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【支出】原油価格が高騰しているけど、私たちの生活への影響ってどうなの?-電気料金、ガス料金

原油価格の高騰が続いています。 その影響で国内ガソリン価格が大きく上昇してきていることについては、これまでもお伝えしてきました。 では、ガソリン以外の価格にはどのような影響があるのでしょうか? シミュライズでは、原油価格の変動が、ガソリン以外の生活関連品の価格へ与える影響について調べてみました。

 

原油価格とガソリン価格との関係については →こちら

 

影響がありそうなものとしてすぐに思いつくものに、電気料金、ガス料金、プラスチック・シャンプーなど石油を原材料とする製品、燃料として用いる魚介類価格、運輸関連、などがあります。
まず今回は、特に生活に密接に絡む、電気料金・ガス料金について見てみたいと思います。

 

下記は、2002年以降の原油価格とガス料金、プロパンガス料金の推移を比べたものです。WTIvsGas

(注1)原油価格はWTIスポット価格(ドル/バレル)
(注2)ガス料金は統計局、小売物価統計調査(動向編)調査結果より、一般家庭用で1465.12MJの東京都における一カ月当たり料金を指数化(2003年1月=100)したもの
(注3)プロパンガス料金は統計局、小売物価統計調査(動向編)調査結果より、東京都における基本料金及び10㎥(従量料金)を使用した料金を指数化(2005年1月=100)したもの

 

原油価格は2000年以降ゆるやかな上昇を続けた後、2007年~2008年半ばにかけて急激に上昇しました。その後2009年にかけて一旦急落した後、振幅を繰り返しながらまた上昇トレンドが続いています。 ガス料金を見ると、原油価格の変動から半年程度遅れながら、ほぼ同じような動きを続けてきたことが見てとれます。 プロパンガスについてもほぼ同じようなトレンドであることがわかります。

 

ガスの主原料は液化天然ガス(LNG)などですが、これらは原油価格の変動に少し遅れながらほぼ連動して価格が決まります。従って、原油価格の上昇は、ガス会社にとって原料費の増加要因となります。更に、ガス会社には原料費の変動をガス料金に反映する仕組みがあることから、上記でみたように、原油価格の変動にほぼ連動するようなガス料金の変化につながります。

 

 

次に、電気料金について見てみましょう。
下記は、使用量に応じた単位あたり(kWhあたり)の電気料金の価格推移を原油価格と比べたものです。
WTI vs Electricity Price1406

(注1)原油価格はWTIスポット価格(ドル/バレル)
(注2)電気料金は統計局、小売物価統計調査(動向編)調査結果より東京都区部データ、従量電灯・電力量料金(それぞれkWhあたり)を指数化(2003年1月=100)したもの

 

ここでも、特に2008年以降、原油価格の上昇に応じて電気料金の値上げが続いてきたことが見て取れます。

電気についても、火力発電設備において石油、LNG、および石炭が燃料として用いられており、また、電力会社にはこの燃料価格の上昇を電気料金に転嫁する仕組みがあります。従って、ガス料金と同様、原油価格の上昇が私たちの電気料金の上昇につながることになります。

 

こうして見てみると、原油価格の上昇が、ガス料金や電気料金に与える影響の大きさに驚かされます。シミュライズでは、私たちの水道光熱費にダイレクトに大きな影響を与えるこれらの動向につて、今後も注視していきたいと思います。

 

 

 

 

 

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