最新

【人生設計】【借入】究極のエコカー トヨタの「ミライ」、銀行ローンを使い買って大丈夫? 普通のサラリーマン高梨 智之

前回2013年の東京モーターショー出展の「FCVコンセプト」として話題も集め、究極のエコカーとして今年に入りますます注目度も高まっているトヨタの新しい燃料電池車。車名を「ミライ」として日本、海外ともに発売する見通しになったと先月報道されています。

 

2014年11月に車両の概要とともに発表予定で、日本では2014年12月15日にセダンタイプ発売の方向で検討に入っているとのこと。米国・欧州では2015年夏ごろに発売予定とされています。 スペック詳細はまだ不明ですが、販売価格は一台700万円程度となる予定。

 

エコに関心が高いサラリーマンのシムラー高梨 智之さん(48歳、食品製造会社勤務、年収800万円)は、この水素で走る新しい車に強く惹かれています。 政府の補助金が200万円程度で検討されているようですが、自宅の住宅ローンもかかえている高梨さん、銀行の自動車ローンを借りてこの車を購入して大丈夫でしょうか。 今回キャッシュフローのシミュレーションで確認してみましょう。

fcv_step3

 

 

燃料電池車って?


通常の車がガソリンを燃料として燃やすエンジンでタイヤを回転させて走るのに対し、燃料電池車は、燃料電池が作り出す電気を使ってモーターを回し、走るクルマです。 燃料電池とは、水素と酸素の化学反応を利用して電気をつくる発電装置。 すなわち簡単に言うと、燃料電池車は水素を燃料として走る車となります。

 

燃料となる水素は水素ステーションにて車両の高圧水素タンクに充填し、空気中の酸素を利用して電気を発生させることになります。

その燃料電池車の大きな特徴が、走行中何と水しか排出しません。 これが、 究極のエコカーと言われるゆえんです。 もちろん、車の製造、燃料の水素の製造過程では別ですが、走行時の二酸化炭素排出量はゼロとなるわけです。

 

 

トヨタ 「ミライ」のスペックは?


現時点では、「ミライ」についての詳細はまだわからず、11月の正式発表を待たないといけません。 
ただし、コンセプトカー「FCVコンセプト」のスペックは以下のようになっていますので、おおよその見当はつきます。

 

トヨタ 「FCVコンセプト」スペック

全長(mm)  4,870
全幅(mm)  1,810
全高(mm)  1,535
ホイールベース(mm) 2,780
乗車定員(人)  4
  • 70MPa  高圧水素タンク2本を、床下に配置した高効率パッケージ
  • 航続距離 700㎞ (JC08モード)
  • 家庭等への外部電源供給能力はEV(電気自動車)の4-5倍以上で、一般家庭では1週間分以上
  • 水素ステーションでの水素充填時間は約3分

 

航続距離が長いこと、水素ステーションでの水素充填時間がほぼガソリン車の給油とほぼ変わらない短時間であることが、現状の電気自動車(EV)に対しての強みとなるといえます。

 

 

水素ステーションはどうなっている?


燃料電池車が大きく普及するために重要なのが、燃料を供給する水素ステーションの整備です。政府は規制緩和や補助金によって2015年度中に100ヶ所 以上の供給ステーション設置を目指しています。 現状では、まだ大都市圏にのみ集中しているようですが、今後の拡大を見守っていきたいところです。

 

一般社団法人「次世代自動車振興センター」による、燃料電池車の普及を促進し、安定的で適切なエネルギー需要構造の構築を進める目的で、燃料の水素を供給するために必要な設備の整備費用の一部を補助する燃料電池自動車用水素供給設備 設置補助事業において、交付決定が公表されている都道府県は以下になります。

 

埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県、愛知県、滋賀県、大阪府、兵庫県、山口県、福岡県

 

 

燃料電池車 「ミライ」 の燃費は?


「ミライ」のスペック詳細はまだ公表されていませんので、正確な燃費はわからないですが、以下のように概算で考えられます。

 

「ミライ」の水素タンク圧力は70Mpaで約700気圧。タンク容量は不明ですが、過去の試作車 トヨタ FCHV-adv では156リットルだったようですので、この数値を用いると、航続距離700㎞ 走行するのに、1気圧下で約109立方メートル (700気圧×156リットル)の水素が必要と試算できます。

 

現在、水素の価格は1気圧下の1立方メートルあたり110~150円とされており、ここから求められる1㎞走るのに必要なコストは

17~23円程度 / 1km

 

通常のガソリン車の場合、10~15km / 1リットル で、ガソリン1リットル160円とすると、1㎞走るのに必要なコストは

10~16円程度 / 1km

現状の水素価格だと、ガソリン車と同等程度か少し余計に燃料コストがかかることになります。
ただし、経済産業省資源エネルギー庁では将来1気圧下の1立方メートルあたり費用 40円(現状の1/3程度)を目指すと発表していますので、今後のコストダウンが期待されます。

 

 

銀行の自動車ローンを利用して 「ミライ」 購入のシミュレーション


ここでは下記の前提をおきます。

  • 車両価格 700万円 (消費税込みで 756万円)
  • 政府補助金 200万円
  • 他のエコカー同様に 自動車重量税、取得税は免除、また自動車税も軽減
  • ラニングコストとして、燃料費月1万円、自動車税年2万円、保険料年8万円、車検費用年7万円を想定
  • 10年目に200万円の車に載り替える前提

 

シムラー高梨さんは、自己資金で、車両価格のうち頭金106万円とその他当初諸費用を拠出 (上記免税があるため10万円程度を想定)
残り、450万円を自動車ローンで借入するとする。

 

銀行の自動車ローンの例として、りそな銀行の 「りそなマイカーローン」 のうち、所定のエコカーにて金利がお得になる 「eco得プラン」の利用を想定し、下記の返済額(月次のみでボーナス返済なし)を適用する

借入金額 450万円
借入期間 7年
金利 3.975%
月々返済額 61,457円
年間返済額 737,484円

 

【シムラー高梨さんのシミュレーション結果】
ToyotaMiraiCF

 65歳の貯蓄額は1,303万円、85歳の貯蓄額は369万円

 

年齢48歳、年収(本人800万円、配偶者65万円)の高梨さんは、住宅ローンが残り2700万(20年間)あるものの、娘も既に大学に入学しており、自宅保有にて駐車場代も不要なことからランニングコストも少なくて済み、ローンを利用して十分購入することが可能なシミュレーション結果となった。

 

自動車購入に関しても、個々の状況により様々なケースが考えられ、シミュライズでは引き続きいろいろな場合をみていきたいと思います。

 

関連するシムラー


高梨 智之 (48歳、食品製造会社勤務、年収800万円)

 

高梨 智之のキャッシュフローをシミュライズコアで見てみよう!     


高梨 智之のキャッシュフロー

 

シミュライズコアでは、シムラーのシミュレーション情報からいろいろと学べると同時に、自分のデータを保存しさまざまなパターンでの自分自身のシミュレーションが行えます。 是非、触れてみてください。

 

(注) 上記推計値は現時点のシミュレーション結果によるもので、読者の皆様が実際にシミュライズコアでご覧いただく際には、パラメータ等の変化により金額が多少異なってくることも想定されますのでご注意ください。 またシミュレーション結果は各種前提の置き方により大きく異なる可能性がありますので、あくまで参考としての利用をお願いします。

▲TOPに戻る