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【支出】GDPはほぼ予想通り大きく落ち込んだが、消費者の心境はいかに?

4月―6月期のGDP速報値は予想の範囲内落ち込み前期比年率6.8%減となった。他の景気指標等全体像を考えてみた。

エコノミストを含め、今後回復をしていくというシナリオを描いているが、不透明さは増してきていると思われる。

 

GDP4月―6月 : 想定通りだが大きな落ち込み


 

GDP時系列チャート201407

これでも甘利明経済財政・再生相は「景気は緩やかな回復基調が続いており、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動も和らぎつつある」とし、夏以降は緩やかな回復が続くとの見解をしめした。

 

 

消費者態度指数7月 : 改善している


 

  • 平成26年7月の一般世帯の消費者態度指数(季節調整値)は、6月の41.1から0.4ポイント上昇して41.5となり、3か月連続で前月を上回った。消費者態度指数を構成する4項目のうち、「暮らし向き」「収入の増え方」「雇用環境」は上昇した一方、「耐久消費財の買い時判断」は横ばいとなった。
  • 消費者態度指数の動きから見た7月の消費者マインドは、持ち直している。
    (据え置き、前月から表現の変更はなし。)

今回は特に年収別の消費者意識の差異を見てみた。年収の高い(大企業の)、あるいは資産を保有している層は良い意識を持っているものの、全体としてはまだまだ暮らし向きは良くなっていない。

 

 

消費者意識暮らし向き201407

所得別に見た暮らし向きは、低所得者ほど暮らし向きは変わらない、やや悪くなる、悪くなるといった比率が高くなる。

消費者意識収入201407

収入についても中低所得者は横ばい、減少の思いが強い。収入が現時点で大きい層ですら、それ以上大きくなると思っている人は少ない。 

消費者意識資産価値201407

資産価値もやはり年収の大きい人を中心にやや増えると思っている人はいるものの、変わらない、やや減る人の割合が多い。

消費者意識耐久201407 

耐久消費財については変わらない、やや悪くなるがもっとも多い。

 

景気動向指数6月 : 先行は上昇するもやや不透明


6月のCI(速報値・平成 22 年=100)は、先行指数:105.5、一致指数:109.4、遅行指数:116.9 となった。

 

  • 先行指数は、前月と比較して 0.7 ポイント上昇し、5か月ぶりの上昇となった。3か月後方移動平均は0.63 ポイント下降し、5か月連続の下降、7か月後方移動平均は 0.90 ポイント下降し、4か月連続の下降となった。 
  • 一致指数は、前月と比較して 1.8 ポイント下降し、2か月ぶりの下降となった。3か月後方移動平均は1.76 ポイント下降し、3か月連続の下降、7か月後方移動平均は 0.26 ポイント下降し、17 か月ぶりの下降となった。 
  • 遅行指数は、前月と比較して 0.9 ポイント下降し、3か月連続の下降となった。3か月後方移動平均は0.87 ポイント下降し、17 か月ぶりの下降、7か月後方移動平均は 0.44 ポイント上昇し、50 か月連続の上昇となった。 

景気動向指数は現状、先行とも上向きで推移してきている。この数か月は消費税のダメージでかなり不安定。

景気動向指数

先行と現行の指数が入れ替わりが見られる中、大きな差が徐々に51近辺で収束中

景気動向指数最近

景気動向指数の先行、現行スプレッド(先行-現行)はプラスであるものの、低下トレンド。

景気動向指数先行現行スプレッド  

 

 

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