミクス開始に従って金融緩和⇒円安⇒輸出拡大⇒輸出企業の業績回復という路線をたどってきた。苦境の中から立ち上がり、復活していくのはどこか、出遅れた会社で追いついていき再びリーダーになる会社はどこかを見るためのバスケットです。いずれも多くの従業員を抱える日本を代表する企業群です。V字回復、L字回復する会社はどこかをモニターしましょう。

 

シミュライズでは色々な切り口から銘柄を選択し、100万円相当の株式バスケットを組成してそのパフォーマンスを日次で株式バスケットコーナーご報告しています。NISAで株式投資を始める方や、ベテランの方までトレードの参考にしていただければと思います。

 

【M&Aバスケットのパフォーマンス】

銘柄コード 銘柄名 2015/3/6 2014/12/31 2014/9/30
6758 ソニー(株) 195.83 145.10 116.84
6753 シャープ(株) 73.23 82.46 96.00
6752 パナソニック(株) 122.79 114.53 104.70
7974 任天堂(株) 110.55 100.72 95.33
6702 富士通(株) 104.05 87.07 91.22
平均値   121.63 106.15 100.89

 

業績回復への道
業績回復には思いきった不採算部門の売却や閉鎖、また採算がある程度の部門でも成長が見込まれない部門も売却や他社との提携等の戦略を選ぶ必要がある。
また新規分野での進出を果たすために、その会社の強みが生きる分野に進出し、R&D費用を使ってその分野で成長を成し遂げることが次に必要となる。
経費節減、効率化は当然必要だが、大胆な投資、リソースの活用が必須で縮小均衡ではなかなか生き残れない。売上を伸ばすことが国内では人口減少が続き、中々難しい。
海外市場、特にアジア市場に入り込むことのできる企業が今後の成長の機会を見出すことができるであろう。
苦境の時にこそ強いリーダーシップと、剛腕な経営者が必要となる。協調型のリーダーと違い、経営者として迅速に判断を下し、社員を引っ張り、株主を納得させるビジョンを持たせ、
会社全体を引っ張っていく力が必要である。また独創性、意外性も必要とされることが多い。

 

ソニーの例

ソニー株式会社 2015~2017 年度中期経営方針では

 

事業運営の基本方針

 一律には規模を追わない収益性重視の経営
 各事業ユニットの自立と株主視点を重視した経営
 事業ポートフォリオの観点から各事業の位置づけを明確化

  • 成長積極領域:デバイス分野、ゲーム&ネットワークサービス分野、映画分野、音楽分野を、2015 年度から 3 年 間のソニーの利益成長を牽引していく領域と位置付け、成長に向けた施策の実行と積極的な資 本投下を行い、それによって売上成長と利益拡大を目指していきます。
  • 安定収益領域:イメージング・プロダクツ&ソリューション分野、ビデオ&サウンド事業は安定収益領域として、着 実な利益計上とキャッシュフロー創出を重視した経営を行います。
  • リスク低減領域:テレビ事業、モバイル・コミュニケーション分野においては、事業の変動性や競争環境を踏まえ、
    リスクの低減と利益の確保を最優先とした事業運営を行います。
  • 新規領域:新規領域としての医療事業では、ソニー・オリンパスメディカルソリューションズ株式会社における外科用硬性内視鏡システムなどの開発を順調に進めています。

と大分整理され、わかりやすい戦略となってきている。

 

組織体制

高収益企業への変革を着実に実施するため、組織体制と経営チームの再編を行います。
各事業において、

  1. 結果責任・説明責任の明確化
  2. 持続的な利益創出を念頭に置いた経営
  3. 意思決定の迅速化と事業競争力の強化

を徹底するため、現在ソニー株式会社内の事業部門となっている事業についても、分社化を順次実施していく方針です。

昨年分社化した

  • テレビ事業に続き
  • 2015 年 10 月1日を目途として、ビデオ&サウンド事業を 分社化し、独立した完全子会社として運営します
  • 他の事業に関しても、分社化に向けた準備を進め ます。

分社化で組織もわかりやすく、結果責任がしっかりとわかるものへと変換しようとしている。

 

 

シャープの例

再生と成長を実現する5つの重点施策

  1. 事業ポートフォリオの再構築
  2. 液晶事業の収益性改善
  3. ASEANを最重点地域とした海外事業の拡大
  4. 全社コスト構造改革による固定費削減
  5. 財務体質の改善

中期経営計画説明会資料よりその戦略の概要を見てみると、以下のようになっている。

 

 SHARP

SHARP2

 

ややソニーと比べると、事業ポートフォリオは分散していないだけに、選択と集中とまで行かないのだが、あえてソニー風に仕訳をすると

  • 成長積極領域:健康・環境、通信システム
  • 安定収益領域:ビジネスソルーション、通信システム、ディスプレイデバイス(液晶)
  • リスク低減領域:ソーラーシステム、デジタル情報家電
  • 新規領域:電子デバイスエリア

といった分類であろうか。

 

 

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分析方法

 

PPM


 

プロダクトポートフォリオマネージメントの考え方を復習しておこう。(Wikipediaより)

