最新

【収入】生涯給与ランキング2014 倉庫・運輸関連 -東京汽船トップ、郵船ロジスティクス伸びる

上場企業の2014年3月末の決算情報を用いた、主要業種の生涯給与ランキング・アップデート。今回は、緩やか景気回復傾向が続くものの、物流合理化の影響や業界内競争の激化などから今だ厳しめの経営環境の続く企業の多い倉庫・運輸関連業界です。

 

今回は、上位15社の生涯給与ランキング、各社業績情報アップデート、更に、財務データからみえる将来の給与動向を展望してみたいと思います。

 

2014生涯給与ランキング — 倉庫・運輸関連

順位 銘柄
コード
  会社名  生涯給与
 (億円)
前年変化  40歳給与
 (万円)
平均
年齢 
平均給与
 (万円)
1 9193 東京汽船 3.55 967 38.1 917
2 9375 近鉄エクスプレス 2.91 4.4% 793 39.1 773
3 9303 住友倉庫 2.90 5.4% 788 37.2 729
4 9301 三菱倉庫 2.79 -1.9% 759 40.4 767
5 9324 安田倉庫 2.77 3.9% 753 39.0 733
6 9308 イヌイ倉庫 2.73 -3.9% 744 41.5 776
7 9302 三井倉庫 2.72 5.7% 741 38.2 705
8 9358 宇徳 2.71 1.0% 739 42.0 781
9 9370 郵船ロジスティクス 2.70 8.9% 736 36.9 675
10 9359 伊勢湾海運 2.54 -2.0% 717 40.3 718
11 9310 日本トランスシティ 2.49 3.1% 678 38.8 656
12 9066 日新 2.42 6.3% 658 37.2 609
13 9306 東陽倉庫 2.32 5.4% 632 38.8 611
14 9313 丸八倉庫 2.28 0.0% 622 47.3 729
15 9304 澁澤倉庫 2.27 0.0% 619 41.2 640

(注1) 生涯給与、40歳給与は、各社の有価証券届出書データを用い、シミュライズ給与カーブモデルによる推計値
(注2) 平均年齢、平均年収は企業による公表値
(注3) 前年変化は、生涯給与の前年度推計値からの変化
(注4) 業種の分類は東証分類によるものの一部弊社独自の分類を加味。なお、平均給与を公表していない企業、従業員数が少ない企業等を除く

 

 

2位以下を大きく離してのランキングトップは、東京湾全域で曳き船ビジネスを展開する東京汽船(株)。2位、3位にはともに生涯給与を昨年比1000万円強伸ばした(株)近鉄エクスプレス(株)住友倉庫が入りました。一方で大幅な減益となったイヌイ倉庫(株)は6位に順位を下げています。

 

 また、売上高で見て業界最大手の郵船ロジスティクス(株)は、大幅な増収増益をベースに生涯給与を2000万円以上伸ばし9位にランクアップしています。

 

ランキング各社の業績まとめ (連結ベース)

銘柄
コード
会社名 売上高
(億円)
前年
変化
経常利益
(億円)
前年
変化
ROE
9193 東京汽船 127 -0.2% 10 10.7% 4.4%
9375 近鉄エクスプレス 2,815 13.5% 153 7.5% 8.7%
9303 住友倉庫 1,649 5.4% 111 -0.2% 4.2%
9301 三菱倉庫 1,982 3.1% 141 -2.8% 3.6%
9324 安田倉庫 352 1.2% 25 -4.7% 2.5%
9308 イヌイ倉庫 74 1.5% 3 -62.1% 0.9%
9302 三井倉庫 1,615 9.0% 38 1.6% 7.2%
9358 宇徳 436 -4.2% 30 8.3% 11.1%
9370 郵船ロジスティクス 4,060 19.8% 49 80.1% 1.9%
9359 伊勢湾海運 415 2.4% 19 -11.7% 3.3%
9310 日本トランスシティ 886 4.6% 44 10.9% 6.1%
9066 日新 1,937 10.5% 47 31.6% 5.8%
9306 東陽倉庫 224 9.1% 8 51.8% 3.7%
9313 丸八倉庫 49 -0.8% 7 5.0% 5.7%
9304 澁澤倉庫 547 2.4% 24 -3.7% 3.6%

