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【景気】消費者動向調査のアンケート結果でみる家計のヤバさ。家計を救うことがアベノミクスの最大の課題

他の調査、統計に比べるとあまりメディアで取り上げられない気がする内閣府の消費者動向調査というものがある。

  • 消費者の意識(今後の暮らし向きの見通しなど、毎月)
  • 物価の見通し(毎月)
  • 自己啓発、趣味、レジャー、サービス等の支出予定(6、9、12月及び3月)
  • 主要耐久消費財等の保有・買替え状況(3月のみ)
  • 世帯の状況(毎月)

を調査するもので、現在8,400世帯について毎月調査される。5年に一度調査対象は改定される。

 

今日は11月の消費者の意識状況を年齢別のグラフでざっくり見てみましょう。

まだアベノミクスが国民全体に行き届いてはいないようで、先行きはかなり不安が大きくなってきています。

 

暮らし向き


質問 : あなたの世帯の暮らし向きは、今後半年間に今よりも良くなると思いますか、悪くなると思いますか? 

 

 

暮らし向き201411

 

暮らし向きが悪くなる、やや悪くなるの合計で、若い世代は30%近くだが、年齢が高くなるとそれが増加し、70歳以上だと60%に近くなる。

良くなる(水色)は見えないほど少ないが、29歳以下で3.8%は良くなるといっている。これがアベノミクスの届いている人たちだろうか。

 

 

 

収入の増え方


質問 : あなたの世帯の収入の増え方は、今後半年間に今よりも大きくなると思いますか、小さくなると思いますか。

 

 

収入201411

 

 

収入の増え方が小さくなる、やや小さくなるの合計で、若い世代は23%近くだが、年齢が高くなるとそれが増加し、70歳以上だと52%に近くなる。

変わらないと答えた人の割合は暮らし向きの質問よりもやや多めになっていて、若い世代を中心に減少することはかなりすくなっている様子だ。

良くなる(水色)は見えないほど少ないが、29歳以下で3.8%は良くなるといっている。これがアベノミクスの届いている人たちだろうか。

 

  

 

雇用環境


質問 : 職の安定性、みつけやすさなどの雇用環境は、今後半年間に今よりも良くなると思いますか、悪くなると思いますか。

 

雇用環境201411

 

 

雇用環境が悪くなる、やや悪くなるの合計で、若い世代は24%近くだが、年齢が高くなるとそれが増加し、70歳以上だと36%に近くなる。

良くなる(水色)は見えないほど少ないが、29歳以下で2.8%は良くなるといっている。

雇用環境は他の質問よりもやや良くなっている。雇用環境はかなり改善してきているのだろうか。

 

 

耐久消費財の買い時


質問 : 耐久消費財の買い時としては、今後半年間に今よりも良くなると思いますか、悪くなると思いますか。

 

耐久消費財201411

 

 

かなり耐久消費財についても若い世代は比較的他の指標に比べて明るい結果である。変わらないが非常に多いが、悪くなる、やや悪くなるが小さくなっている。

携帯電話、タブレット端末等が入っていることで若い世代の買い時判断が良くなる傾向が強くなっていると思われる。

温水洗浄便座、洗髪洗面化粧台、システムキッチン、温水器、衣類乾燥機、食器洗い器、ファンヒーター、ルームエアコン、カラーテレビ(薄型液晶プラズマ)、ビデオカメラ、デジタルカメラ、DVDプレーヤー(レコーダー再生専用)、DVDプレーヤー(レコーダー再生録画兼用)、パソコン、ファクシミリ、携帯電話、乗用車(新車)、乗用車(中古車)、空気清浄器、ブルーレイ(レコーダー・プレーヤー)、タブレット型端末

 

資産価値


質問 : あなたの世帯で所有している株式・土地などの資産価値は、今後半年間に今よりも増えると思いますか、減ると思いますか。

 

資産価値201411

 

 

資産価値についてはアベノミクスの株価上昇等の影響で高齢者の資産は増加していると思われたが、高齢者ほどやや減る、減るの割合が高くなっている。

増えると答えた割合が高いのは29歳以下であり、わずか1.8%。株式、不動産の資産価値があがっている家庭はさほど多くないと思われる。

 

 

それでは全体の内容もすこし見ておこう。内閣府の

 

消費者態度指数の11月の概況


以下は 内閣府が調査結果の要点として公表している内容である。

 

  • 平成26年11月の一般世帯の消費者態度指数(季節調整値)は、10月の38.9から1.2ポイント低下して37.7となり、4か月連続で前月を下回った消費者態度指数を構成する4項目全ての意識指標が低下した
  • 消費者態度指数の動きから見た11月の消費者マインドは、弱い動きがみられる。
    (下方修正、前月:弱含んでいる。)

 

一般世帯の消費者態度指数の推移
  季節調整値 (前月差)
平成26年9月調査 39.9 (▲1.3)
10月調査 38.9 (▲1.0)
11月調査 37.7 (▲1.2)

※消費者態度指数(一般世帯、季節調整値)の過去平均(昭和57年6月~平成26年11月)は42.2。

 

物価の見通し


 

  • 平成26年11月の一般世帯の1年後の物価に関する消費者の見通しは、「上昇する」と「低下する」は上昇した一方、「変わらない」は低下した。
  • 消費者の物価予想については、「上昇する」と見込む割合が増加している。
    (前月から表現の変更はなし。)
1年後の物価の見通し(一般世帯、原数値)(単位:%)
  低下する 変わらない 上昇する 分からない
平成26年9月調査 4.0 7.0 87.0 2.0
10月調査 3.4 6.9 87.5 2.1
11月調査 3.6 5.2 88.8 2.4

※「上昇する」と見込む割合の過去平均(平成16年4月~平成26年11月)は62.1%。「低下する」と見込む割合の過去平均(同)は7.6%。

 

 

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