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【支出】【収入】消費者物価、12月も上昇つづく。名目賃金も伸びるが、実質的にはどうなのだろう?

このところスーパーなどに買物に行っても、ものの値段が引続き上がってきていることを実感します。国民生活に密に関係する、物価と賃金について確認してみましょう。

 

まず、物価動向です。

 

全国消費者物価指数 2014年12月


総務省が発表する12月の全国消費者物価指数の動向は以下のようになっています。

  • 総合指数は2010年(平成22年)を100として103.3
    前月比は0.1%の上昇  前年同月比は2.4%の上昇
  • 生鮮食品を除く総合指数は103.2
    前月比は0.2%の下落  前年同月比は2.5%の上昇
  • 食料(酒類を除く)及びエネルギーを除く総合指数は100.8
    前月と同水準  前年同月比は2.1%の上昇

 

【 全国消費者物価指数 直近の前年同月比変化(%)】

9月 10月 11月 12月
総合 3.2 2.9 2.4 2.4
生鮮食品を除く総合 3.0 2.9 2.7 2.5
食料及びエネルギーを除く総合* 2.3 2.2 2.1 2.1

* 食料(酒類を除く)及びエネルギーを除く総合

 

12月も着実な上昇です。 総合指数の上昇に寄与した主な項目として、生鮮食品を除く食料、光熱費(電気代)、交通費(高速道路料金)、娯楽サービス(宿泊費)などがあげられます。

 

下記、月次推移をみると、2013年後半以降、着実な上昇がつづいていることがわかります。 このところの原油価格の下落などをうけ、総合、生鮮食品を除く総合指数は前年比の伸び率が鈍化していますが、食料(酒類を除く)及びエネルギーを除く総合指数はここ数か月ほぼ変わらない伸びを示しています。

 

 

Shohisha Bukka 201412

(注)総務省資料よりシミュライズまとめ

 

 

つづいて、年平均の前年に対する変化を見てみましょう。

 

【 全国消費者物価指数 年平均(前年比%)】

2011年 2012年 2013年 2014年
総合 ▲0.3 0 0.4 2.7
生鮮食品を除く総合 ▲0.3 ▲0.1 0.4 2.6
食料及びエネルギーを除く総合* ▲1.0 ▲0.6 ▲0.2 1.8

* 食料(酒類を除く)及びエネルギーを除く総合

 

それまで下落傾向だった物価指数が2014年になって上昇に転じていることが確認できます。

上昇に寄与した主な項目は次のようになります。

  • 生鮮魚介や肉類などの食料
  • 電気代・ガス代
  • 宿泊料などの教養娯楽サービス
  • 高速道路料金などの交通費
  • 傷害保険料や輸入ハンドバッグなどの雑費・身の回り用品
  • ルームエアコンなどの家庭用耐久財

 

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賃金動向 (毎月勤労統計調査) 2014年12月


次に、厚生労働省による毎月勤労統計調査による。12月の賃金動向(速報値)をみてみましょう。

  • 12月の一人当たり現金給与総額は551,878円となり、前年同月比で1.6%増と10か月連続の増加
    そのうち、一般労働者は1.7%増、パートタイム労働者は0.4%減
  • 所定内給与は241,272円と、前年同月比0.3%増と2か月ぶりの増加、所定外給与は0.5%増と21か月連続の増加
  • きまって支給する給与(定期給与)は261,719円と、前年同月比0.4%増と10か月連続の増加

 

 一方で、

  • 物価を考慮した実質的な賃金をあらわす実質賃金は、前年同月比でマイナス1.4%となっています。

 

 

【名目賃金指数と実質賃金指数の前年比変化】

Chingin Shisu 201412

(注)厚生労働省資料よりシミュライズまとめ

 

グラフでも見られるように、2014年に入って以降名目上の賃金は前年対比でのびています。一方で、物価がそれ以上に上昇していていることから、実質的な賃金は下落し、生活はより苦しくなっている状況です。

 

シミュライズでは、今後も物価、賃金の動向を追っていきます。

 

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