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【支出】7月家計調査:家計はかなり傷んできている。大丈夫なのかアベノミクス

総務省統計局8月29日発表の7月の家計調査の結果はかなり暗い結果となった。

二人以上の世帯の実質の減少幅が支出(-5.9%)収入(-6.2%)と大きな減少となった。

 

 

過去の増税時との比較


 

支出は4カ月連続で前年同月を下回った。消費増税の影響の長いトンネルから脱出できないでいる。

  • 1989 年4月:消費税導入(0%→3%) 
  • 1997 年4月:消費税率引上げ(3%→5%) 
  • 2014 年4月:消費税率引上げ(5%→8%)

家計調査

7月の減少率は

  • 1997年4月の前回の消費増税時: 3.2%増
  • 1989年4月の消費税導入時: 0.2%減

よりも大きかった。

 

過去の変動を見るに、十分に減少率は大きく、無視できないレベルに来ていると思うのだが。。。総務省の発表は楽観的(のふり)である。 台風、悪天候と外出や旅行の支出が減少した影響はあるものの、それ以外にかなり消費税増税の落ち込みからの回復ができていないと思われる。

 

ただ季節調整して前月と比べると0.2%減とほぼ横ばいにとどまっているため、総務省は消費支出の基調判断を「このところ持ち直している」に17カ月連続で据え置いた。

 

 

7月家計調査ポイント


二人以上の世帯において、

支出、収入とも実質で大きなマイナスとなっている。

 

  • 消費支出は,1世帯当たり 280,293円

前年同月比 実質5.9%の減少

前月比(季節調整値) 実質0.2%の減少 名目2.0%の減少

 

消費が減退したことに大きく貢献した項目は以下のようなものであった。カッコ内は寄与度

  • 交際費 [-1.00]         主な項目:贈与金,つきあい費
  • 教養娯楽サービス [-0.66]  主な項目:国内パック旅行費,外国パック旅行費
  • 家庭用耐久財 [-0.54]    主な項目:エアコンディショナ,炊事用電気器具

 

 

  • 消費支出(除く住居等※)は,1世帯当たり 241,497円

前年同月比 実質6.3%の減少

前月比(季節調整値) 実質0.8%の減少 名目2.5%の減少

 

  • 勤労者世帯の実収入は,1世帯当たり 555,276円

前年同月比 実質6.2%の減少 名目2.4%の減少

【収入の変化2010年より】

 家計調査収入

【3月から7月の拡大図】

家計調査収入②

 

 

 

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