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【支出】ガソリン価格の動向を先物で占う。そろそろ価格上昇は一息つくか。

商品先物というとあまり馴染みがない、危険な感じがする、自分とは関係ない、といった意見が聞かれますが、先物市場のうまい使い方をシミュライズでは検討していきたいと思います。

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ガソリン先物とは?


まず商品先物とはなんでしょうか?TOCOMのホームページによると、

 

  • 商品先物取引とは、将来の一定期日一定の商品を売る又は買うことを約束して、その価格を現時点で決める取引です。
  • 商品先物取引の機能は、主に
    • (1)商品の価格変動リスクヘッジの場
    • (2)公正な価格形成の場
    • (3)資金運用手段の場の提供

 

要するに将来時点の価格を占うのに使える市場であるということである。例えばガソリンのケースを考える。

TOCOMの現在の取引の画面を見ると、以下の図2のようになっている。今日は2014年9月限(9月にガソリンを受け渡しをする取引)を見てみる。現在値は84,840円で取引されている。単位は(1キロリットルあたり)となっている。

 

どんなガソリンを売り買いするかというと定義があります。

(1) 標準品と同格の品質基準(日本工業規格のK2202の2号)を満たした、国内精製ガソリン又は輸入通関後の輸入ガソリン
(2) ガソリン税の扱い:先物市場における取引はガソリン税抜きとするが、受渡代金にはガソリン税を付加する

 

基本的にレギュラーガソリンを、税金抜き(ガソリン税、消費税)で取引する価格となっている。

 

この価格はキロリットルなので、1リットル単位に直すため1000で割ると、2014/9月物は現在値が84,840円なので、84.84円になります。

 

現在の店頭価格のガソリン代が167円であると、2倍近い差がありますね。

 

それは税金揮発油税及び地方揮発油税)輸送費、スタンド、石油元請け会社等の利益がのり、2倍近い金額になっています。

ガソリンの税金については国税局のページ→こちらを参照 揮発油税等の概要(国税)

 

図1 : ガソリン税1リットルあたりの税金(単位円/リットル)

揮発油税 地方揮発油税 合計額
本則税率 24.3 4.4 28.7
特例税率 24.3 0.8 25.1
税率 48.6 5.2 53.8

これにさらに消費税8%(将来10%)がかかるので、2重課税といわれています。

しかし仕入れ価格がこのような水準であり、その変動の様子を見ることで、今後の店頭のガソリン価格がどのようになるかを占うことができます。

 

現在の取引 (17:00 – 15:30) 2014年06月26日 21時00分 現在

図2:TOCOMの価格画面 こちらから

限月 前日帳入値段 始値 高値 安値 現在値 前日比 出来高
2014/08 86,130 86,190 86,190 85,910 85,970 -160 28
2014/09 84,900 84,790 84,850 84,790 84,840 -60 13
2014/10 83,090 83,130 83,130 82,880 82,930 -160 15
2014/11 81,790 81,730 81,790 81,500 81,500 -290 47
2014/12 80,980 80,960 81,030 80,680 80,690 -290 706
2015/01 80,380 80,320 80,420 80,020 80,060 -320 1,098

 

 

2014年9月物の動きと店頭価格の動き比較


2014/9月物価格推移を見ると、上昇トレンドが見られるが、この数日はややピークを越え、下落傾向になってきている。

 

ガソリン先物価格推移

ガソリンの店頭価格の推移を見てみよう。下図は資源エネルギー庁発表の週次価格である。(6/23)

 

レギュラー店頭価格は上昇を続けており、9週連続で上昇となっている。下降の兆しは見えていない。

 

しかし先物価格の推移を見ると、そろそろ一旦下落するチャンスがあるのではないかと思われる。

ガソリン価格推移1Y

 

 

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