 (注1) 連結ベース。有価証券報告書等を基にシミュライズ作成

 

続いて、企業の直近年度の財務情報を用いて今後の給与動向を探れるよう、いくつかの財務データを見ていきたいと思います。ここで取り上げる指標は以下になります。

 

① 配当性向 当期純利益に対して配当金支払額の占める割合。 利益をどれだけ株主に配当しているかを示す
② ROE 当期純利益を純資産合計で割った指数。投下資本に対して企業の稼ぐ力を示す総合的な指数といえる
③ 経常利益(従業員一人当たり) 経常利益を従業員数で割った数値
④ 純資産額(従業員一人当たり) 純資産額を従業員数で割った数値
⑤ 現金等(従業員一人当たり) 現預金(同等物も含む)を従業員数で割った数値

 

ランキング各社の配当性向・ROE・従業員一人当り財務データまとめ (平均給与公表企業単独決算ベース)

銘柄
コード
会社名 配当性向 ROE 経常利益
(一人当たり)
純資産額
(一人当たり)
現金等
(一人当たり)
9193 東京汽船 33.3% 4.1% 3.7 66.2 26.2
9375 近鉄エクスプレス 24.2% 11.7% 6.9 47.9 9.4
9303 住友倉庫 41.1% 4.2% 12.1 184.1 27.2
9301 三菱倉庫 27.0% 3.6% 13.0 258.4 19.3
9324 安田倉庫 35.2% 2.3% 5.1 168.6 6.2
9308 イヌイ倉庫 90.0% 1.9% 7.4 299.0 23.7
9302 三井倉庫 30.6% 7.4% 1.8 65.7 3.4
9358 宇徳 20.3% 10.1% 6.9 46.7 5.5
9370 郵船ロジスティクス 94.6% 3.1% 0.8 20.8 4.0
9359 伊勢湾海運 65.1% 3.3% 2.0 34.9 4.1
9310 日本トランスシティ 0.0% -0.3% 4.5 49.7 15.9
9066 日新 112.6% 2.0% 0.9 20.2 2.8
9306 東陽倉庫 61.0% 3.2% 1.9 51.5 5.1
9313 丸八倉庫 31.1% 5.6% 14.2 156.0 0.1
9304 澁澤倉庫 46.1% 3.5% 4.6 71.0 4.4

(注)金額は百万円

 

ROEは企業の総合的な稼ぐ力、 配当性向は企業の株主への利益還元姿勢を示します。 ROEが一定水準以上あり配当性向の高い企業は、今後も収益を稼ぎながら従業員への還元も続けて行く可能性が相応に高いと考えられます。 上記表より、ROEが一定水準であり、配当性向が相応に高い企業として、(株)近鉄エクスプレスや、(株)宇徳があげられます。

 

これらの企業の、従業員一人当たりでみた経常利益や純資産額をみると、業界内の平均的な水準となっており、比較的効率的な経営を続けていると想定されます。また、従業員一人当たりの現金額も業界内平均程度であり、今後の給与伸びの余地が他社対比あるのではないかと考えられます。

 

シミュライズでは引続き、企業の給与動向を見ていきたいと思います。

 

<ご注意>
当サイトにおけるコンテンツ情報は、各種情報元より取得したデータの集計・加工等を行い掲載しており、推計値や推測等も多く含んでいます。あくまで参考としてのご利用にとどめてくださいますようお願いします。また重要な判断の際には、必ずご自身で情報元をご確認ください。情報に関しましては精査をしておりますが、当社は、その正確性や最新性について保証しません。当社が提供するコンテンツ情報に関連して利用者に発生したいかなる損害について、当社は一切の責任を負わないものとします。

 

関連記事


生涯給与ランキング2014 電気機器 - キーエンス盤石のトップ、ヒロセ電機伸びる

生涯給与2014アップデート 総合商社 - 伊藤忠商事がトップ奪取、丸紅、豊田通商も大きく伸びる

生涯給与2014アップデート 放送業 - テレビ朝日、大幅躍進!

生涯給与ランキング2014 不動産業 - 三菱地所トップ堅持、ヒューリック伸びる

 

▲TOPに戻る