  • 金のなる木 (cash cow)(成長率:低、占有率:高)市場の拡大が見込めないため追加的な投資があまり必要でなく、市場シェアの高さから大きな資金流入・利益が見込める分野。製品ライフサイクルにおける成熟期 – 衰退期に属する。
  • 花形製品 (star)(成長率:高、占有率:高)成長率・占有率ともに高く資金流入も大きいが、競合も多く、占有率の維持・拡大に多額の追加投資を必要とする。高シェアを維持し続けることで「金のなる木」へと育てるべきであるが、シェアが低下すれば「負け犬」となる。製品ライフサイクルにおける導入期 – 成長期に属する。
  • 問題児 (problem child)(成長率:高、占有率:低)成長率が高い半面、占有率が低い分野。多額な投資資金が必要な一方、多くの資金流入は見込めない。占有率を高めることによって「花形製品」となるが、シェアの低いまま成長率が鈍化すれば「負け犬」となる。製品ライフサイクルの導入期 – 成長期に属する。
  • 負け犬 (dog)(成長率:低、占有率:低)市場占有率が低く、今後の市場成長率も見込めないため撤退が検討されるべき分野。製品ライフサイクルにおける成熟期 – 衰退期に属する。 

現実はそれほど簡単ではないし、毎年ビジネス環境は変わっていく。様々な制約条件があり、そう簡単には選択と集中はできないなどの問題がある。

 

SWOT分析


SWOT分析は、1920年代からハーバードビジネススクールのビジネスポリシーコースの一部として開発されてきた、ハーバードポリシーモデルの一部である。企業や個人の目標が明確である場合、SWOT分析は戦略計画ツールとして有用である。この場合、SWOTは以下のように表される。

  • 強み:目標達成に貢献する組織(個人)の特質。
  • 弱み:目標達成の障害となる組織(個人)の特質。
  • 機会:目標達成に貢献する外部の特質。
  • 脅威:目標達成の障害となる外部の特質。

的確な意思決定にはSWOTの正しい理解が必要である。意思決定者は与えられたSWOTを元に目標が達成可能であるかを判断し、達成が不可能であると判断した場合、別の目標を元に、再度SWOT分析をやり直す必要がある。達成が可能であると判断した場合、以下の質問に対する回答を考えることで、創造的な戦略につなげることができる。

  • どのように強みを活かすか?
  • どのように弱みを克服するか?
  • どのように機会を利用するか?
  • どのように脅威を取り除く、または脅威から身を守るか?

SWOT分析は、会計、営業、経営者、エンジニアなどの構成チームにより行われることが理想的である。

 

 

バスケットの種類

企業タイプ

 

設定日

2014/5/30

 

銘柄構成

バスケットは以下の5社を選択しています。

ほぼ同金額を均等に割り振っています。

 

【バスケットの構成銘柄】

銘柄コード 銘柄名
6758 ソニー(株)
6753 シャープ(株)
6752 パナソニック(株)
7974 任天堂(株)
6702 富士通(株)

上3つは金融グループでない独立系が3つと野村と三井住友を組み込んでいます。 

 

 

配当利回りの状況

 2015年3月時点での配当利回り、ROAは以下のようになっています。ソニー、シャープは無配です。

 

コード 市場 名称 配当利回り 1株配当 PBR ROE ROA 総資産経常利益率
6758 東証1部 ソニー(株) —% —円  1.35倍 -5.76% -0.87% 0.17%
6753 東証1部 シャープ(株) —% —円  1.66倍 7.23% 0.54% 2.50%
6752 東証1部 パナソニック(株) 1.20% 18.00円  1.78倍 8.57% 2.27% 3.89%
7974 東証1部 任天堂(株) 0.96% 130.00円  1.34倍 -1.98% -1.69% 0.44%
6702 東証1部 富士通(株) 1.07% 8.00円  1.88倍 7.18% 1.59% 4.59%

 

 まだまだ厳しい戦いが続いています。

 

パフォーマンス

最終更新日 2015/3/6

 

 【パフォーマンス】 設定日を100として現在の株価をインデクス化

銘柄コード 銘柄名 2015/3/6 2014/12/31 2014/9/30
6758 ソニー(株) 195.83 145.10 116.84
6753 シャープ(株) 73.23 82.46 96.00
6752 パナソニック(株) 122.79 114.53 104.70
7974 任天堂(株) 110.55 100.72 95.33
6702 富士通(株) 104.05 87.07 91.22
平均値   121.63 106.15 100.89

 

全体の平均が121.63と100万円に対して21万6300円の利益がでていますが、シャープの下落は大きく全体の足を引っ張る形になっています。

逆に選択と集中が進んだソニーは収益改善への期待は高く全体をリードしている。、 

 

【設定来の回復期待バスケットの推移】

 回復期待20150305

(図は2015年3月6日までの状況) 

 

イベント
  • 2015年03月06日経営再建中のシャープの銀行融資の返済に懸念が生じている。主要取引行であるみずほ銀行と三菱東京UFJ銀行の2行に対し、金融支援の要請に動いていることが判明。債務の一部を優先株などに振り替える「デット・エクイティ・スワップ(DES)」などの手法を採用し、1500億円規模の資本を捻出する案が出ている。(東洋経済)
  •  2015年03月07日 経営再建中のシャープが、日本政策投資銀行などが出資する企業再生ファンド「ジャパン・インダストリアル・ソリューションズ」(JIS、東京)に最大300億円規模の出資を要請したことが分かった。(読売新聞‎ )

 

 

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