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【支出】「格安スマホ」ってどうして安いの? どうやって選ぶ? -最新サービスの比較

大手携帯電話会社のスマートフォンに比べて、月次の費用が半額程度で済む「格安スマホ」が相次ぎ登場しています。これまでは、当初人気を博したイオンの例にあったように、少し古めの端末を使用した通信スピードも遅いサービスも見られましたが、この夏前くらいから参入会社が増え、高速通信サービスへの対応も広がってきてました。一般の個人にとっても、通信料節約のための選択肢として十分検討できるようになってきたといえます。

 

そこでここでは、スマートフォン本体と通信SIMサービスを一体として販売している主要 「格安スマホ」サービスの比較を行っていきたいと思います。

 

 

「格安スマホ」って何? はどうして安いの?


「格安スマホ」は、一般に、台湾や中国等のメーカー製の割安なスマホ端末などに絞り、通信回線の安いMVNOサービスを用いることにより、通常より安価なサービスが提供されています。大手携帯電話会社のサービスと比べると一般に以下のような特徴がありますので、自分自身の利用状況やニーズに応じて、確認、納得した上での利用が求められます。

 

① 最新の高速通信に対応していない端末・サービスや、世の最新機種に比べると性能の劣る端末が用いられている場合もあります。 

一定の利用量までは高速通信が可能で、月間利用が一定量に達すると速度制限がかかるサービスが通常です。制限のかかる利用量も大手携帯会社の月7GB等に比べるとはるかに少なくなっています。一方で、一般的には一部のスマホ・ヘビーユーザー以外は月々それほどの量を利用しないともいえ、自身の利用量を把握した上でうまく節約するポイントとなります。 

電話回線を経由する音声通話がついていないサービスもあります。その場合、IP電話などを利用することになり、090や080で始まる番号を引き継ぐことはできません。自身にあった使い方の確認が必要です。

 

なお、MVNOとは、仮想移動体サービス業者と訳され、携帯電話・スマホ等に利用する無線通信のインフラを他社から借りることによりサービスを提供する事業者を指します。具体的に国内では、NTTドコモの3G 回線やLTE回線を借り受け、独自のサービスを付加することによりデータ通信や、場合により音声通話のサービスを提供しています。

 

 

「格安スマホ」サービスの比較


大手の携帯電話会社のスマホ契約の代替として用いることも念頭に置きながら、また上記を踏まえ、ここでは現時点で詳細がつかめる「格安スマホ」主要各社のサービスのうち、以下基準のものを比較します。

  • スマホ端末とSIMサービスを一体として提供しているもの (設定等を含めて初心者にもハードルが低い)
  • 原則、音声通話付のサービス (IP電話等を利用するにしても、現状の携帯番号を引き継ぎたい)
  • 相応の回線スピードのあるサービス (動画を見まくるわけではないが、相応のスピードで楽しみたい)
  • 提供会社が複数端末を提供している場合には、一定程度の性能・機能をもつ端末 (格安スマホでも、ものすごく見劣りするものは避けたい)

 

販売会社 端末 LTE対応 SIM名称 高速通信
限度
下り最大速度
(制限時速度)
月間費用(円) 三年目以降月額費用(円) 備考
ビック
カメラ
Hauwei
Ascend G6 
対応 BIC SIM 1GBまで 150Mbps(200Kbps) 3034 1728
ヨドバシ
Hauwei
Ascend G6 
対応 b-mobile 1GBまで 150Mbps(200Kbps) 3578 2051 複数端末提供
ノジマ Hauwei
Ascend G6 
対応 ELSONIC
SIM
1GBまで 150Mbps(200Kbps) 3352 2052
エディオン Hauwei
Ascend G6 
対応 OCNモバイル
ONE
1GBまで 150Mbps(200Kbps) 2650 1350 音声通話無(IP電話利用)
U-NEXT Hauwei
Ascend G6 
対応 U-MOBILE 1GBまで 150Mbps(128Kbps) 3047 1706
イオン geanee
(FXC-5A)
非対応 BIGLOBE 1GBまで 14Mbps(128Kbps) 2138 1458
PCデポ コヴィア
CP-F03a
非対応 U-MOBILE 3GBまで 14Mbps(128Kbps) 2689 9/1~販売開始
フリー
ビット
freebit
PandA
非対応 freebit
mobile
無制限 250-300Kbps 別途、高速チケットあり(250円/100MB) 3189 2109 音声通話申込時

(注1)月額費用は、端末を2年間分割購入した場合の端末・通信料の月額費用。別途ユニバーサルサービス料や音声通話料がかかります。
(注2)初回のみ端末分割料金が少し高いケースもあり。また、3000~5000円程度のSIMパッケージ費用等、初回費用を要する場合もあります。
 

 

続いて、上記サービスにおける、各社の端末についてまとめています。

ビックカメラ・ヨドバシ・ノジマ・エディオン・U-NEXT イオン PCデポ フリービット
端末名 Huawei Ascend G6 geanee(FXC-5A) コヴィア CP-F03a freebit PandA
高さ×幅×厚さ(mm) 131.2×65.3×7.85 144.2×71.7×8.5 131.2×66.5×9.9 151×77.5×9.5
重さ 115g 133g 140g 189g
ディスプレイ 4.5inch TFTパネル 5.0inch  4.5inch 5.5inch
960×540 pixel 960×540 pixel 960×540 pixel 960×540 pixel
カメラ 800万画素 500万画素 500万画素 800万画素 
CPU 1.2GHz クアッドコア 1.3GHz クアッドコア 1.3GHz クアッドコア 1.3GHz クアッドコア
メモリ 1GBメモリ 512MBメモリ 512MBメモリ 1GBメモリ
バッテリ 2000mAh 2000mAh 1800mAh 2500mAh
OS Android 4.3 Android 4.4 Android 4.4 Android 4.2.2

 

 

一般に、動画をかなり見たり、仕事上でテザリング機能でPC作業に多く用いるなどの場合には、月間1GBでは足りなくなるケースが想定されます。その場合には、必要に応じて高速で利用できる使用量を増やすプランに切り替えることが必要となるでしょう。 そうでない場合には、月間1GBで十分なケースも多く、上記でみるとおり、大手携帯電話会社のサービス利用時に比べかなりの通信費節約が可能となります。

 

上記スペックを見ると、いずれの端末も世の最新機種からは見劣りするものの、通常使用においては問題なさそうに思えます。 サービス、費用、端末スペックを総合的にみると、個々人の使用パターンにもよりますが、LTE対応で、音声通話も使え、かつ費用も割安なビックカメラ、或は、U-NEXTのサービスが、大手携帯電話会社の代替サービスとしてはバランスが良いように感じます。 初めてのスマホとしてガラケーから乗り換えの場合には、スピードが落ちるものの割安なイオンPCデポが候補となるかもしれません。

 

 なお、スマホ上級者の方は、ここで取り上げた端末とSIMのセットではなく、端末のみを安く調達し、自身の使い方にマッチしたSIMカードを別途購入することで、更にお得にスマホ活用ができるかもしれません。

 

今後も更に「格安スマホ」サービス競争が激しさを増すことが想定されます。シミュライズでは引き続き動向を追っていきます。
なお、実際のご契約にあたっては、ご自身で、機能・仕様・契約条件・等をご確認の上、進めて下さいますようお願いいたします。

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